入学式 白鷺特別支援学校

雨がぼしゃぼしゃ降って、桜の花びらで道路が桜色に染まる中、
入学式が行なわれました。

養護学校は、この４月から特別支援学校と名前が変わりました。
公立中学の入学式と重なるのでこれまでは来られなかったのですが、
今年は、養護学校の節目の年となるので、こちらへ出席をさせていただきました。

白鷺には、中学部と高等部があります。
中学部に初めて入学をしてくる子どもたちと、中学部から進学をした子どもたちの
成長の軌跡を実感する式でした。

初めての子どもたちの中には、体育館を駆け回ったり、大きな声を出したり。
でも、高等部の子たちは、ちゃんとすわって、式に参加をしているのです。
高等部の１年生になった女の子は、不安で不安でたまらなくて、泣き出しそうになっては、
隣にすわっている担任の先生の顔をのぞきこみます。その度に、先生がにっこり笑って
だいじょうぶ
と言ってあげる。先生のその顔を見るだけで、女の子は、うんとうなずいて、
また笑顔に戻ります。
先生とつくりあげてきた信頼の糸が、見えました。

障害を持った子どもたちが、手厚い教育を受けることで、こんなに成長をしていく
ことができるのです。

江戸川区でも、江戸川養護学校と小岩養護学校の合併や、寄宿舎の廃止が
取りざたされています。
合理化する、経費の削減、などということは、教育には馴染みません。

子どもたちの成長に責任を持つこと。政治の役割です。