地上の君たちへーPartワン！

パタはワンちゃんの名前。
さる劇団で皆に可愛がられ惜しまれながらも
先日天国へ旅立った。

享年17歳と10ヶ月。

ドッグイヤーは7年だから人間でいうと１２５歳？？？
5年としても90歳前後。
いずれにしても大往生だろう。

それはともかくつい先程
部外者の小生にもパタからメッセージが届いた。
（あまり親しくはしてなかったが。。。）

「みんなたのしくあそんでくれて
　ありがと。天国にきました

　こちらではまだ日も浅いですが、
　穏やかに過ごしています。

　みんな元気にしてるかな？

　そうそう、
　僕の仲間たちは地上で元気に愉しく暮らしているかなあ？

　このまえチラッと下界を覘いてみたら、
　自転車に乗ったおっさんが、嫌がる同胞をむりやり引張って
　ずるずる引きずっていた。
　これじゃ散歩どころか、痛くって話にもならん！　
　まったくけしからん！

　もう一人（おっと、1ッ匹か）は
　住宅街の道端（いや、正確には玄関先）で粗相をしてしまった。
　飼い主（召使？）はというと
　後始末もしないでとっとと離れていった。
　どうにも始末の悪い奴だ（飼い主のことだよ）
　お陰で粗相をした同胞の方が、きまり悪そうにしていたではないか！
　まったくもってけしからん！

　よくみるとこの街ではどうも召使どもはちゃんと仕事をしていないらしい。
　５，６人が我が同胞をいざなって通り過ぎていったが、
　そのうち４人は手ぶらだ。
　しかも我が同胞におかまいなしで、自分勝手に歩いている。
　まったくご主人様の粗相の後始末なぞ、
　はなからするつもりはなさそうだ。
　全くもってけしからん！

　いちいち腹が立つが、どうにもできん我が身が悲しい。

　それに引き換えワタシは幸せだった。。。
　みんな親切で可愛がってくれた。
　ほんとうにありがとね。

　みんなに会いたいけど、　
　急がなくていいから、またこっちにきたらよろしくね」
　
　
　はてさて、飼い主（召使？）たちは
　身罷りし後はいずこへ。。。

　天国か。。。それとも。。。