こんにちは。
某大学の卒業式だったのですね。
美しい、素晴らしいですよね。
こちらは散った花びら。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。
過日、東京国際フォーラムを通り抜けようとしたら、たくさんの袴姿の女性がいました。
某大学の卒業式だったのですね。
みな晴れやかな表情で、互いに写真を撮り合ったり、一緒に写真に収まったり、良いシーンでした。
この方々の多くが4月から新社会人となります。
今どんな気持ちでいるのかな…。
喜びと不安と、ないまぜになっているのかな。同年代の子供を持つ母の目で見ていました。
さて。
新社会人を迎える企業側、そして実際に配属される部署の育成担当の方々も
「さぁ、この時期が来たぞ!」
と、また特別な思いでいらっしゃることでしょう。
入社から数ヶ月は、「新人だから」と大きく構えてミスも受け止められるものです。
しかし、次第に成長して仕事をこなせるようになってくると、指導する側の期待も自然と大きくなってきますよね。
新人に対してばかりではなく、若手社員や、新しく移動してきた人に仕事を教えるときに、ちょっとだけ注意してほしいことがあります。
それは
合格ラインを決めておく
ということです。
仕事を教える人は、その仕事について精通している人・こなしている人が基本ですね。
日ごろご自分のやっている方法や仕事への考え方等を、丁寧に教えて差し上げることでしょう。
そこで生まれるのが「〜はず」という期待です。
・自分のやっている方法を丁寧に教えたのだから、そのとおりにやれば「できるはずだ」という期待。
その”出来る”のレベルが自分がやるのと同レベルになっていませんか?
つまり、100点満点が合格点になっている場合が少なくありません。
自分と同じレベルの出来(100点)合格↑
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ほんの少し物足りない(90点) 不合格↓
少し物足りない(80点)
物足りない(70点)
良くない(60点)
✱↑の「物足りない」は自分がやったときと比べて…が比較対象になっています。
どうしても”出来ていないところ”に目が行ってしまう。アレが出来てない。ココが違う。
この感覚だと、殆どの場合にダメ出し優先の指導になります。
反対の立場からすると、「出来ました」と報告すると必ずダメ出しを受けることになります。
これはなかなかツライですね💦
ところで、学生時代のテストの合格点は何点だったか覚えていますか?
100点じゃないと追試だった!というキビシイ学校は…無かったような?
もちろん仕事ですので、人への影響が大きいですし、利益にもつながります。ですから学校のテストとは全く同列で語れるものではありませんが、常に100点満点を求められるのは社会人にとってもツライものです。
指導したときに、1回目に求める合格点、2回目に求める合格点を予め想定しておくと”厳しい目”が少し和らぐかもしれませんね。
今は各所で桜が美しく咲いています。
美しい、素晴らしいですよね。
ついつい咲き誇る花にばかり目線が向かいます。
こちらは散った花びら。
雨上がりの雫とともに、松葉のベッドに乗っていました。
出来ていない(課題点)にも気づく。
でも出来たところ(成長点)にも気づく。
どちらも自分の視点です。
視点から視野へ広げてみると、見えてくるものが変わってくるかもしれません。
気づければ、認めて褒めてあげることも出来ますね。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法プログラム)の中には、見る瞑想という体験があります。
企業のリーダー層や指導担当者、子育て中の方にもマインドフルネスの力はとても役立ちます。
マインドフルネスについて、5月からスタートするMBSRコースのご案内についてなど、ホームページでご覧くださいね。
今日もお読みいただきありがとうございました。