歩き日記

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新潟・佐渡道中記(1日目、新潟から佐渡汽船で佐渡へ渡る。)

2006年11月08日 | 2006年歩き日記
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 新潟県佐渡市に仕事で訪れることになった。初めての地で緊張する。宮崎空港から大阪空港、大阪空港から新潟空港、新潟空港からカーフェリーで両津港へ、長い道中である。時間の関係で前泊となり半日の空白時間が生まれ佐渡を歩くことにした。

 北陸地方は前日まで暴風警報、カーフェリーが運航するか心配されたが、出発日は快晴であった。晴れ男の面目躍如だ。宮崎空港から65分で大阪伊丹空港へ、伊丹空港から新潟空港へ70分で着く。

 伊丹空港から新潟空港へ向かう機中から眼下の風景を眺めていると、山頂が真っ白な美しい富士山がクッキリ見え、アルプス山々を従えてデーンと座っている。

 アルプスの山々も白く美しい、シャッターを切った。12時40分新潟空港着、空港からバスで20分、新潟駅に着き昼食。時間があるので「佐渡汽船乗船場」まで歩くことにする。距離で2.5kmだ。

 駅の観光案内所で市内マップをもらい。観光案内所で聞いたところ、新潟市で最も高いビル、朱鷺メッセの展望台(無料)に立ち寄って佐渡汽船乗船場に行くことを勧められた。

 駅から約20分で朱鷺メッセに着いた。朱鷺メッセはホール、美術館、ホテルなどの複合施設の新潟コンベンションセンターである。展望室は 高さ140mの高層ビル最上階にある。新潟市内、日本海に浮かぶ佐渡まで360度パノラマが楽しめる。

 朱鷺メッセから5分で佐渡汽船乗船場だ。乗船場では沢山の乗船客が列をなしていた。新潟から佐渡までの交通は飛行機か船便しかない。出張旅費は最も安いカーフェリーで計算される。

 ジェットフォイル(高速艇)があるが料金がフェリーより4000円も高い。時間はフェリーが2時間30分、ジェットフォイルが1時間だ。1時間30分の差が4000円、高いと思う。

 佐渡汽船乗船場17時発、2時間30分の船旅だ。船名は「おけさ丸」総トン数12400トンの豪華な客船である。座席等級は超豪華なスイートルーム、特等席、1等席、2等席とある。→運賃・・・私は、当然、二等席。

 スイートルームは片道17500円、誰が乗船するのだろう。船内はレストラン、ゲームコーナー、エントランスホール、イベントプラザ等々、設備は申し分ない。これだけの設備があれば2時間30分の航海も飽きることはない。

 乗船すると地元の皆さんは100円毛布を借り、2等船室に直行し寝る場所を確保する。風景を見ながら船内を散策するのは、観光客ののみだからゆっくりと船内探索ができる。甲板を歩くと手すりに海鳥が留まっている。

 近づいても逃げない、のどかな風景だ。 船内探索が一通り終わったので、喉の渇きを潤すために、缶ビールと肴を買い、5階の展望台で呑むことにする。風が冷たく気持ちいい。何も考えず、潮風に吹かれながらゆっくりビールを飲む旨い。



 缶ビールを呑み終わる頃、いつしか海は薄暗くなり、日本海へ太陽が沈んでいる。太陽の光が海面を真っ赤に染めながら、ゆっくり沈む。6時頃、太陽は海の中へ消えた。場内放送で両津港に近づいたことを知る。18時30分両津港着。すっかり暗くなっている。方向感覚が狂っているのか、マップの位置がつかめないので、駐車場管理人に道順を聞き宿を目指す。


 両津港から徒歩5分で「海老名旅館」に着いた。小さい旅館で相当歴史があるらしい。旅館に入ると確かに古めかしい、床がギシギシと音がする感じだ。「こんばんわ」と何度も挨拶をするが返事がない。

 奧から話声がするので、勝手に上がり「こんばんわ○○です」と叫ぶと「お待ちしておりました」との声、品の良い70歳前後のご婦人が出てこられ、部屋に案内された。風呂やトイレの場所を聞き部屋に入る。

 部屋の縁側から窓外の風景を見ようと障子を開けて吃驚した。新潟米が所狭しと置かれている。日本一旨い新潟米を今夜は食べられる、楽しみである。

 3人位で満員になりそうな風呂に入り、楽しみな夕食。刺身、焼魚、茶碗蒸などお膳に並んでいる。ビールを飲み刺身を食べる新鮮で旨い。ビールの後はもちろん日本酒だ。新潟は酒で有名である。

 いつもは焼酎だが、熱燗で2合頼み飲む旨い、ほろ酔い気分で冷酒も味見したいと頼む。料理も酒も満足できる味だが、カレーは頂けない、新潟米の美味しさが半減する。

 酒を3合飲み、いよいよ新潟米だ。茶碗につぎ香りを嗅ぐ、良い香りだ、一口食べる。「う・ま・い」、いつも安物米を食べているせいか、「こんなに旨い米食べたことない」である。

 冷酒は呑みきらず宿に預けて「明日7時に出発します」とご主人にお願いし22時就寝。※酒は宿オススメの「北雪」であった。北雪もいろいろあるが大吟醸でなく普通酒であったが、美味しかった。






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