のど元過ぎれば。。。

東電福島原発の事故対応は概ね計画通り進んでいるのだろうか？
節目節目での報道等では、
何となくまあ順調に進んでいるかのように聞こえてくる。

果たして実際のところはどうだろう。

最近は放射性物質のセシウムの話でもちきりだ。
食用牛から規定値を超えるセシウムが検出されて出荷停止されるやら、
全頭検査を実施するとか、すべて国が購入するとか。
それ以前には、やれほうれん草だの茶葉だの等々。

はたまた金町浄水場の水の汚染はどうなった？
下水道の汚染された汚泥の処理はどうするのか？
処理済燃料棒の処理はどうするのか？
まあ取り上げれば限がないが、ともかく原発事故にまつわる後遺症というか
悪影響は計り知れないほど罪深いといえる。

最近ようやく蝉の声が聞こえてくるようになった。
蝉まで地震や原発の影響を受けたとは思いたくないが、
動物の地震予知能力をみれば、あながちそうとも言い切れないのかも。
その意味では少し平静を取り戻しつつあるのかもしれないが。。。

それにしても最近の原発関連の記者会見や報道をみると、
冷却水の循環装置等が稼動に入り、徐々にではあるが
順調に機能回復をしているかのようである。
まあその通りなら少しはほっとするが、
果たしてどの程度状況が改善されたのか、進捗状況がとんと伝わってこない。
もどかしい限りというか、本当に回復しているのか心配になってくる。

この大雨にもかかわらず、あの大量の地下汚染水はどうなっているのか？
漏れ出してはいないのか？
その後水位はどうなっているのか？

どうやら冷却循環装置が設置され稼動を始め、
水位が若干下がったところまでは報道し、
国民がほっとしたところで当事者たちも安心し、
他のことに関心が移ってしまったのではないだろうか？

あれだけはらはらさせておいて、ちょっと対策ができると
もう知らん振り、というか
あまりにもなおざりすぎないか？
国民もそうだが、のど元過ぎれば。。。である。

今現在どうなっている。
水位は順調に下がっているのか？
せめて経過ぐらいは定期的に報告するのが国民への誠意だろう。

孫の成長記録とは別の意味で安心の証でもある。

回復の歩みはゆっくりでもやむを得ない。せめて証を示してくれ！