みなさん、こんにちは都市活力創造室の笹久保です
2月になりましたね毎年この時期はあっという間に過ぎていく気がしますね
さてさて本日は「ようこそ岡町 能勢街道沿いに栄えた岡町を巡る」と題しまして、1月25日土曜に開催したまち歩きの様子をみなさんにお届けいたします
豊中には能勢街道をはじめ、伊丹街道、吹田街道、箕面街道などいくつかの旧街道が通っています
能勢街道は、大阪市の中津から池田市を経て能勢に至る約40㎞の旧街道で、豊中を南北に貫いており、江戸時代には、池田や能勢の農作物や木材などがこの街道を通じて大阪へ運ばれていたそうです
今回は、その能勢街道に沿って、今も当時の風情が残る岡町の商店街や原田神社などを巡りながら、地元の方々との話を交え、岡町界隈を歩きます
当日朝10時、阪急岡町駅改札口前にて、今回の参加者の方々と合流。
今回のボランティアガイドを担当して下さったのは、歴史と文化の会の浜田さんです
どうぞよろしくお願いします。それでは岡町編まち歩き出発―
駅を出て岡町商店街に入り、市役所方面へ歩くこと約2分見えてきました
こちらが最初の目的地老舗うどん店の本家土手嘉さんです
創業はなんと江戸時代後期にまで遡り、この場所で90年近く続いているそうですすごいですね
土手嘉8代目店主の畑宏年さんに、お店の歴史や岡町のことなどお話を伺いました。
参加者のみなさんも畑さんのお話に熱心に耳を傾けられ、質問もしていらっしゃいました
畑さんありがとうございました次はぜひうどんを食べに来たいと思います
お店を出て角を左に曲がった先に道標が立っていました
そうなんです…この道こそ能勢街道です
能勢街道の説明板を見ながら、浜田さんの話にみなさん聞き入っていました
説明板には、「近代になっても北摂の中心的なまちとして商業が栄える一方、芝居小屋、映画館もある大変賑わった所で、ここへ来れば何でも揃うと言われた」(一部抜粋)と書かれていました
ふと目を閉じれば…たくさん商品を乗せた荷台を引く音や、活気溢れる声、旅人や商人が行き交い飛脚が小粋に挨拶。江戸時代の暮らしの情景がよみがえり、多くの人で賑わったこの道の、昔と今が重なって見えるようです
能勢街道を北に進み…
昔ながらの町屋風情を留める高木邸の外観を見学
ここから、能勢街道の裏の路地を通って、南東の方向へ
商店街を横切ると、目の前に大きな象のすべり台が出現
ここは、春の桜まつりで賑わう桜塚公園です地元では「ぞうさん公園」と呼ばれて親しまれています
楽しそうに遊ぶ子どもたちを見ていると、何だか私も幸せな気持ちになりました
さて、お次は桜の庄兵衛ギャラリーへ
わわわ!急にタイムスリップしたかのようなこの雰囲気
こちらのギャラリーは、国登録文化財の江戸時代の姿のままに修復再生されている近世庄屋屋敷です。
コンサート会場としても活用されていています本市でも、昨秋の豊中まちなかクラシックで土間を演奏会場としてお貸しいただきました
その土間でご当主の奥野さんに、お家の歴史や建物についてお話を伺いました
建物の中も趣があり、ふすまに和の心を感じます。
桜の庄兵衛ギャラリーでは、コンサートや展示会など、様々な催しが開催されています。
スケジュールなどの詳細は、HPをご覧ください
桜の庄兵衛ギャラリーHP(http://www.syoubei.com/)
情緒豊かな日本の美に触れた後は、築100年の元商家を訪ねます
ここは能勢街道沿いに建ち、かつては米屋をはじめ、様々なお店を営んでいたそうです。今はその中の一角に、2012年4月にオープンした桜塚校区福祉会の交流スペース「なかよし」があります。
早速中へ入ると、温かいお茶のおもてなしありがとうございます
そして、この建物の持ち主の三木さんとおかまち・まちづくり協議会の寺本さんのお二人に、商店街の歴史や昔のまちの様子、「なかよし」についてなど、色々とお話を伺いました
昭和15年頃の商店街の様子が分かるお写真も見せていただきました♪
それでは、今回のまち歩きの最終ポイント、原田神社へ向かいましょう!
広い境内では様々な催しが行われ、地域の人々の憩いの場として、今も親しまれています。
以上で、まち歩き岡町編は終了です!
今回散策した能勢街道沿いのコースなど、岡町の見所が詰まった「ぶらり、とよなかMAP」という冊子を、無料配布しております。
岡町の他に庄内・服部・曽根の見所も合わせて載っています。お近くの公共施設でお手に取ってご覧ください
こちらは岡町コース(クリックすると拡大されます)