大変なことが起こった！

今まで経験したことが無い大きなゆれであった。

ちょうどプールに入ろうと入り口に向かったところであった。
普段閑散としている入り口に大勢が屯してなにやら騒いでいた。

理解できないまま入り口に差し掛かったところでぐらぐらっときた。

あわてて皆と同じようにフェンスにしがみ付いた。
目の前の大きな建物（鳴り物入りで建設された
レンガ仕立ての立派な公共施設であるが）が大きく揺らぎ、
ぎしぎしと軋んでいる。
さすがに吃驚もし、聊か動揺した。

すぐにきびすを返し帰途についたが、停止すると車がふわふわ揺れる。
生きた心地がしない。

ラジオで聞く限りでも大事になっているらしい。
我が家に辿り着くと細君はテレビにかじりついて怖気づいている。

幸い当方の近くでは大きな被害は無かったようだが、
昨日のあの恐怖体験は二度としたくはない。

ところで小生、防災本部長を仰せつかっているため、
対策本部を立ち上げるか本気で考えたが、
大事に至らずほっとした。

被災された方々にはお気の毒でなんと言ったらいいのか、言葉もでない。
何もできないが、せめてお悔やみを申し上げたい。

我が事で恐縮だが、我が家の長男夫婦は都内に住んでいる。

孫を保育園にあずけ共働きしているが、
嫁の職場が海浜幕張で海に近く心配していたが、
案の定、会社の事務所の天井が崩落したらしい。

幸いけが人は出なかったようだが、嫁は車で帰途についたものの
、ほとんど動かず往生したらしい。

それでも１０時過ぎには孫を迎えに行けたようで
連絡がついたときはほっとした。
息子の方は歩いて１１時過ぎには辿り着いたそうだ。
やれやれである。

それにしても震源地からかなり離れている東京や神奈川でもこの有様である。
今回は自然の脅威をまざまざと見せ付けられた。
いや、たかが知れた程度の体験なのかも知れないが、
体験して初めて知った恐ろしさであろう。

こりごりである。
願わくは死ぬ時まで、このまま二度と起きないで欲しい。
静かに死なせて欲しい。

まだまだ死ねそうにもないが。。。