イマココLIFE

キャリア18年の研修講師。少し心が軽くなるセルフケアやマインドフルネスの事、研修講師のお仕事を綴ります♪

話し相手の配偶者をどう呼ぶ?問題

2023年05月28日 | コミュニケーション
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。

マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。


画像は東京丸の内の中通りです。
私の大好きな場所。
今の季節は街路の緑も濃くて、本当に気持ちが良いです❤


このところマインドフルネスについての内容が多かったのですが、本日はコミュニケーションについて。

コミュニケーションに関わる研修を行っている私ですが、実は頭を悩ませているのが『奥様』問題。

『お宅のご主人様はなんて仰ってるの?』
奥様は今日はご自宅にいらっしゃいますか?

などと、話し相手の配偶者をさすことばにはジェンダー問題が絡みます。いろいろと配慮が求められますね。


自分の家族について公の場で話す時は
「わたくしの」「わたくしの配偶者」などと言っていますが、時と場合によっては「主人が…」と言うことも。

どう言うべきか!
というより、その場のコミュニケーションをスムーズにする為に、状況に合わせたいと考えているので、時に『主人』という表現も柔軟に使っています。


しかし、研修講師として”あるべき姿”をご提示する必要があるのも事実。

自治体や官庁の接遇研修では、夫・妻にかかわらず『配偶者様』と使いましょうとお示ししていますし、民間の接客サービス研修では”一般的に”『ご主人様・奥様』です。
あるいは『配偶者様』も使いましょう、とお伝えします。
(公的機関は徹底しています。研修でご指導する以前に、職場でしっかり教育されています)



今や、ご夫婦でバリバリ対等にお仕事をしていて、家事も育児もスマートに分担している皆様は、もはや特別な存在ではありません。
そのような方に『ご主人・奥様』と使うことにモヤモヤが生じるのも無理からぬこと。

今の時代にふさわしい呼称はないものだろうか。


『夫』はあるにはあります。
御夫君(様)は、私も日常的に使っています。ちょっと堅苦しいけれど、目上の方や改まった場所では積極的に使います。しかし『妻』に相当する呼称は?

ご令室
令夫人

ご令室はどちらかと言えばお悔やみの席で用いますので、日常的には使いにくいですし、令夫人は「口語」としては堅苦しい。
お手紙の際に使うほうが自然です。


文学好きな親しい間柄の方には、少しユーモアを交えて
「背の君はお元気?」
とか
「妹背様はお元気ですか?」
などと言ったりもしますが。まぁ、これは特例中の特例。


皆様はどうされているのでしょうか?
是非よろしきお知恵を御授けください♪


今日もお読みいただきありがとうございました。


マインドフルネス瞑想と「禅」

2023年05月25日 | マインドフルネス
こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。

マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。


梅雨入り前の好天☀
大物のお洗濯物に勤しみながら、日々色濃くなる木々の緑に癒やされています。

実は、少し体調を崩していました。
今はすっかり回復しましたが、日常の生活を送れることに改めて感謝の気持ちでいます。

同時に、身体がきちんとサインを出していた時に、ちょっと無理をして我慢していたなぁと、振り返っています😅

社会の一員として様々なものを背負っていると、「〇〇しなければならない」事柄も多くありますよね。期日や役割、責任。
そのために頑張るわけですが、時折、無理が利かなくなってしまう。

かえって周りの方々にご迷惑をおかけしたり、フォローしていただいたりとご負担をかけてしまいました。
(;´д`)トホホ…。

こんなときの魔法の言葉、「人間だもの」を自分に送っています。
人間だもの、疲れることもあるさ。

「お互い様よ」
と軽やかにフォローしてくださる方々がたくさんいてくださることにも、改めて感謝です。


さて、本日のブログのお題について。
コメント欄で
「マインドフルネスと禅は近い?」と質問をいただきました。

マインドフルネスの実践は「瞑想」で練習することが中心となります。瞑想と坐禅はイメージとして重なりますよね。
私は仏教、特に曹洞宗や臨済宗などの禅宗については全く詳しくありません。その上で、以下のようにお答えしました。


『禅においての「坐る=瞑想」は、結果を求めて行うものではなく、ただ坐る(仏陀が行ったように)為に坐るのかもしれません。

私が学んだマインドフルネスストレス低減法(MBSR)を構築したジョンカバットジン博士は、もともと禅の実践者でした。禅の実践で様々な効果を実感出来たので、自身の患者の治療に瞑想を取り入れました。

ですから、マインドフルネスと禅は非常に近いですね。ただ、一般の欧米人に”瞑想”というと怪しく感じられるために”マインドフルネス”というと言葉に言い換えたと伺っています。
また宗教色は取り除いています。

MBSRでもご受講前の説明で「結果を求めない」とお伝えしています。結果を求めることがストレスとなるためです。』


宗教色は取り除いている、とお伝えしましたが、私が学んだMBSRの講師養成の先生(Institute for Mindfulness-Based Approaches独)のお一人は大学で仏教心理学を学ばれたそうです(オランダ人)。

マインドフルネスの普及に力を注いだ、先日亡くなられたティク・ナット・ハンはベトナムの禅僧でもあります。


マインドフルネスは「禅」の力をお借りして、ありのままの自分や取り巻く環境を受け入れる力を育てているのかもしれませんね。


今日もお読みいただきありがとうございました。







雨音でマインドフルネス

2023年05月22日 | マインドフルネス
こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。

マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。


前回のブログ記事で、椿の木の白くて丸くて可愛いナゾの物体について書きました。


正体がわかる前は「可愛い❤」と触ってみたり顔を近づけたりしていたのですが、これがモチ病という木の病気だと判明したとたん
「あ!触っちゃった💦」
と、”気持ち悪さ”のような感情が湧き上がってきました。

そのもの自体は変わらないのに、感じ方が180度変化してしまうことを改めて実感です。


私達は人間であり、動物でもあります。

遥か昔、私達は自分の身を他の動物や自然の脅威から守り、その種を残すために、過去の経験や知識を蓄積させて、危険を察知し回避して来ました。

過去(データベース)へのアクセスと未来(イメージ・予測)へのアクセスにより、恐怖心を抱き回避行動につなげるのです。

怖がることは自分を守ることなので、とても大切な感情です。
(不必要にモチ病の白いものをベタベタ触れないために🤭
不安や恐怖心が身近な事柄だけで済んでいた昔は、すぐに確かめて解決することができて、ネガティブ感情からもすぐに開放されました。


現在は情報量が多く、自分とは無関係な事件や出来事、ニュースに反応せざるを得ない状況です。
SNSを通じてどこの誰かも知らない人から発信される言葉にも反応してしまいます。

自分で確かめるすべを持たないまま、本当かどうかもわからない事、会った事もない人に対して、不安感や恐怖心、時には怒りをずっと蓄積してしまっています。

ストレス…ですねぇ。



さて。今日は過去でも未来でもない、イマココ体験のワークをご紹介します。

梅雨が近づいている今の季節にできる
雨音のマインドフルネスです。

雨の日に室内で静かに座りながら、あるいは傘をさして外を歩きながら、雨音に耳を傾けてみましょう。

もしかしたら雨がキライ、苦手という人がいるかもしれませんが、雨音には癒やしの効果があるんですよ。

規則性はなく、でも一定のリズムを持っています。自然のリズムは心臓の鼓動のリズムと共鳴して、落ち着きやリラックスをもたらしてくれると言われています。


ピチャン、ピチャン

ザーーーザーーー

シトシトシトシト


耳を澄ませて、”今この瞬間”に聞こえる雨音と少し一緒に居てみましょう。

気づいたら、ココロはお天気になっているかもしれません。


今日もお読みいただきありがとうございました。







椿の木に真っ白でまんまるな…

2023年05月18日 | 日記
こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。

マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。


母の日の翌日、泊まりにきていた母と近所をお散歩しました。

街路の椿の木に見慣れぬものが!

確かに椿の木なのですが、花でもないし何だろう?!
直径8cmくらいはありそうな、まん丸で真っ白な可愛いビジュアルです。
1本の椿に2つだけありました。

何だろうね?と言い合いながら、きれいで可愛くて思わず写真に収めてしまいます。


敷地内のバラも花盛りです。



さて、さき程のまん丸で真っ白な可愛いコ。
どうやら木の病気みたいです。

モチ病。
見つけたら直ぐに取り除いたほうがいいとの事。
こんなに可愛らしいのに。

「病気」という情報(先入観?)がある時と無いとき。同じものなのに見え方が変わってしまうかもしれません。
”あるがままに見る”と言うことは、本当に意識的に行わなくちゃいけないなぁと、再確認です。


各地で暑さが厳しいですね。
皆様、ご体調に気を付けてお過ごしください。


今日もお読みいただきありがとうございました。




今日は母の日

2023年05月14日 | コミュニケーション
こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。

マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。


今日は母の日。
皆さんはどのように過ごされますか?

一緒に暮らしている方
離れて暮らしている方
すぐに会える方
合うことが難しい方
天国に召されている方

それぞれに関係性もあると思いますが、自分をこの世に産み出してくれた母という存在です。
その事に感謝して過ごせたらいいですね。


『感謝の気持ち』って、照れくさくてなかなか言えないという方は意外に多いですね。

研修の中で
『部下にどんなときに感謝しますか?』
と伺うと、長考の後
「仕事の終了報告を受けて”ご苦労さん”って言いますねぇ」
などとおっしゃってくださる方もいます🤭

それ、感謝というよりも労いですよね。
よくやった、という上からの了承みたいな感じ。
(でも、それを仰ってくれるのは素晴らしいですよ!)

もう少し、相手の存在そのものに感謝してあげたいものです。
「君が頑張ってる姿に刺激をもらったよ!いやー、ありがとう」
「疲れて外回りから帰ってきたとき、みんながいてくれるとホッとするよ。ありがとうね」

〇〇してくれたから
自分にメリットをもたらしてくれたから

そんな特別なことでなく
あなたのその存在そのものに有難う!

特に自分にとって大切な人には表明したいものです!!
妻に
夫に
母に
父に
子供に
おじいちゃん、おばあちゃんに

え?
言わなくても心が通じてるから大丈夫?


いえいえ、自分の感情だってわからなくなっちゃうのですよ。
例え本当に言わなくても分かり合えていたとしても、それでも「言われること」に喜びを感じるのです🤗🤗🥰

ちゃんと言葉に出して伝えてみませんか?



今日もお読みいただきありがとうございました。