先生「今日の問題。」
黒板に問題を 書く。
「のりものに のっている人数を しらべましょう。」
児童 教科書に 載っている遊園地の絵を 見る。
先生「乗り物の 名前を言うので、指でさしてください。
汽車。」
児童 パッと指を 教科書に置く。
先生 次々、ゴーカート、飛行機、ジェットコースター、観覧車を
探させる。
「自転車。」
児童 指さす。
先生「自転車に 乗っている人は、何人ですか。」
児童「12人です。」
先生「みんなで、数えてみようか。1,2,3・・12。
12人ですね。
今は、数えたけど、式で求めると どうなるかな?」
児童「2+2+2+2+2+2=12」
先生 式を黒板に 書く。
「2+2=4 4+2=6 6+2=8 8+2=10 10+2=12」
たし算を5回するのを 確かめる。
「答えは、12。12人ですね。
黒板に書いたように、プリントにも 書いてみよう。」
プリントを 配る。
(A4のプリントを ピンクのところで 二つに折って 配る。)
児童 ①自転車のところに、たし算の式と答えを 書く。
先生 机間指導しながら、①が終わった児童に、
みんなで、答え合わせする。
「二つに折ってあるプリントを 広げよう。
自転車に 乗っている人の人数は、12人。
一台に 何人ずつ 乗っているかな?」
児童「1台に 2人ずつです。」
先生「1台に 2人ずつ 6台分で 12人。だね。
プリントに 書いてみよう。」
児童 書き込む。
先生「今の言葉の下に、絵を描くよ。
6台の自転車描くのは、大変なので、簡単な絵で。
こんな感じで・・・」
大小の丸を 使って、1台に 2人ずつ 6台分で 12人を描く。
児童 ②③も同じように 書き込む。
乗り物に乗っている人数を 調べる言葉を スラスラ言えるようになるまで、
練習する。
児童が、書き込みを終えて、読む練習をしている間に、机間指導する。
「では、言葉を 読んでください。」次々、児童を指名して読ませる。
児童「1台に 2人ずつ 6台分で 12人。」
「1台に 4人ずつ 3台分で 12人。」
「1台に 3人ずつ 4台分で 12人。」
先生「三つの言葉、三つの考え方で、同じところは、どこかな?」
児童「どれも、2人ずつとか、4人ずつ、3人ずつ。『ずつ』というのが
同じ。」
「同じ数ずつというところが、同じ。」
「6台分、3台分、4台分。何台分が同じ。」
先生「いいところに、気付いたね。
同じ数ずつのものが、何個分かある時に、
全部の個数を求める計算を『かけ算』と 言います。」
黒板に、「同じ数」「何こ分」「全部の数」と書く。
先生「1台に 2人ずつ 6台分で 12人。
2×6=12(に かける ろく は じゅうに)」
「1台に 4人ずつ 3台分で 12人。
4×3=12(よん かける さん は じゅうに)」
「1台に 3人ずつ 4台分で 12人。
3×4=12(さん かける よん は じゅうに)」
児童 言葉を言いながら、プリントの言葉の上に、かけ算の式を書く。