江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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不足している教室。(白鷺特別支援学校祭)

2011-01-22 | 障害のこと・精神医療のこと

「終身雇用」高等部で見つけた習字です。
なぜ、彼はこの言葉を選んだのでしょう。
希望、なのかな。
本人に、なぜ?って聞きたかったです。

さて、下の写真、何が違うかわかりますか?



大きさです。
右の教室に比べて、左の教室は半分になっています。



これも、半分になっている部屋です。
カーテンで仕切られています。
上のように壁で仕切られている部屋もあります。

今、特別支援学校は、教室が足りません。
それで、2つに仕切って使っているのですが、
圧迫感があります。

たとえば、下の写真の中学部の生徒たちは、
マジックショーを見せてくれました。
でも、半分の教室では、それすらできません。

特別支援学校の増設が必要なことは、
入学してくる生徒の数からしてもわかるのに、
今、東京都がやろうとしていることは、
江戸川特別支援学校と小岩特別支援学校を合併して、
巨大な一つの学校にし、
白鷺特別支援学校は、高等部だけにすること。

そして有明地域に、江東区と共同で通える学校をつくり、
そこに中学部の子どもたちを通わせる。

さらに、学校の中での先生を減らして、
介護ヘルパーの勉強をした人を雇い、
トイレ、食事介護をさせる。

しかし、これはすでに、たいへんなことになっていて、
ヘルパー免許は取ったものの、現場経験の無い人ばかりが
学校へやってきて、しかも、入れ替わりが激しい。
そして何より、トイレや食事は、
ただ単にすればいいというものではなく、
それこそが、学校での障害児教育に他ならない。

とても一言では言えないけれど、
障害児教育にはお金をかけまいとする都政のあり方。

それでも、目の間にいる子どもたちのために、
先生たちはがんばっている。
親ごさんたちと一緒に、がんばっている。

マジックショー。とくに司会の女の子の
なんとテンポの良く、明るい話し方。

音楽会も体全部を使って気持ちよく。


こんな可愛らしい絵やサンタをつくっていた子たちが、
高校生になると、下の写真のように、本格的なものまで
つくれるようにもなる子もいます。


校舎内はあたたかい。
子どもたちの手形をつけた廊下。



障害児教育を、あともどりさせてはなりません。
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