小松川ジャンクション。すでに移転補償は済み、立ち退きにあたった100軒ほどの方々は、新しい生活を始めておられる。
ところが‥
移転に伴う生活の激変により、いま、大変なことになっている方が相談に来られた。ネットで「小松川ジャンクション」を検索したら、私の記事がたくさん出てきたからとお電話をくださった。
間に合った。真面目に、普通に、生きようとしているその方の大切にしていた物が、無くならずに済む。間に合った。
昨日は、高速道路の用地課の方々が事務所においでくださり、詳しくお話しくださったことで、方向も見えた。ありがとうございます。
2019(平成31)年度末(2020(平成32)年3月末)に事業終了予定。それ以前に、開通予定とのこと。
‥‥‥‥‥
以下は、2009(平成21)年9月12日のブログです。
「地上高く走る一条の道
首都高速道路七号線 それに連なる
小松川ランプウェー
ここには、立ち退きを迫られた人々の大きな犠牲があり、
ここには、土地を愛した人々の血と涙がある。
今、この道は、地域発展のために脚光をあび、
未来を指向するかのように 真直ぐ伸びている。
この道に、光が差し込むとき、
私たちは、犠牲を甘んじて受けた人々の声を、心を、
忘れてはならない。
見上げる一条の道、七号線、それに連なる小松川ランプウェー
ここには、多くの人の力と汗とそして、
涙があったことを、後世の人々に伝えたい。
江戸川区長 中里喜一
西小松川一丁目 高速道路七号線対策協議会会長 森美佐男」
土砂降りの雨の降る午前中、
西小松川の方のもとへ。
うかがったお話の中に、この記念碑のことがありました。
40数年前、ここの土地の人は、高速7号線の開通に伴い
大きな犠牲を払ってきたのでした。
「『私は、この土地で死ぬつもりでした。
それなのに、なぜこの年になって出て行かなければならないのか。
なぜ見ず知らずの土地に行かなければならないのか。』
補償金はたくさんもらっても、
お金では変えられないことがある。だから、
そういう思いをしてきた人の記念に、
碑を残そうということになったのです。
だから、今回の問題も、補償だけの問題ではない。
ジャンクションそのものをどう考えるのか、
また、利用価値は本当にあるものなのか、
新しいジャンクションができることで、この西小松川は、発展するのか。
様々な角度から考えて、そしてどうしても必要なものとなれば、
“価値ある犠牲を受けよう”」
そういうお話をしてくださった方のご意見は、
非常に深い視点であると感じました。
多くの方の意見をうかがい、ひとつに束ねていくために、私も地域のみなさんのお力になれるよう、急いでお聞きしにいかなければ。
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