干支にあやかれ

元旦の日経新聞だったか？
亥とは日本では猪のことで、文字通り突進あるのみ
って感じだが、中国では豚を指すとのことらしい。

豚は「富」と「福」と「子宝」の象徴とかで
かの国では大変有難がられているとの由。

中国といえば、膨大な土地に巨大な人口を抱え、
いまや世界の大国となり、武力や経済活動だけでなく、
食（消費）の面においても並のものではない。
これからの時代は、ある意味では中国を中心に世界が
回るといっても過言ではないだろう。

話は変わるが、日本全土で猪は増殖中の由。
最近は山里のみならず、街中まで出没し、
人間とぶつかってはハンターの餌食となっている。
動物が餌の豊富なところに集まるのは、自然の
摂理だし、猪に出てくるなと説いたところで
効き目はない。
回りくどいようだが、山に居ても餌が満たされる
環境をつくることが、猪にとっても
住み良いのではないだろうか？

良い方に解釈すれば、人間様の猪突猛進は
いただけなくもないが、議員の先生方と
猪の猛進（盲進）は勘弁して貰いたい。
特に国を導く先生方には、変に干支に肖らないでほしい。
くれぐれもご注意いただきたい！

そこへいくと、豚は何とも好もしいではないか！
「富」「福」「子宝」はうれしい限りだし、
頭のてっぺんから尻尾の先まで、丸ごと人間様に
奉仕してくれるんだから、こんな有難いことはない。
豚様サマだ！

何で日本の亥は「猪」で「豚」ではないのだ？
う～ん！
残念ながら、中国に先見の明ならぬ
先人の英知があったとしか言い様がない。
小生は日本を愛する1人ではあるが、この点については
中国に軍パイを上げざるを得ない。

今年だけは中国寄りに、干支は「豚」と思い込むことにして
仮想の干支に肖ることにしよう。

皆さん、豚豚拍子とまいりましょう！