癒しの時間始めました!

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懇談。

2011年07月12日 | 日記
下の子の懇談に行ってきた。

はずなんだけど、

話しの2割が我が子の事であとの8割は

同じクラスのAくんの事。


去年の下の子のクラスは4月から波乱。

6月までにガラスが4枚も割れ、

友達の喧嘩を止めた我が子が手首にガラスで15針以上のケガを負い、

学級崩壊は止まらず、

毎日、先生のどなり声の日々。


そんな中で1番の問題児とされていたのがAくんだ。

でもこの子は悪いけど、悪くない。


先生にも我が子にも言ってきた。

ただ、寂しいだけなんだ!って。

「かまって!!」って気持ちがそうさせてるんだって。


まだ幼い彼は、

そんな気持ちを暴言や暴力でしか表現できない。

上手く自分の気持ちを伝えられない。

でも、周りにその子の気持ちに寄り添える大人はいない。

「悪い子」のレッテルだけ貼って。


4月の家庭訪問の時に今年のクラスの先生が、

我が子の手首の傷や精神面を心配してくれていた。

有り難い。

先生はAくんの担任になった事で身構えてる感じだった。

なので、

「本当はかまって欲しいんだけど、人との関わり方がわからないだけなんです。

 我が子が今度の先生は自分たちの話しをちゃんと聞いてくれる!って、

 喜んで帰ってきました。だから、Aくんの話しもちゃんと聞いてあげて下さいね!」

そう伝えていたからかも知れない。


去年はいくら誘っても来てくれなかったAくんが、

1度遊びに来てくれた事がある。

ちゃんと「お邪魔します」も「ありがとうございます」も言える笑顔の可愛い子なのだ。


遠足に行った時も、我が子はお弁当に入った苦手な物を「落とした~!」と残すが、

Aくんは半泣きになりながらも頑張って食べていたらしい。エライ!!

なんで我が子は、肉は落とさなくて野菜ばっかり落っこちるんだ!まったく!!

「は~い!落ちた野菜が食べて欲しいと帰ってきましたよ~!!」と夕飯で反撃だ(笑)


Aくんの事は気になっていたので、我が子からは時々聞いていた。

最近では一緒に仲良く遊んでるらしい。


懇談時に先生が、

「最初は大変でしたが、ちゃんと話を聞くようにして、

 上手く気持ちを言えないAくんの気持ちをみんなにわかってもらうようにしたり、

 いろんな事をみんなで話し合うようにしたら、Aくんはすごく落ち着いてきました。」


私は「Aくんがこの学年で良い転機を迎えられるといいですね。」と応えた。



本当はね?

本当は、親がやることが理想。

でも、

そうじゃない現実。

私も学校の先生の一言で変わった覚えもあるし、

親じゃなくても、向き合ってくれる人が1人居れば、子供は頑張れる。


SOSを出してるうちに何とか出来そうで良かった!って思う。

それをほっておくと子供は助けてもらえない事に絶望してしまう。

そうなると、

もう子供は何も発信して来なくなり、

見えない闇に向かってしまう。



去年まで一切ノートを書かなかったAくんが

今年は先生がほめてくれた事が嬉しくて、毎回「今日はノート提出するの?」と、

確認しては頑張って書いてるそうだ。



やっぱり、子供には笑顔でいて欲しいと思う。