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びっくりした!
前にも書いたことがある我が家の近くの駅に向かう生活道路で
あわや大惨事!と思われる出来事に遭遇した。
信号機のない横断歩道。
小生がいつもささやかな戦いによる緊張の一瞬を迎える横断歩道だ。
車と出くわした時には、小生は横断歩道に一歩足を踏み出し
車の反応を確かめることにしている。
運転者が速度を緩めるのを確かめてから、軽く手を挙げおもむろに渡る
ことにしている。
中にはそのままスピードを緩めないで突っ込んでくる車もあるが、
運転者に改めて徐行の注意を促すために敢行している次第である。
かみさんには怪我でもしたらつまらないからよしなさい、と言われているが
意地悪じいさんよろしく懲りもせず続けている。
一昨日のことだ。
犬を連れたご婦人と小生が同時にかの横断歩道にさしかかった。
右からの車を見て、かのご婦人がワンちゃんに声をかけた。
「はい!止まって!車が来たからね!」
その車が通り過ぎるとまた声をかけた。
「はい!大丈夫よ!さあ渡りましょう。」
ワンちゃんが先に立って渡り始めたので
小生も渡りかけてふと左を見ると
小型車がかなりのスピードで近づいていた。
「あぶない!」
咄嗟に叫んだ小生の声で、かの婦人がワンちゃんの紐を引き寄せ
すんでのところで撥ねられずに無事ですんだのは幸いだった。
ところが運転していた若い女性は振り返りもせず走り去った。
「こらー!」
小生の怒声にも動じる素振りも見せずに…
さすがに後に続いた2代目の車(こちらも女性)はスピードを緩め、
横断歩道の手前で停車した。
かのご婦人、小生に
「ありがとうございます。危なく轢かれるところでした。」
と感謝することしきり。
(感謝されるほどのことではないが…)
ワンちゃんに対し
「ごめんね!びっくりさせてごめんね。私が渡ろうって言ってごめんね。」
とさかんに詫びていた。
右から走り過ぎた車の陰で左からの車が死角になったらしい。
ともかく動物であれ何であれ、生き物が轢殺されるのは忍びない。
まして子供だったらと思うとぞっとする。
紐でつながっていたから助かったようなもので、まさに紐が命綱だった。
(轢かれていたら犬死か…)
悪い冗談を言ってる場合ではないが、本当に恐ろしい。
かの横断歩道は生活道路で、奥さん方の運転者が多い。
何も女性運転者が危険という訳ではないが、数が多いだけに
せっかちな運転も余計に目立つ。
<女性諸君!>には抵抗があるかも知れないが、
お許しいただきたい。
ともかく運転者の皆さん!
横断歩道は徐行運転ですぞ!
くれぐれもスピードを出さぬようご留意あれ!
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