江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
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口腔リハビリセンター

2007-08-23 | 家族・介護・自分
しっかりと目を見て、父の状況を聞いてくださり、それから、
父の今の状態と、これからの目標について話してくださった先生、お会いできて本当によかった。

6月に入院をしてから、大変な状況をくぐりぬけてきた父ですが、(ブログ6/28)
そのために、今はご飯を食べることができません。
少しでも食べることができないものなのか、感覚的にでなく、きちんと検査ができないものかと思っていたときに、
「口腔リハビりセンター」を、紹介していただきました。

この日、80日ぶりに服に着替えて、車に乗った父。
センターでは、光ファイバースコープで、のどの奥まで診てくださり、
ひとつひとつ説明をしていただきました。
そして、今は、まだご飯を食べると大変危険な状態であるが、
口腔ケアと口腔リハビリを行ない、口腔内の改善をすることで、
「第1の目標は、ゼリーを一口食べること」と、目標を示してくださいました。

ただ単に、危なそうだから、だめ、ではなくて、
今行なうことと、これからの目標のステップを教えてくださったことに、
私たちは感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ほんとうは、ここまでくる間に、何度も泣きました。

看護と介護のはざ間におちいり、病院でも施設でもみることはできないといわれたこともつらかった。
どなたも一生懸命に考えてくださっている。しかし、国の制度の貧困が立ちはだかってくるのです。
介護に関わる悲しい事件が、後を絶たないことも、容易に想像がつきます。
たくさんの問題点をかかえた、医療と介護の制度を、高齢者の人権を守るという観点から、
見直さなければ、急がなければ、
高齢者自身が、家族が、介護に関わる人たちが、看護に関わる人たちが、
救われません。

私たち家族は、薬や栄養をチューブから挿入するやり方も、痰を吸引する方法も覚えました。
口腔ケアの仕方も覚えました。
食べることが大好きだった父、おしゃべりすることが大好きだった父が、
また、みなさんとおしゃべりできるように、おいしいものが食べられるように、
やることはたくさんあります。

壁一面にかけられた大きなハートの織物が、受付で、優しく迎えてくえる病院でした。
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2 コメント

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がんばって (まっきい)
2007-08-26 03:53:46
お父様の状態については仕事柄、いろいろ考えさせられます。
ヘルパーでも看護士でもないので、患者さん一人ひとりとは接する機会が少なく、ただ食事を作ることに追われがちです。
でもそれではいけない。少しずつでも、お年寄りの食事介護や食べられない、食べにくい人達のことについて勉強しなくてはと思いを強くしました。
ありがとう!そしてがんばって!
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ありがとう (yumi-mamiya)
2007-09-05 00:49:52
食事を作るまっきいには ぜひお年寄りのそばへいって ひとりひとりの顔を見て 食事についての要望も聞いてきてほしいと思います 刻まないで とか もっとしょっぱくして とか かなえられない要望もあるだろうけれど それでも聞きにいってほしい

食べることは生きる基本だから
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