温故知新 by メゾンゴルフ

ゴルフクラブの歴史と伝統 そして現代技術の融合により
摩訶不思議なゴルフクラブが出来上がりました(^^)v

ゴルフクラブの形

2015-03-16 00:18:24 | G-スイング

 

「目に映るゴルフクラブの形」

ゴルフクラブ
この完成された形状は眺めていているだけでも楽しいものです。
ゴルフをしない人にとっては、なんかヘンテコな形に見えるカモですがね(笑)

ホントこの形状は知れば知るほど…
地面にあるボールを運ぶにはこれ以上ない構造だとわかります。

画像はゴルフクラブの測定風景です。

クラブヘッドはシャフト軸線を基準に計測されるものですので、ウチではこのような測定専用の器材を用いて計測しています。
その理由はゴルフシャフトはテーパー(手元から先端にかけてすぼまっている)形状ですので、そのままですと斜めになったところからの計測になってしまうからです。

ちなみに、この器材で以下の測定が可能です。
https://sites.google.com/site/maisongolf2012/club_sokutei

 

 


ゴルフクラブの構造で押さえておきたいトコロ
その基本となる部分は、ロフト角度、ライ角度、バンス角度です。

ちょっとクラブに詳しい方は、ご自身のそれぞれの角度が何度というのは知っているかと思います。
特にウェッジなどは、ロフト角度表示で区分しているモデルも多いですし。

これらの角度は番手ごとに変化していきます。
ロフト角度ですと3~4度
ライ角度は0.5度ピッチというのが一般的です。
バンス角度はウェッジだけ?のようのように思っている方が多いのですが、これもそれぞれに存在しています。
スイングタイプにもよりますが、1~2度でフローさせた方がゴルフクラブとしては使いやすくなります。

そのたった数度(わずか)の差でヘッドはそれぞれ構成されてセットとなり、距離差を生む条件を整えています。

 

 


お客さまより頂きました(^^)/

2015-03-14 00:58:33 | G-スイング

 

人生初のフルセットをフルオーダーすべく日々修業であります。

今の世の中 パーツメーカーも吐いて捨てるほどありますな。
そんな現代のゴルフ界に辟易しながらも、自分の欲求を満たすためあれこれ…
本当にあれこれとさまよいながらメゾンゴルフさんと出会ったわけです。

漠然と過去の経験をもとに自分なりの理想っちゅうもんがあるわけです。

数値やメーカーのデータでは計り知れない感性の部分。
いちばん大切にしている 弾道からフィードバックする フィーリング 気持ち良さ。
しかしこれらを言葉にするのはなかなか難しい。
今までいろいろなクラフトマンに相談し、試したいことを伝えてきたが、なかなか満たされないことばかり。

そんな中、メゾンゴルフさんとお話しさせていただいた。


 

自分が描く近未来のスイング、フルオーダーすることでの変化 違和感 すべてひっくるめての話しを。
なんというか…
自分が求めていた欲求、満たされたい気持ち、スイングもそうだが、最強の武器、武士の刀みたいなものを所有したいという思い…

今年初めから、すでに3ヶ月。
じっくりとレクチャーを受け、自分のフィーリング、動画を見てはセッティングを提案して貰っています。
決して一方通行でないやり取り。
先を見越した、メゾンゴルフさんならではの…
奥のふか~いやり取りに感動しながらの共同作業です。

僕にとっては至福のひとときですな(^^)v

 

ラインにて動画通信レッスンの模様です(^^♪

 

 


ゴルフクラブのロフト角度とライ角度

2015-03-12 01:30:38 | G-スイング

今後のゴルフ進め方
思い描くゴルフスイングや弾道
それらを実現するためのゴルフクラブの方向性
そのたたき台として現在お使いのゴルフクラブの測定を行っています!
お気軽にお問い合わせください(^^)

 

 


ゴルフクラブのロフト角度とライ角度

クラブはシャフト軸線を基準に計測されています。
画像は7番アイアンで、測定数値は
ロフト:35度/ライ:61.5度
そして、その測定値を元に角度を立てたり寝かしたり
普通、工房やショップへ行ってもこれで終わりなんでしょう。

ご自分のクラブ角度が何度であるかをご存じの方は割と多いのですが、その効果とか意味となると…
ということですので、せっかくですからさらにもう一歩進めてみましょう。

 


この計測した状態を仮にスクエアとして、スウィング中ヘッド姿勢が変化してしまった場合…
これがどのような状態になるのか?
先の基準値は把握はしていても、それが変化してしまった時のクラブ角度を知っているという方は少ないかと思います。

ライ角度は保てたという条件でヘッドが開閉してしまった…という場合です。

右へ行ったかと思えば今度は左…
コースでも練習場でもよくある現象だと思います。
真中がなかなか無い…っていうのが。
で、その時ヘッドはというとこうなっているんですね。

(上の4分割の画像の下2つ)

アドレスした状態で見た感じでは計測時よりも少々開いた(閉じた)だけのように見えます。
…が…
この状態で角度を測ってみるとですね

閉じた状態 ロフト 25度
開いた状態 ロフト 45度

 

え~~~
ちなみに25度というと4~5番
45度は9番~ピッチングのロフト角度です。

もう一度確認しておきますが、このクラブのオリジナルロフトは35度です。

それが上にも下にも10度以上の変化をいとも簡単に引き起こしてしまうこの姿勢。
ちょっとビックリではないですか(笑)


一端クラブ(ヘッド)を開いてしまうと、クラブ側に開いたものが閉じていく機能はありません。
ですので、それを取り戻す作業が必ず必要になります。

その際、なんらかの動きは出来たとしても、このクラブの正規のロフトになるのはたった1点しかありません。
その(奇跡の)タイミングを外してしまうと、これはもう7番アイアンではなくなってしまいます。

裏を返せば、この変化を人間側で完璧に管理できるのであれば、クラブ本数はそんなにいりません。
アイアン数本で何不自由なくゴルフが出来るでしょう。

しかしながら、世間では「打ってみるまで何番アイアンになるのかわからない」スイングが主流です。
それをローテーションと呼ぶと非常にウケが悪いので、あれこれ表現を変えているだけのことで、結局は同じ事をやらされてしまいます。

 

ちなみにですが、今までの話、これは平面上でのことです。
実際のスイングでは高さを伴い、さらにはスピードも加わった状態で…となります。

ゴルフクラブを作っている立場からすると、ヘッドが開閉する動き
そんな扱い方をクラブが望んでいるとは到底思えないんですがね。


メゾンゴルフの舞台裏

2015-03-09 23:07:44 | G-スイング

ゴルフシャフトは同メーカー、同スペックのものでも1本1本違います。
その同じブランドのフレックスや重量が同じものであっても…です。

さらにはヘッド重量にあったオイシイところ♡もシャフトによってそれぞれ異なります。
で、ソコを引き出すためにはミリ単位の調整を欠かすことはできませんので、お店にあるホワイトボードは数字だらけです(笑)

このデータを公開するわけにはいきませんが、独自にテストを重ねて見つけ出した数値です。

そのいくつかのポイントを基準に使用者の方に合ったところへ調整していきます。
その過程ではシャフトを使い物にならなくしてしまうことも多々ありますが…(ToT)

これをやっていていつも思うことなのですが、カタログにあるような一応のデータ?
雑誌に出てるようなインプレッション?は、こう言ってはナンですが、あまり…どころか全く役に立っていません。

さらにはよくあるヘッドとシャフトをくっ付けて、グリップいれて、ハイ出来上がり
(バランス調整ぐらいはしてるのかもわかりませんが…)
それでよくゴルフクラブに出来るよなぁと逆に感心するばかりです。

ウチにはそんな技術がありませんので、地味ぃ~に、

世間で言うところのかなり効率の悪ぅ~い?

方法で独自の考えを持ってクラブ造りをやっております(笑)

ゴルファーにはタッチポン♬でショットして頂きたいですから(^^♪

 


重量60g台、フレックスはS、キックポイントは中調子で、トルクは3.5前後
このあたりが今、リシャフト業界で最も多く取扱われているところだと思います。

私自身、このゴルフ業界で仕事をさせてもらっている身ですので、当然クラブテストはします。
そのゴルフの腕前はというと、一生懸命したにもかかわらずHCゼロにもなれず、2で終わってしまった程度です。
だからかもしれませんが、その売れ筋のところのシャフトを使ってみても…ですね。

ぶっちゃけナ~ンもワカラン!!のです。

なんとかして体感できるよう、あれこれ手は尽くしてはみるんですがね。
私にとっては単なる棒というか…
そういう認識だけしか得ることができないんです。
スイングとしてなにか手助けになる…そんな要素は見つけることはわたしにはできません。



ですので、あれをそれでホントに体感出来ている人がいるのであれば、それはスゴイなぁ~と感心している次第です。
(なんか感心してばっかだけども)

まぁ体感できてる、違いがわかる、というのであれば何も言うことはありません。
ですが、そんな方ばかりではないと思います。

もし私と同じような思いをしている方がいらっしゃるのであればメゾンゴルフまで一度ご連絡ください。

シャフトとはどういうものなのか、ウチのクラブであれば容易に体感可能です♡

これまで疑問に感じていたことも納得できるかもしれませんし、それがもたらす恩恵を現実として目の当たりにすることができるでしょうから(^^)v




メゾンゴルフ
776-0010
徳島県吉野川市鴨島町鴨島556-19
Tel (0883)36-9292
携帯 090-1002-1035(ドコモ)
E-mail maisongolf@sky.plala.or.jp


インパクトロフト

2015-03-08 00:13:02 | G-スイング

 

クラブオリジナルのロフト効果で打つためには、入射角度分ロフトが立っている必要があります。

「その立ちをどういう状態で実現するか」

このロフトの立ちは、ボールをつかまえるための必須条件なのですが、本来特別なことは何もしなくても、大層に言わなくても、ゴルフクラブさえ持っていればこの形になります(^^)v

…なるハズなんです…

自分にとって機能する、つまり自分に合ったヘッド重量とシャフトを使用するという最低条件さえクリアしていれば。

十分な重量があれば、シャフト効果により→ロフトが立つ
十分なシャフトの動きがあれば、ヘッド重量効果により→ロフトが立つ

つまり勝手にそうなるんです。

それが道具側で十分におこりきらないと、やらなくてもいいことをやらされてしまう…
結果、いつまで経ってもこすり球から抜け出せない…という悲しいことに^_^;


??メーカーも一応の対策??はしています?!
昨今のクラブ(特にアイアン)を比較すると、その発想がよくわかります。
1番手どころか2番手…モデルによってはさらにロフト角度が少なくなっているものもあります。

これまでの流れからすると、この行為は正しい?かに思えます。
が…それでもなお大勢の方がこすり球に悩んでいる、飛ばない…のはナゼなんでしょ。

ロングアイアンどころかミドルアイアンも満足に使えなくなってしまった…
結果、ユーティリティーが何本もバックに入っている。

単にロフトを少なくしてしまったがために、ピッチングウェッジとは名ばかり?
これが意味の無いウェッジになってしまい、結果、名称も付かない度数表示のウェッジがこれまた何本も必要になった…

どれも突き詰めていくと、結局はヘッドスピード勝負という結末…ということに。

スピードに頼らず(そんなに振らなくても十分出ますし)
繰り返し行う運動を簡単に誰にでもできるものにし、ボールをつぶす快感を味わってもらいたい♡

そんな思いでゴルフクラブを創り、スイングを考えている私としましては、現状の業界はさみしく感じます。

 


入射角度

2015-03-06 01:22:41 | G-スイング

入射角度

ゴルフクラブは多かれ少なかれ、高さを伴った状態からボールとコンタクトします。
この時の角度を「入射角度」と呼び 運動中はこの角度が基準となります。

例えばロフト角度
アドレス時に30度であったのならば、ショット時もボールに対して30度の効果とならなければ意味がありません。
打ってみるまで持っているクラブが何度のロフトになるのかわからない?!
これではゴルフとしては困ります^_^;

そのために考慮しておかなければならないのがこの入射角度
「インパクトロフト」という少々聞き慣れない言葉かもしれませんが覚えておいて損はありません。

これはヘッド(クラブ)が動いている状態
つまり実際スイングした時にボールに与えるロフト効果ということで、通常言われているロフトというのは静止状態で計測した値です。
それがどういう事になるか?
その違いがわかっている人って案外少ないんじゃないでしょうか。


入射角度分 アドレス状態が傾むく?!

ここでは簡単に表現しておきます。
ボールに対するロフトは、この入射角度が上乗せされています。
そんなにピッタリにはいきませんが、もし10度の入射角度があるとすれば、30度のロフト角度プラス入射角度の10度 
ですのでボールへの影響は40度のクラブで打っているということになります。

仮に番手間のロフト角度差を4度で設定している場合…

2番手半 下のクラブで打っているという事になります?!


アドレスの再現?!

2015-03-04 01:04:44 | G-スイング

 

 

ココもかなりの誤解があるんじゃないかなぁ~

スウィング用語のひとつに「アドレスの再現」なんて表現がありますけども、もしかするとこう捉えているんですかね。

「構えた状態にクラブが戻る?」

それがアドレスの再現という言葉の意味だと。
そのまんまというか見たままというか…
もしそうであれば、そのショットは数番手下のクラブで打つことになります?!

どういうことかと言いますと、例えば5番アイアンを持っているのだとしたらこの場合、7番アイアンの長尺クラブ(もしかすると8番とか9番)で打っているのと同じ現象になってしまうということです。

上の番手になるとどれを打っても距離の差が出ない…
飛んでくれない(*_*)なんて話を良く聞きますが、確かにこうなってしまうと飛びません。

この状態のまま距離を稼ごうと思えば、そのロスをロス以上のスピードで補わない限り5番アイアンにはなりません。
(アイアン嫌いの方が多いのもこのあたりに原因があるのかも)
いくらでもスピードを上げられる、と言う方はいないですものね。

ということで運動というものが加わった状態の「アドレスの再現とは?」
こんなテーマでしばらく進めてみようと思います。

アドレス時は静的な状態のゴルフクラブ!
インパクトは動的な状態のゴルフクラブ?!

興味がおありでしたらお付き合いくださいませ(^^)/

 

 


ボールの重さ

2015-03-02 00:20:14 | G-スイング

ボールの重さ

ゴルフボールは直径約4cm

球技としては小さい部類に入る大きさですが、ラージ、スモールという大きさは今はありません。

ですので、世間一般にボールというと硬いとか軟らかいといったところが話の主流のようです。

それはそれでいいんですが、さらにもう一つの要素が話題に上ってもいいように思うのが「重さ」の話。

「ボールが重い、重たくって仕方がない…」

これ、わかる~~~って方いらっしゃいます?

…っていないか…いればもっと話題になるハズですものね。

 

あまりに言ってくれないし、聞かないものですから、ウチが推奨する安いボールは単に重いのか?と思い計測してみたのですが、ブランド物と大差ありませんでした(笑)

それもそのはずで、この重量も先ほどの大きさと同様、上限値がルールで縛られています。

ですのでそう違いはないのですが、鋭い方はここでピンときた!

何かに気が付いた!!かもしれませんね。

 


このボールの重さを体感していれば、何か策を講じようとすると思います。

そうしなければ、スイングするたびに疲れてしようがありません。

出来ればこの重さは受け持ちたくはありません…人間側では^_^;

出来ればその感触は味わいたいです…気持ちいいので♡

そんな欲張りな発想ではありますが、今こうして言葉に出来ているわけですから、これは経験上のものです(^^)v

 

 

 

 

他の人はどうなのかは知りませんが、私はこのとき自分の体重で精一杯なので、ボールの重量にかまっているどころではありません。

ですので、その重量はクラブに任せています。

ケド欲…ですので、その感触だけは味わいたいので、感度良好のシャフトは手放せませんケドも(笑)


しかし、ボールの重さが一般に話題にならないということは、その大変さも、逆にオイシイ感触もきてない、知らないということですかね。

これにいち早く気が付いて、その策を講じている、また講じようとしているみなさんはセンスありますね、さすがです(^^)v

 

 

ちょっと極端ではありますが…こんなイメージはどうでしょう?

 

なんだソレ?!

と思うかもしれませんね。

これは砲丸、一般男性用ですので7kg強あります。

もし…このボール?を打て!と言われたらどうします?

こうするっ!!って即答できないまでも、いろいろと考えるんじゃないですか?

その方法は数あれど、軽いもの持ってきて、速く振ろうとする人…いますかね。

いたとしても間違いなく少数派でしょう。

 


たかだか40g強の重さにこんな思いをよせることになるとは…

笑ってしまいますが、虜になる、癖になる、抜けられない快感なんでしょーがありません(^^♪

 

 


スライスボール?!

2015-02-28 01:28:26 | G-スイング

スライスボール
ほんと見かけなくなりましたね~

そう言うとみなさん、えっ?!ってなるかな。
でもね、スライスボールってのはある意味難しい弾道でね。
そう簡単に打てるものではないんですよ。

球質を決める要素にボールの回転があります。
量販店などに行くと試打ブースなどがあって弾道測定をしてもらえますので、知っているという方も多いとは思います。
フックとかスライスとか、それはサイドスピンで決まり、この量が多ければ曲がる…と。

確かにうそではありません。
でも本当かというと、そうでもありません。

なんとも曖昧な表現ですが、このサイドスピンをいくら増やしても曲がらない?!
そんな方法もあるのでそうなるんです。

 

では現実に見えるボールの曲り…
その数ある要素の内のスピンについて見てみましょう。

ボールの回転には左右の横方向のスピンともうひとつ、上下の縦方向のスピンとがあります。
俗に言うバックスピンというものです。
この両方の関係で曲りというものが決まってきます。

分母をバックスピン、分子をサイドスピンにとります。
サイドスピンが増えれば、その分曲がる要素も増えるのですが、多くの場合はその増加分はほとんど影響しません。
その理由は一般に打たれている弾道の場合、分母となるバックスピン量が非常に多いために相対的にサイドスピンを隠してしまうからです。

こうなると曲がりません。

現実として目標よりも右に出たのをスライスと呼んでいるのが一般的なところで、その弾道は決してボールが曲がってるということではなく、限りなく直線で、それが右に傾いた…というものです。
ブーメランのように曲がっていくバナナボールでは無いわけですね。

(ヘンに聞こえるかもしれませんが、コチラからするとバナナボールを打ってくれている方が逆に安心するんですけど、冒頭のとおりこういう弾道を打ってくれている人はほんと見かけなくなりました…)

 

 

 

逆にこちらの方が真っ直ぐは行くと思います。
行くとは思いますが…これはとにかく距離が出ません。
それがいい事なのか悪い事なのかは判断に任せますが、こすり球とスライスボールの違いというのは、なんとなく見えてきましたか?

 

 


ディンプル

2015-02-26 00:04:16 | G-スイング



「現在のゴルフクラブであれば、捕まり過ぎるから逆にボールを逃がしたいと願うのが本来の姿だと思います。」

 

ゴルフボールの表面にはディンプルと呼ばれる窪みが多数存在しています。
そのボールとヘッドとの衝突がインパクトなんですけども、その素材は硬いボールだろうとやわらかい?軟鉄であろうと、所詮はゴム 対 鉄ですので、ボールの方がつぶれます。

ですが…
ソフトフィーリング?!を謳い文句にしているボールであるにもかかわらず、クラブを見せて頂くとそれが想像できない跡(フェイス面)が多いんです。

この画像のどちらが効率のいいインパクトだったかは一目瞭然です。
っていうか、一方は一体ナニを打ったのかすらわかりません…

この跡がどのような状態になっているか、一度チェックしてみて下さい。
で、その跡からボールとヘッドがどのような状態(姿勢)でこのようになっているのか、想像力を働かせてみてください。
ディンプルの跡が確認できるという方は、それが何番アイアンまでデキるか、試してみましょう。
下の画像は7番アイアンですが、このように見えます。

 

これは余談ではありますが…

「ゴルフクラブとスイングは表裏一体の関係です」
オーバースペックなクラブをお持ちの方とお話しさせて頂くと、その分自分が頑張るスイングを
逆に自分に合ったクラブをお持ちの方は、放っておいてもどんどんスイングが変化していき、ボールがつぶれます。

よく言われる「スイングが出来ていないのにクラブを変えても意味がない」
これは私から言わせれば全くもってナンセンスで、「手にしたゴルフクラブ用の動きがスイング」なわけですから、ねじり鉢巻きスイング改造だけ頑張っても多くの場合は徒労に終わってしまいます。

<ゴルフクラブのポテンシャルを引き出す動きを身につける>
それを知らず知らずのうちに、気が付かないうちに習得する。
こう言うと、なんか胡散臭いと思うかもしれませんが、イヤでもボールが捕まる構造のゴルフクラブのはずなのに、お世辞にもそうなっていないという事実を考えると、今のままでは…
なにかを変えなければ…

ということは納得だと思いますけど。

 

 


こすり球

2015-02-24 00:24:56 | G-スイング

 

想像してみて下さい。
この状態でインパクトしたとしましょう。
ボールは球体で、ヘッドにはロフト角度という坂が存在しています。
この条件下でボールはどのような反応を示すでしょうか?

あたり前すぎてバカバカしいと思うかもしれませんね。
でも現状起こっている問題というのは(特にゴルフの場合は)あたり前、常識とされている事にあるものですので、今一度考えてみましょう。

 


あ~コスった~!
コースではよく飛び交う言葉です。
これも誤解が多い部分でありますが、このこするという現象…
画像矢印でいうと 青線 横への方向のミスと思っているのではありませんか?

それに乗っかるかのごとく便乗して言われているのは軌道です。
インサイドアウトとかアウトサイドインとかですが、それはほとんど関係ありません。
要素としてゼロではありませんが…というレベルでの話です。
実際どちらの軌道であれ、スライスもフックも出てます。


もうひとつ確認しておかなければならない事があります。
スライスボールってのはある意味難しい弾道で、かなり飛ぶ!!のがホントで、そう簡単に打てるものではないものです。
一般にはほとんどの方がこれに悩まされている…と思っているのが現状のようですので、そこで質問です。

こすり球とスライスボールの違いってなんだと思いますか?

この説明がつく方はこすり球には悩まされてはいないと思いますので、数回にわたる今回のシリーズは読む必要ありません。

ですので、その時間を何か別なところに使って下さい(^^♪

 


脇をしめろ?

2015-02-22 00:23:28 | G-スイング

脇をしめろ?

脇をしめろ?

脇をしめろ?

脇をしめろ?

 

脇をしめろ?

脇をしめろ?

 

 

ゴルフで言うところの
「脇をしめる」
ということになると
みんな脇はがらあきということになりますね?

 

ゴルフで言うところの「脇がしまった状態」
これを今一度考えてみてください

着目点は 肘 です!!

この肘の位置がゴルフの場合 体にくっついた状態を良しとしているようですが
利き腕を使用不可能にしてしまった状態で ナニかいいことありそうですか?

 

 


フライングエルボー

2015-02-20 00:01:26 | G-スイング

どうでしょうか?
誰もが認めるその形とは似ても似つかない状態です。
事実この両者のスウィングは受け入れられたものではありませんでした。
特にこの状態の事を「フライングエルボー」と呼び、先のクラブ構造上のズレと同様、専門家ほど嫌悪感を持つというものでした。

それにも理由があって、その当時(今もですが)スウィングのお手本とされていたのはベン・ホーガンです。
それを元にスウィング理論なるものを持っている人達にとっては、この形が主流になることは非常に都合が悪い。
自らの根本を否定されるものですから。
ですので、この形が悪いものとして広まったのは専門家にとっては好都合だったのです。

で、この流れに喜んだのは何を隠そうこの2人?
ゴルフにとって非常に理にかなったこの形が悪者、特殊なものとして扱われるのですから、誰も真似しようとはしません。
相変わらず“脇をしめる?”ことをやってくれているのですから、2人のあの勝ち星も納得です。
勿論、当人のスウィングが素晴らしかったことには違いありませんが、追う側の選手達がより複雑極まりないスイングをしていたのでは歯が立たないことは自明の理です。

ここで「フライングエルボー」に関するある言い伝えをご紹介しましょう。
実はこの言葉を世に広めたのは実は、そのニクラウス本人だった?!

悪い形というニュアンスで伝えたのも作戦?!
まあ都市伝説ともとれる内容ですが、火の無いところに煙は立たないという諺もありますし、選手としては知られたくない、真似されたくないという心理を考えれば、当たらずと雖も遠からず、だと思います。

そのフライングエルボースウィング?を持って来日した際、その(悪評の)前評判を偏見とせず取り入れたのが尾崎将司選手です。
彼は常々、スウィングを事細かく伝えるのではなく、「その意味を考えろ!」と言っていたそうです。
だから風評被害にあわず、以降の栄光を獲得することが出来たのでしょう。
確かに中には真似した選手もいたとは思いますが、そうしている理由というものが伴わないがために続かなかったのでしょう。


少し話がそれてしまいました。「脇をしめろ」と「腰を入れろ」に戻ります。
この両方の言葉は、形や動きの事を言っているのではなくて、日本人として受け継がれてきている精神論としての意味合いが強いというのが私の見解です。

ちょっとうっかりミスをしてしまった時のことを「脇があまい」と言います。
「脇をしめてかかれ」というのは気合を入れてとか準備万端でという意味です。
「腰を入れる」も同様、物事に取り組む際の心構えというか、そういう意味合いで使われる言葉です。

両者共、あまりにイイ言葉すぎて?使わずにはいられなかったのかもしれませんが、こと体にあてはめてしまうとトンデモナイことをやらされてしまう事になります。

 


「肘使い」

2015-02-18 00:48:54 | G-スイング

ウチが推奨しているスウィング、クラブ扱いによる体の動きに「肘使い」というのがあります。

ですが、これを説明すると必ずと言っていいほど反論に近いニュアンスで返ってくる言葉があります。
この肘使いがどういうものかというのは追々説明いたしますので、ここではウチでは「あたり前」の動きがナゼ反論されるのか?
そこに着目してみたいと思います。

我々日本人なら聞いたことが無い人はいないであろう「脇をしめろ」と「腰を入れる」
この脇と腰にまつわる用語は多々ありますが、ゴルフにおいてよく言われているのはこの2つです。
確かにすばらしい言葉です。
ですが、その解釈はというと運動に対する形と性能に対してそれをそのまま受け止めているのではないでしょうか。

「脇をしめろ」
これをゴルフファーに伝えるとえるとどういう姿勢をとるかは想像どおりで、“脇を閉める”です。
テレビや雑誌で見ている形、ゴルフの常識?とさえなっているかのごとくの形です。



しかしです。
「ナゼ、このような形をとるのですか?」
そう尋ねるとなぜか?そこで会話は終了してしまいます。
無言の時が流れるか、言葉が出てきたとしても“こうしろと教わった(書いてあった)”もしくは“みんなこうやっている”というもので、その理由となると閉口してしまうのです。
(もしかして“しめる”だから?)

それだけすばらしい形なのだとしたら、もっと明確な理由が存在してしかるべきですね。
常識となっているのだとしたら、誰でも…
少なくともゴルフをしている人にとってはナゼなのかが分かっていてしかるべきだと思うのですが、いかがですか?

 

ではここで“誰もが認める形”ではない2選手に登場してもらいましょう!
ゴルフ業績という意味では生きるレジェンド、ジャック・ニクラウス選手と尾崎将司選手です。
まずはあれこれ書くよりも見てもらった方が伝わりやすいと思いますので、2人のトップ時の画像を載せておきます。

 

 

 


クラブヘッドを6面体として考えてみましょう その3

2015-02-16 00:33:16 | G-スイング

 

前回の続き


この複雑極まりない運動でボールをさばくには、ボールの高さ(約4cm)
これもたぶんボールの赤道なんて使えてないでしょうから、半分の2cm。
それでもこの軌道ですとトップするのは免れないでしょうから、さらに半分の1cm。
さらにはほんの少しでもボールの手前に入ってしまうとダフリ…


となると、ヘッドの着地ポイントはボールの底と芝生との僅かの隙間を狙ってボールを打たなければならない…ということになってしまいます。

で、それを画像からも見て取れるように、体本体はほとんど動いていない状態で行っているわけです。

そりゃスイングが難しくてあたり前
っていうかほぼ無理!!

で、大半の方はそれを右手の動作で作っています。
円運動の支点には考えている以上に大きな力がかかります。
その結果、グリップがこのようになってしまうのです。
俗に言う「手を返す」

ローテーションと呼ばれる動きですが、これを手打ちと言わずに何と言うのでしょう?


「手打ち」を否定するスイング論のほとんどは、最後の最後で手打ちを要求されます。
一般の方がそれに気が付かないのをいいことに、もうやりたい放題なように思います。
確かに「手打ち」はよくはありませんが、「手や腕を使わない」ということではありません。

クラブを持っているのはまぎれもなく手です。
特に利き腕はしっかり使ってもらわないとスイングはできません。
その正しい使い方を覚えればいいだけの話なんです。


余談ではありますが、前回ビジネスゾーンと言いましたが、これはグリップ交換を早める…
コチラに「仕事をさせてくれる」って意味ですか?
それは気を使って頂いてどうも…です。