消防団運営委員会（第２回）

「地域防災力向上のために都民に対して行なう防火防災指導の推進策はいかにあるべきか」
東京都知事から諮問されたこの件について、検討をし、草案を作り、
来年３月３１日に答申をすることになります。
とくに、消防団の方々からの、ご意見をお待ちしています。
資料などもお渡ししますので、どうぞご連絡ください。

報告事項は３点ありました。
（１）消防団の現況について、（２）火災概況について、（３）江戸川区からの報告
私からは、■先日の駅での入団促進キャンペーンで、入団をした方が
「前から気になっていたけれど、入り方もわからずいたが、駅で皆さんの姿に合い、
入団を決意した」と話してくださったことを伝え、大変だろうけれども、駅などでの
目につくところでのキャンペーンは重要であることをお伝えしました。
駅前キャンペーンで入団された方は、１０名。２３区では、合わせて１６７名いたそうです。

■防火防災指導について、必要と思われる資器材についてアンケートがとられるようだが、
日常的に必要なものについても、聞く機会をぜひ持っていただきたい。

■ポンプ車などの格納庫が順次２階建てでの立て替えが進んでいるが、江戸川区の場合は
借地などに格納庫がある場合も多く、立て替えが容易にできない条件もある。
ぜひそこへの相談にのっていただきたい。

■高齢者世帯への火災を出さないための取り組みがされるようだが、
１件１件呼びかけながら、心得を貼ってもらうなど、具体的な取り組みとしてお願いしたい。

■区からの報告では、すべての家屋に対し、耐震工事のための補助を行なうといわれたが、
アパートは、入っていない。古い家屋も多いため、減災のためには必要不可決である。
ぜひ、アパートにも補助を。

質問し、やり取りをした最後に、区の報告の中で取り上げられたスーパー堤防構想について、
私は言いました。
■最後になりますが、スーパー堤防構想につきましては、現在江戸川区の委員会などに、
住民の多くの方からの反対の意見表明が相次いでいるところです。
区としてはこう考える、しかし現在はこういう状況であるということを含め、
消防団運営委員会へは、正確にお伝えいただくことが必要であると思いますので、
意見として申し述べたいと思います。

江戸川区からは、スーパー堤防は必要でありすすめるべきものということしか、
伝えられませんでした。
建設委員会へは９本の反対の意見書が出され、都市計画審議会へは１０００通をこえる
意見書が出されていることを、減災の立場でともに考えようとしている委員の
みなさんに伝えないということは失礼であり、また正確に進めることができないのでは
ないかと思い、意見を申し上げました。

次回は、１１月。答申書（草案）の検討をします。