自転車の取り扱いで色々な取組みがなされているが、
日本の道路事情ではこれといった統一的な手立てが
見当たらず、試行錯誤がなされている。
いや、小生はその扱いについてこれといった打開策を
提案できるわけでもないので、
その事について触れるつもりはない。
今回触れておきたいのは、無灯火の自転車についてだ。
先日深夜に近い時間帯であったが、よんどころ無い事情が
あって、ある地域の住宅街を駅に向かって歩いていた。
ある十字路を曲がろうとした時、
突然何か黒い物が目の前に現れた。
服がこすれる程度の接触だったが、
その物は凄いスピードで過ぎ去って行った。
瞬間、何だか判らない恐怖に捉われたが、
薄暗い中で自転車であることに気が付いた。
”まったく危ないな~ライトぐらい点けろ!”
と毒づきながらも気を取り直して歩き始めた。
とそこへ、またもや無灯火の自転車が走ってきた。
直線道路だったので予め避けてやり過ごしたが、
ルール無視もはなはだしい。
いや、己の安全からも是非ともライトを点けるべきだろう。
その日は駅にたどり着くまでに、
結局4台の無灯火自転車に出くわした。
先日も我が家の最寄の駅から歩いて帰宅していたら
やはり同じような無灯火の自転車に2台出くわした。
押しなべて見るに、
どうやら無灯火での走行が横行している気がする。
いつ事故が起きても不思議ない危険極まりない行為と
言っても過言ではないと思う。
そういえば、数年前吉祥寺のサンロードの入り口で
自転車の少年が高齢のご婦人にぶつかり、
そのご婦人が頭から転倒し、意識不明の状態で
担架で運ばれていた光景を思い出した。
その時小生、奇しくも現場に居合わせたのだが、
それは真昼間の出来事であった。
一瞬、時間が止まり、ゆっくりとした映画のシーンを
見ているような錯覚に捉われた。
今でも鮮明に覚えている。
警官に事情聴取されていた少年は悪びれた風もなく
ふてぶてしい態度で今にも立ち去ろうとしていた。
急いでいたので小生はその場を後にしたが、
気の毒ではあるが、
おそらくあのご婦人は助かっていないと思われる。
事故を壊滅するのは難しいとは思うが、
少なくとも色々な手立てや、注意を払う事で
かなりのモノが防げるのはないか。
無灯火など論外であろう。
自己の安全も含め、自転車に乗る場合の戒めとして
ライトを点ける事に留意していただきたいものだ。
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