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宮崎県写真帳で見る、大正9年のみやこんじょ。

2014年08月12日 | Weblog
山の案内 歩き日記

 国立国会図書館デジタルコレクションは、Mさんから教えて頂き、近頃、良く訪ねている。そこで、宮崎県写真帳を偶然発見したので、北諸県郡都城町を紹介します。 

 説明文は、写真帳に掲載されている原文を掲載しました。写真帳は1920年(大正9年)に編集されたものです。

二〇 都城町

 北諸県郡都城町は旧薩摩藩百二外城の一、領主島津家の城下にして現令北諸県郡役所所在地なり国鉄及び国道の要衝に当たり人口約二万六千、商工業殷盛を極め県西南部第一の要区たり附近五十市村には歩兵第六四連隊の兵営あり 譬える
二一 神柱神社(北諸県郡都城町)

 国鉄都城駅を南に距てる数町に在る県社なり天照皇大神其他数神を合祀す西に接して小松原公園あり樹竹泉石頗る雅趣あり
二二 歩兵第64連隊(北諸県郡五十市村)

 兵営は都城町の西二十余町、五十市村に在り明治41年濱寺より移して此地に置く
二三  関ノ尾滝

 安永川の上流関ノ尾に在り高九間幅十八間一道の飛泉巌腹を裂いて落下し白練脈々?空に懸かる躑蠋花の盛時、紅白點綴飛瀑と相映して雄麗譬ふるに物なし北諸県郡有数の奇勝なり 
 ※躑蠋(ツツジ)・譬(たと)える
二四 観音瀬(北諸県郡高城村有水)

 支流相合して大淀川に入る処巌礁乱峙して急流相間を縫ひ奔騰激逸頗る壮観を呈す下流亦と処々に急湍あり数町の間奇趣横生す ※亂峙(らんじ)乱れながらそばだつている。
二五 高木原開田(北諸県郡沖水村)

 県営三大開田の一にして大正三年起工、同八年成る灌漑総面積五百十二町余、工事費三十一万円要したり  ※遠くに馬が見えます。

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