先生「昨日の学習を 思い出してみよう。」
黒板に、
「じてん車 2+2+2+2+2+2=12 (○○)(〇〇)(〇〇)(〇〇)(〇〇)(〇〇)
2×6=12
ゴーカート 4+4+4=12 (〇〇○○)(〇〇○○)(〇〇○○) 4×3=12
ひこうき 3+3+3+3=12 (〇〇〇)(〇〇〇)(〇〇〇)(〇〇〇) 3×4=12 」
を、児童に聞きながら、書いていく。
先生「1台に、同じ人数が乗っているんだったね。
では、今日の問題です。
クッキーは、ぜんぶで 何まいですか。
最初に、たし算。次に、かけ算で答えてね。」
児童「2+2+2+2=8。」
「2×4=8。」
先生 黒板に、
「2+2+2+2=8 (〇〇)(〇〇)(〇〇)(〇〇) 2×4=8」
と、児童の発言を 書いていく。
「言葉で言うと、
『1さらに、2まいずつ、4さら分で 8まい。』ですね。
みんなも、言ってみよう。」
児童「1さらに、2まいずつ、4さら分で 8まい。」
先生「次の問題。
クッキーは、ぜんぶで 何まいですか。
最初に、たし算。次に、かけ算で答えてね。」
児童「3+3+3+3=12。」
「3×4=12。」
先生「1さらに、3まいずつ クッキーがのっているね。
だけど、ここには、のってないけど・・・」
児童「お皿が、見えています。たぶん、3枚のっている。」
「きっと、3枚のっている。」
「ぜったい、3枚のっている。」
先生「みんな、3枚あるって信じているんだ。
では、めくってみるよ~!」
児童「ああああ!」
「ええええ~!」
「そんな~」
先生「みんな、ショック受けちゃったね。
なんと、最後の皿には、2枚のクッキーでした。
では、もう一回、聞きます。
クッキーは、全部で、何枚ですか。」
児童「3+3+3+2=11。」
「11枚です。」
先生「11枚でしたね。
この問題で、かけ算は、使えますか。」
児童「使えません。」
先生「どうして、かけ算は 使えないの?」
児童「かけ算は、同じ数が、何皿分かで、計算するけど、
同じ数、クッキーがのっていない。」
「左の3皿は、3枚ずつ、クッキーがのっているけど、
右の皿は2枚。かけ算は、同じ数ずつ、何皿分の式だから、
かけ算は使えない。」
先生「そうだね。
かけ算は、同じ数ずつのものが、何個分かあるときに、
全部の数を求める計算だったね。」
黒板に、
をはる。
先生「昨日の続きを します。
教科書の遊園地の ページを開きましょう。」
*汽車、ジェットコースター、観覧車、ボートに乗っている人数を
かけ算で求める。
また、同じ数ずつ乗っていないので、かけ算で求められない乗り物を
探す。
❤とても素直で、人を疑わない子どもたち。
紙で隠してあることについて、「これじゃ、分かりませ~ん!」と
いう言葉を期待していたのですが・・・
このひっかけ問題の後、ほとんどの児童が、
「同じ数ずつ」の「一つ分の数」でなければ、かけ算ではないと学習し、
他の問題で 間違えることがなくなりました。