わくわく わかる まなぶ さんすう1年生 2年生

1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

2年 かけ算 どんなけいさん? 2回目

2022-08-01 10:48:08 | 日記

先生「昨日の学習を 思い出してみよう。」

   黒板に、

「じてん車  2+2+2+2+2+2=12 (○○)(〇〇)(〇〇)(〇〇)(〇〇)(〇〇)

       2×6=12

 

 ゴーカート 4+4+4=12 (〇〇○○)(〇〇○○)(〇〇○○) 4×3=12

 

 ひこうき  3+3+3+3=12 (〇〇〇)(〇〇〇)(〇〇〇)(〇〇〇) 3×4=12 」

    を、児童に聞きながら、書いていく。

 

先生「1台に、同じ人数が乗っているんだったね。

 

   では、今日の問題です。

 

 

   クッキーは、ぜんぶで 何まいですか。

  最初に、たし算。次に、かけ算で答えてね。

児童「2+2+2+2=8。」

  「2×4=8。」

先生 黒板に、

「2+2+2+2=8 (〇〇)(〇〇)(〇〇)(〇〇)  2×4=8」

   と、児童の発言を 書いていく。

  「言葉で言うと、

  『1さらに、2まいずつ、4さら分で 8まい。』ですね。

   みんなも、言ってみよう。」

児童「1さらに、2まいずつ、4さら分で 8まい。」

 

先生「次の問題。

   クッキーは、ぜんぶで 何まいですか。

  最初に、たし算。次に、かけ算で答えてね。

 

 

児童「3+3+3+3=12。」

  「3×4=12。」

先生「1さらに、3まいずつ クッキーがのっているね。

   だけど、ここには、のってないけど・・・」

児童「お皿が、見えています。たぶん、3枚のっている。」

  「きっと、3枚のっている。」

  「ぜったい、3枚のっている。」

先生「みんな、3枚あるって信じているんだ。

   では、めくってみるよ~!」

 

児童「ああああ!」

  「ええええ~!」

  「そんな~」

先生「みんな、ショック受けちゃったね。

   なんと、最後の皿には、2枚のクッキーでした。

   では、もう一回、聞きます。

   クッキーは、全部で、何枚ですか。」

児童「3+3+3+2=11。」

  「11枚です。」

先生「11枚でしたね。

 

   この問題で、かけ算は、使えますか。」

児童「使えません。」

先生「どうして、かけ算は 使えないの?」

児童「かけ算は、同じ数が、何皿分かで、計算するけど、

   同じ数、クッキーがのっていない。」

  「左の3皿は、3枚ずつ、クッキーがのっているけど、

   右の皿は2枚。かけ算は、同じ数ずつ、何皿分の式だから、

   かけ算は使えない。」

先生「そうだね。

   かけ算は、同じ数ずつのものが、何個分かあるときに、

   全部の数を求める計算だったね。」

   黒板に、

   をはる。

 

先生「昨日の続きを します。

   教科書の遊園地の ページを開きましょう。」

 

*汽車、ジェットコースター、観覧車、ボートに乗っている人数を

 かけ算で求める。

 また、同じ数ずつ乗っていないので、かけ算で求められない乗り物を

 探す。

 

❤とても素直で、人を疑わない子どもたち。

 紙で隠してあることについて、「これじゃ、分かりませ~ん!」と

 いう言葉を期待していたのですが・・・

 

 このひっかけ問題の後、ほとんどの児童が、

 「同じ数ずつ」「一つ分の数」でなければ、かけ算ではないと学習し、

 他の問題で 間違えることがなくなりました。

 

 

 


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