ねこのひとりごと

猫をこよなく愛する人の徒然日記。
猫に飼われてんだか、猫を飼ってるんだかの、猫3匹+人間2人のドタバタな毎日を更新中。

飼い主の受難(;´Д`)

2022年10月09日 | 飼い主

こんにちは

いつも遊びに来てくださって、誠に有難うございます。
ゆるりと楽しんで行ってもらえれば幸いです

さて、今日のお話はカノン君から離れて、飼い主に降りかかった災難のお話です
とてもとても長いお話です。
今日の写真はサムネイルにしていますが、ケガの写真とお話なので、
苦手な人はココでそっとブログを閉じてください
いや、ホントちょっと酷いケガをしたのです。
ケガって言うか・・・ケガでいいのかな・・・
サムネイルはクリックすると大きな写真が表示されます(見たい人いないと思うけど)
飼い主の備忘録を兼ねて、記事にしてます。

9月も後半に差し掛かった土曜日。
午前中は仕事の用事も兼ねてカインズまで買い物に行って来ました。
午後からはビデオでも見ながら編み編みするか、溜まった疲れを取るべく、ニャゴら~とお昼寝するか・・・
なんて思いつつ、猫部屋でゴロゴロしていました。
この日はとてもお天気が良く、程よい風が吹き、爽やかな1日だったので、
夏の間エアコンを使うためにほぼ部屋を閉め切りにしていたこともあり、
換気をしようと窓をほんの少しだけ開けていました。
ホントに僅か5センチ足らず。
窓から入る心地よい風を感じながら、ゴロゴロしていたら、
窓のほうからウーウーと低く響く唸り声が聞こえ始めたので、窓に近寄ってみると、
僅か5センチの隙間から外猫のシマチビとリンちゃんが網戸越しに対峙して威嚇合戦を始めていました。
あぁ、こりゃマズい・・・と思った直後、リンちゃんが僅かに開いた窓に向かって突進し、
スゴ興奮状態でなりながら鼻先で窓をどんどん開けて行きます。
開けると言っても、脱走防止のためにサッシにロックを掛けているので、全開まで開いたとしても、
ムーさんやリンちゃんの頭が通らない程度の幅なので、たいして開かないのですが・・・。
そういう意味で限界まで開いた窓越しに、これまで見たことがないほどに興奮し、
いわゆる猫のケンカで耳にする威嚇と唸り声と雄叫びのような鳴き声を発しているリンちゃん。
もちろんシマチビも同様に威嚇しまくってきてました。
その様子に、これはちょっとホントにマズいな・・・と思って、窓を閉め、
窓だけだと全面ガラスの為、シマチビの姿が見えてしまい興奮状態が治まらないので、
寒さ対策の為の内窓も閉めました。
内窓は下半分がすりガラスなので、お互いに姿が見えなくなるので、これで大丈夫かなと思った瞬間・・・。
足に激痛と言うか、激しい衝撃が走りました。
一瞬の間を置き、次に出た言葉は、痛~っっ!!でした。
そして、足元を見ると、リンちゃんが飼い主の足に食らい付いていました・・・
それからどのくらい噛みつかれていたのか、あまりの衝撃的な出来事に記憶がありませんが、
リンちゃんが足から口を離した直後に足を見てみると、黒い靴下がじわじわと水気を帯びてきているのが分かりました。
余りの衝撃と痛み、そして水分を含む靴下を見て、ようやく、ガチで噛まれたのだと理解しました。
靴下が吸い取る水分=血だよね・・・と気付き、どんどん靴下が水っぽくなっていくので、
傷がどんな状態か、靴下を捲って確認したら・・・絶句。
足の甲に穴が開いて、そこから血がとめどなく湧き出てました
小指の横からもどくどくと血が出ています。
そんな出血状態なので、部屋に血が落ちてしまって絶望的な気持ちになりつつ、
猫さんに噛まれたら、とにかく流水を掛けながら傷口を押して血と一緒に雑菌を出すのが鉄則なので、
何とか血が落ちないようにそっと部屋を出て、お風呂場に向かい、ひたすら水を掛けて血を絞り出す事15分。
さすがに出血も止まってるだろうと水を止めたら、途端に湧き出てくる血。
さらに10分ほど水を掛けて血を絞り出しましたが、やはり出血は止まらず。
もしかして血管逝ってるかと思いながら、タオルをグルグル巻きで力の限り締め上げて止血し、
とりあえず病院へ行かねば・・・と思ったのですが、この日は土曜日・・・
しかも午後。
どの病院も午後は休診の為、すぐに診てもらうのは無理。
例えあったとしても、飼い主の運転レベルと土地勘のなさでは、簡単にどこへでも行けるわけもなく。
さらに相方は仕事で不在。
市の休日当番医を調べるも『休日』当番なので、土曜の午後の診療は対象外。
救急車を呼ぶのも『たかが猫に噛まれたくらいで・・・』的反応をされたら・・・と思うと、呼ぶのが躊躇われ、
タクシーで行ったら、帰りがまた困るよね・・・と悶々としながら、激しい痛みに耐えて病院検索をする飼い主。
このエリアの人々は土曜日の午後に体調が悪くなったりケガしたりしたらどうするのかしら・・・とか、
救急車を躊躇なく呼ぶのかしら・・・とか思ったりした時にふと閃きました。
もしかして、救急搬送先になる大きな病院なら救急外来とかあるんじゃと。
と言う事で、まずは総合病院でほぼ日本全国に展開されている日赤のHPを検索したら、
あるじゃないですか救急外来の案内が
で、早速、救急外来に電話をかけて、猫にガチでガッツリ噛まれた事、穴が開いて血が噴き出していることを伝え、
『診てもらう事はできますか』と聞くと、『確認しますので、少々お待ちください』と言われ、しばしの保留。
保留が解除されて最初の一言は『今からすぐ来てください』でした。
それを聞いて飼い主も『有難うございますこれからすぐに向かいます』と言って、腹を括りました。
そう、出血が止まらない状況でしたが、自力で運転して行ったのは一度しかない日赤まで行く事に決めたのでした。
最初の日赤はPCR検査を受けに行った時で、その時も解熱剤を飲んでいても熱っぽい状況で、
ヒヤヒヤしながらスマホのナビを頼りに行ったという・・・
PCRの時も今回も皮肉なことに相方は仕事で不在のため、否が応でも自力で何とかするしかない状況でした。
ホントに運がないわ・・・
自力で行くと決めたところで、タオルで縛り上げて止血していたのを、靴を履くために、
タオルを切って包帯状にして、出血している傷にマキロンをジャバジャバかけた上で、
包帯状のタオルを力いっぱいグルグル巻きあげて、靴下をはいて固定し、ベルクロのスニーカーがあったので、
足先をしっかり入れて、タオル同様に力いっぱいストラップを引っ張って固定しました。
さすがに踵まで入れるのは厳しかったので、踵はお行儀悪く踏みつぶしたままでしたが(苦笑)

出血しすぎて気を失わない事と、焦って事故を起こさない事に集中して運転する事20分。
日赤に到着して救急外来の受付を済ませて、待合スペースで待っていると、
看護師さんがやって来て傷の確認をしてくれました。
幸いにして出血は止まっていましたが、止血に使ったタオルは血まみれでした
看護師さんも傷を見て『わぁ・・・酷いね・・・(絶句)』と言い、
『足を下におろしてると痛みが酷いと思うから、(ソファーに)足を上げてて良いよ』と言ってくれ、
お言葉に甘えて、ソファーに足を投げ出すように座ると、幾分か痛みがラクになりました。
しばらく待っていると名前を呼ばれたので、処置室に入り、ドクターに傷を見せると、
ドクターも『あぁ~・・・コレは酷いね~・・・』と言い(笑)、その後、
『噛まれた後、どうしました?何もしてない?』と聞かれたので、
流水で血を洗い流しつつ、雑菌を出すようにしたことを話すと、
『あ、ちゃんと傷の洗浄はしたんだね。それは正解』と言われました。
それから、消毒をしっかりしないと危ないからと言われ、ぬるま湯を掛けながら細~い綿棒を
噛まれてできた穴と裂けた小指の裂傷に入れてグリグリ洗浄されたのですが、
噛まれた痛みの方が勝ってはいたものの、さすがに正気で傷に綿棒グリグリも痛くて、
『いたたたたた・・・』と声を上げたら、『やっぱり痛いか~・・・そうだよね・・・』と一言。
痛いに決まっとるだろうが~と、思わずツッコみたくなるのをグッとこらえ、
『ちょっと・・・さすがに痛いですね・・・』と答えたら、『麻酔を打った方が良いね』と言われ、
傷そのものに4ヶ所、麻酔を打たれました。
これがまた痛いわけですが、麻酔なしで消毒をする事を考えれば、一瞬なのでね。
麻酔を打った後、本格的に綿棒で洗浄をしてもらい、
腱や神経が切れてないか確認しておきましょうとの事で、CTまで撮ってくれました
結果としては、腱や神経が切れている所見はないから大丈夫だと思いますとの事で、
抗生物質を処方され、週明けの月曜日に改めて整形外科を受診するようにと予約を取ってくれました。
最後に接種したつもりでしてなかった破傷風の3回目の接種をして診察終了。
帰りの会計待ちの時も、看護師さんが足を上げてて良いよと言ってくれたので、
お言葉に甘えて足を投げ出して待っていたのですが、ふと、お風呂の事が気になって聞いてみると、
石けんで洗うのは当然NG。石けんやシャンプーを洗い流す水もかからないようにして、清潔は保つように、との説明。
なかなか難しい事を仰る・・・。
で、いろいろ考えた結果、お風呂から出る直前までビニールを掛けておいて、
出る直前で足先だけぬるま湯で洗うと方法を取りました

月曜日に改めて整形外科を受診したところ、洗浄・消毒と適切な処置がされてあり、
CT撮影をした記載を見て、指が動くか確認され、動かせることも確認して、大丈夫そうですねと言われました。
そして、抗生物質が1種類追加され、抗生物質2種類と痛み止め、整腸剤の4種類の薬が出されました
高齢者並みの薬の量に、職場のヒトも『利用者さんの預かり薬かと思った~』と笑われましたよ(爆)
昔シオンさんに手を噛まれた時は、イソジン付きの消毒用綿棒を出されたのですが、
不思議なことに今回は消毒関係は一切処方されず。
思い切って消毒について確認してみましたよ。
『消毒はゲンタシン塗ってるんですが、それで大丈夫ですか?』と。
すると、『あ、ゲンタシン持ってるならそれで大丈夫です』と返答が。
なので、ずっと手持ちのゲンタシンを塗って、ガーゼを掛けてテーピングで固定してます。

先週の火曜日に再診に行き、抗生物質2種類、痛み止め、整腸剤がさらに1週間追加になるも、経過は順調だそうです。
この土曜日で事故(笑)から2週間ほど経ちましたが、甲の部分の穴は塞がってきて、余程の強い力が加わらない限り、痛みもなくなりました
が、小指は足の力が地面に向かってタテに働くのに対して、横に1cm強の裂傷の為、
立ったり歩いたりする動作で、小指のキズだけがまだ完全に塞がらずにいて浸出液が出てる状況です
もともとの体質的に酷い傷は治りが悪いのも関係してるかも

噛まれた初日は噛み傷と裂傷だけだったのに、日を追うごとに指先のほうが変色してきて、
まるで激しく打撲でもしたかのような状態になり、若干、自分の足に自分でドン引き(苦笑)
そして、しっかり洗浄、消毒をして、抗生物質を1日3回飲み続けても、最初の1週間は足首から先が多少腫れました。
猫さんにガチで噛まれるって、やっぱり怖いな~と改めて思いました。

以下、経過写真です
お見苦しい写真ですが、ご勘弁を

当日


2日後






3日後


4日後




5日後


6日後




7日後




8日後






9日後




10日後




8日目くらいからやっと足の変色も目立たなくなってきました。
親友には毎日写真を送ってましたが、前半は足の色を見て『ゾンビになりそうな色・・・』と言われました(爆)

猫さんにガチで噛まれたら、まずは流水をじゃんじゃんかけて血を洗い流しつつ、
傷口を絞って雑菌を少しでも体外へ出す処置をして、
噛んだ猫さんが、外猫さん、飼い猫さんに関わらず、すぐに病院へ。
診療科目は外科、もしくは整形外科がベストです。
町医者の内科でも外科的処置ができるドクターもいるので、かかりつけ医があるなら確認した上で受診を。
ドクターの判断により、破傷風のワクチンの接種をされる場合があります。
飼い主はシオンさんに手を噛まれた時に、内科で外科的処置の出来るドクターのいる町医者で診てもらい、
破傷風のワクチンをしておいた方が良いとの判断で2回まで接種しました。
こちらへの引っ越しのドタバタで3回目を摂取したつもりで忘れてましたが、
破傷風のワクチンは3回接種が基本となるようです。
因果関係はないとの事ですが、猫に噛まれてそのまま放置して、翌日腫れ上がって慌てて病院に行ったけど、
何の因果か残念なコトにお亡くなりになった飲食店の店主さんがいましたが、猫にガチで噛まれるのは本当に危険です。
死ぬほどではないかもしれませんが、正しい対処をしないと、治るまでに時間がかかります。
お口の中の雑菌は、飼い猫だから大丈夫って言う事もないので、軽視しないでくださいね。
世の中、飼い猫さんだから大丈夫じゃないの~と思いがちなヒトが意外といらっしゃるのと、
実際に飼い主と同じ目に遭った場合の対処法を知らないヒトも案外といらっしゃることにちょっと驚いてます。



大変申し訳ありませんが、おまとめコメレスはお休みさせて頂きます
申し訳ありません

お詫び

仕事が立て込んでしまった時は、ポチ逃げ、読み逃げでの ご訪問となる場合もございます
その際は申し訳ありませんが、ご了承頂けましたら幸いです



いつも温かいコメントを頂き、有難うございます
いつも遊びに来てくださって、有難うございます
楽しいコメント、お気遣いなどなど、とても嬉しく思っています
ただ今、コメントのお返事はお休みさせて頂いており、
お仕事の都合によっては、応援読み&ポチでのご訪問になることもございますが、
初めましての方もお気軽にコメントを入れて頂けましたら、
飼い主、小躍りして喜びます
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5 コメント

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Unknown (柚子)
2022-10-10 21:41:59
痛そうですね・・・
何はともあれ、まちゃこさんが応急処置をご存じでよかった~(;^ω^)
いや、それにしても痛そう!
私も酷く嚙まれて流血した時がありましたが、(しかも相手は外猫ちゃん)、流水で洗ってゲンタシン塗って凌ぎました(;'∀')
ぱんぱんに腫れちゃう人も多いそう・・・侮っちゃいけませんよね(;´Д`)
ともかくしっかり治るまでお大事にしてくださいね~
返信する
Unknown (non☆(@'ω'@)たん)
2022-10-11 11:43:33
(`艸´;)これはかなり痛々しいですね・・・
青あざまで出来ちゃうなんて。(`;ω;´)
ウチ、何も知りませんでした。(;´Д`)
雑菌入ったら危ないから、洗えってことくらいしか。 r(^^;)
詳しく教えて下さって有難うございます!
ここまで酷く噛まれたことはないですが、
以前親指にプスッとされた時は
舐めてキズパワーパッド貼っただけでした(;´∀`)
いつもひっかかれても放置ですしw
その後なんとも無かったから良かったですが、
今後はしっかり処置して気をつけようと思います。¢(ーー;メモメモ
興奮状態だったとは言え、
リンちゃんなんで噛んじゃったんでしょう〜(´・ω・`)
本ニャンもビックリしちゃったでしょうねぇ・・・
その後のリンちゃんの様子も気になりますが、
傷がしっかり治ってきてるようでよかったです。(´・ω・`)
早く完治できますように。
止まらない血に焦りながらも、
すぐ病院見つけることが出来て良かったですね!
返信する
Unknown (クニ)
2022-10-11 13:46:39
お久しぶりです、最近更新がないな~と心配しておりましたが、こんなことに・・・
本当に痛そうで見ててつらかったです
流水で洗ったり処置もきちんとされて凄いと思いました

実は私も昔、天敵のペコとチー子とのバトルでペコがチー子を追い詰めたためこれは危険と思いペコを制止した時、手首をかまれました
お昼だったのですぐ病院へ駆けつけ注射をしてもらいましたが、ひどく出血をすることもなく割と軽傷だったのが幸いでした
その時、初めて猫は興奮しすぎると飼い主でも噛むんだと驚きました

友人が外猫に噛まれた後、ザクザクと傷みが酷くなり2日後に病院へ行ったときに
ほっておいたら脳に菌が行き危なかったと言われたそうです・・・

待ちゃ子さん、回復してるようで安心しました
リンちゃんよほど興奮したのでしょうねリンちゃんも可哀そう・・・
返信する
Unknown (クニ)
2022-10-11 13:46:51
お久しぶりです、最近更新がないな~と心配しておりましたが、こんなことに・・・
本当に痛そうで見ててつらかったです
流水で洗ったり処置もきちんとされて凄いと思いました

実は私も昔、天敵のペコとチー子とのバトルでペコがチー子を追い詰めたためこれは危険と思いペコを制止した時、手首をかまれました
お昼だったのですぐ病院へ駆けつけ注射をしてもらいましたが、ひどく出血をすることもなく割と軽傷だったのが幸いでした
その時、初めて猫は興奮しすぎると飼い主でも噛むんだと驚きました

友人が外猫に噛まれた後、ザクザクと傷みが酷くなり2日後に病院へ行ったときに
ほっておいたら脳に菌が行き危なかったと言われたそうです・・・

待ちゃ子さん、回復してるようで安心しました
リンちゃんよほど興奮したのでしょうねリンちゃんも可哀そう・・・
返信する
Unknown (ししゅうねこ)
2022-10-11 20:47:34
猫に噛まれたのは放置しちゃダメだって聞いてたから、私も水で流してイソジンだわ
でもここまですごくかまれたことはないよ~
穴が何個も開いてる・・・(TヘT)
リンちゃん怒りのやり場なくなっちゃったからかなー?
運転も大変だったでしょう、右足だものね
こういう時って変なアドレナリン出るよね!
事故もなく、足も治りつつあってよかった
引き続きお大事にね
返信する

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