テレビ朝日ヒューマンスペシャル番組

もし身近な人が重い心臓病にかかったら・・・
もし身近な人が交通事故で脊椎損傷で車椅子の生活になったら・・・
もし自分がアルツハイマーになったら・・・
今の医学では・・・もとの元気な自分に戻ることは難しいでしょうね！
そんな今の医学では治癒が難しいとされている病気を治す研究が世界中で
熾烈な競争のなかで行われているそうです。
それがiPS細胞の研究です。

今日日曜日の2時から、テレビ朝日でヒューマンスペシャルの番組を
1時間半放送してました。
再放送が31日BS朝日夜7時半からやります。

iPS細胞を始めて作ることに成功した京都大の山中先生はもともと
整形外科医だったそうです。
脊髄損傷の患者さんを前に治療する方法がないことに絶望を感じ、基礎医学の研究に入ったそうです。

人の受精卵細胞が分裂して、あらゆる機能をもった人間になっていきますが
皮膚になった細胞は、もう決して戻ることはなく皮膚として死んで行きます。
この皮膚の細胞にある遺伝子を組み込むことによって人工多能性幹細胞を
作ることに成功しました。
これがiPS細胞で、今この細胞から心臓、肝臓、神経、血液などの
細胞を再生させて医療に利用できないかと、盛んに研究が行われています。


山中先生は最後に人間として健康に老いて、健康に死んでいくのが理想
だという言葉が印象的でした。

他に多能性幹細胞にはES細胞、クローンES細胞などありますが・・・
羊のドリーちゃんの話などで有名です。
こちらは倫理性、拒絶反応など問題があるそうです。

こんなにいろいろな研究施設で病気の治療の可能性について研究
されています。
心筋梗塞を起こさせたマウスにiPS細胞から作った心筋シートを
貼り付けて、見事心臓の機能を復活させている映像にびっくりしました。

iPS細胞がガン化する心配など指摘されていますが、遺伝子を組み込む
方法など研究されて、安全性も研究されているようです。

アルツハイマーなどの恐怖をもっているマジョおばさんとしては
早く実用化してほしいところですよ。
難しいテーマですが、私たちにほんとに身近な問題です。
興味がありましたら、ぜひ再放送を見てください。

http://ips-info.jp/index.html
iPS細胞とは？なんじゃらほいと思われる方は、このサイトを見てください。
詳しく説明されています。