わくわく わかる まなぶ さんすう1年生 2年生

1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

2年 算数 たし算のひっ算②

2022-04-19 16:19:01 | 日記

先生「計算問題です。」


   リズムよく、次々に児童に 答えを言わせる。
  「この問題が、2年生のたし算のひっ算の問題だね。」
   最後の「12+11」の計算を 指さす。

  「前の授業で、35+12を学習しました。
   
   ドーナツとわたがしを 買ったら、いくらになったかな?」

   前回の、『ブロックで考える』『式で考える』を 簡単に振り返る。



  「式、35+12=47、答え47円です。
   お金で、考えると・・・」



  お金などの具体物で 考えると、2位数と2位数の計算理解が
  進む児童がいる。

先生「ひっ算で、計算すると・・・」



  「くらいを たてに そろえて書いて、計算するんだったね。
   
   35,一の位の数は?」
児童「5」
先生「47,十の位の数は?」
児童「4」
   黒板に書いて、一の位十の位の理解を 深める。

先生「今日の問題です。
   34+3の ひっ算の仕方を 考えよう

   34と書く。
   3の下に3と書く。」


児童 ざわつく。
  「3は、そこじゃありません。」


先生「えっ!ここじゃない。」
児童「3は、4の下に、書きます。」


先生「なるほどね。では、その理由を 教えてください。」
児童「3は、ばらで、一の位の数です。」
  「そこに書いたら、だめです。十の位の場所です。」
先生 児童の意見に従って、3を一の位に書く。



  「一の位、4+3=7。

   十の位、3はそのまま、30。答え37。
   これでいいですか。」
児童「はい!」
先生 ひっ算の式を 書いた後、この式が示す考え方を
   ブロックで 確かめる。



先生 黒板に
  『ひっ算は、〇〇〇を 〇〇に そろえて けい算する。』
   と書く。
  「この〇に、言葉を入れて 読んでください。」


児童「分かった!」
  「ひっ算は、くらいを たてに そろえて けい算する。」


先生「お見事です。
   では、練習問題を、ノートにやってみよう。」

  43+5  4+52  3+70  

  24+5  6+73  40+3  7+90

*ひっ算の学習の時、習熟するまで、位取りの線が入った紙を
 印刷する。


 これを、児童が、黒板に自分の計算を書くときに 使うと
 書く児童も、見る児童も、位がはっきりして分かりやすい。

 

*1位数+2位数、2位数+1位数の計算で、誤答する児童には、

 お金などの具体物を 使って、計算の仕方の理解を深める。



   
  


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