おばけ

中学生や高校生の子どもたちが、おばけになりました。小学校の体育館で。
お客さんは小学生や同年代の子たち。

おばけ屋敷と言うから、日本のおばけを想像していたら、
違うんです。西洋のおばけ。ディズニーランドのホーンテッドマンションのような館です。
会長が、舞台の上の大きないすにお座りになって、全体を見回していました。
くもの巣のかかったような大きなシャンデリアは、ビニールや銀紙で作られていました。
言わなきゃわからないでしょ？
ほの暗い青い光の下では、キャンディーを売っていました。
不思議な装飾の奥では、かき氷を売っていました。
駄菓子を売っているレディの魔女は、おとなにも子どもにも、とてもていねいに接していました。

地域のジュニアリーダーのみなさんです。
昨日もおとといも一日がかりだったようです。話し合いもまた楽しかったんだろうね。
そして、たぶん、ジュニアリーダーを卒業したのだろう青年は、
「子どもたちががんばっているのだから、自分がやらないわけにはいきません」って、
さわやかに話してくれました。
うちのそばの写真屋さんで働いていた青年なんですよ。
仲間と一緒につくり上げることを通して、学ぶことがたくさんあったのだろうね。
だから、今度はそれを、後輩達に引き継いでいこうとしているんだろうな。

そして、その青年や子ども達を支えている、地域のおとなたちの姿がありました。
子どもの目線に寄り添って、子ども達の発想を大切にして、応援していく、
その努力が伝わってくるおばけの館でした。