『手の指の使い方で、身体の使い方が変わる?呼吸が変わる?声が変わる』について、お伝えします。
手の形を『グー』にして息を吸ってみてください。 pic.twitter.com/p9NsKzoKPH
次に『小指と薬指を折り曲げて』息を吸ってみてください。 pic.twitter.com/OhNwJ1U4T3
『グー』で息を吸うと、『胸の筋肉が活発に動きます』。胸の筋肉が活発に動くことにより、つまり、胸郭が広がることにより、息が入ってきます。胸式呼吸という息の入れ方です。
小指と薬指を折り曲げて息を吸うと、『腹部の筋肉が活発に動きます』。腹部の筋肉が活発に動き広がることにより、横隔膜が下がります。腹式呼吸という息の入れ方です。
グーの手は、胸の筋肉が活発に動き、使えている筋肉が『胸?肩?腕』周辺の筋肉となり、身体全体からみると、『使えている筋肉が少ない状態』となります。
小指と薬指を折り曲げていると、腹部の筋肉が活発に動きます。『腕?肩?胸』の筋肉に『力み』が少なくなり、腹部の筋肉や、背面の筋肉が使えるので、身体全体からみると、『広く筋肉を使えている状態』となります。
ポイントは、『手の指の形を作ってから、一呼吸おこなう』ということです。
グーは、『張りのある声、元気な声、踏ん張っている声、硬めの声』などが出てきます。
カラオケ、司会、プレゼンなどでマイクを使う時に、『どのようにしてマイクを持っていますか?』。
柔らかい声を出したいと思って、マイクを持つ手の指を、小指と薬指を曲げて持っていたら、『変な持ち方の人と思われるか、ロックミュージシャンかっ?』ということになっちゃいます。
そこで、両手が使える人は、マイクを持っている手ではなく、『もう片方の手の指の形を、小指と薬指を曲げていると、柔らかな声が出てくる』ということを知っておいてください。
なんと、片方の手の指はグー。もう片方の手の指は小指と薬指を折り曲げていると、どちらが優先されるか。なんと、小指と薬指を折り曲げている手が、身体は優先します。
つまりマイクはグーで握りしめていてもオッケー。暇の足りている、もう片方の手の指の小指と薬指を折り曲げていれば、柔らかな声が出てくるということです。
ちなみに、話す?読む?歌っていて、『声が震えてしまう、息苦しくなる、喉が痛くなる』という方は、『小指と薬指を折り曲げていると、楽になります』。
自分の状態を『感じてから』、どちらの手の指の形を使うかは選んでください。第一に大切なことは、『感じること』です。マニュアル化しないようにお気をつけを。
以上、『手の指の形で、身体の使い方が変わる?呼吸が変わる?声が変わる』でした。
どんなに良い性能のマイクも、『声次第』ということをお忘れなく。どんなに良い性能のマイクを使っても、声は変わりません。変わるのは声です。身体の使い方次第で、声はいかようにも変わるということ。身体が元手、です。