「区立保育園の存続を求める陳情」が、区議会に出されています。
区立のまま残してほしい。 なぜ民営化園に選ばれたのか教えてほしい。
親ごさんの願いは、切実です。
今日は、その保育園へ行ってきました。
子どもたちの様子、 そのときどきで大切にしている保育の意味、
わずか2時間ですが、このまま残してほしいという親ごさんの思いが、 あらためてよくわかりました。
1歳児、2歳児は、集団として一律に動かすのではなく、
その子の育ちに合わせて、ひとつずつできることを積み重ねていきます。
一人ひとりを大切にすることで、3歳以上になったときに、 ちゃんと集団行動もできるようになります。
この子はまだ2歳児です。
でも、給食の前になると、 ちゃんと自分のエプロンを自分で探して持ってくることができるようになりました。
他の2歳児も持ってくることができていました。
次に何をやるのかがわかって、動くことができるのです。
部屋の中は、子どもが安心して遊べるように、コーナーで区切ってあります。
おままごとコーナー。ブロックコーナー。線路を並べられるコーナーなど。
おもちゃや本も、一年中同じではありません。夏になったら、いまよりもっと違うことができるようになるので、 大きなピースのパズルを置いたり、ブロックももう少し複雑な物を置いたりと、工夫をしています。
はさみやのりが使えるようになると、自分の物を用意します。
一人ずつそろえてもっています。
外遊びも豊かです。 体を動かす道具がいろいろあります。
子どもの育ちを大事にしていることが、随所にみられる配慮から、とてもよくわかりました。
ただ、残念なのは、現場の保育士さんたちの声は届いていなかったのかと思われるつくりが、
いくつかあることです。 フックが廊下の壁にあれば良かったけれど、手すりがついていることで、
服や手ふきをかけるフックを新たに購入しなければなりませんでした。
さらに、それを壁につけて置くことができず、無駄なスペースが出てしまっています。
なぜ、手すりがついたのでしょうか?
何も入っていないロッカー。 本当なら子ども一人ひとりの持ち物をこのように置くはずなのですが、
使い勝手が悪いため、結局空っぽのままになってしまっているロッカー。
区立だからいい、私立がだめ、などと言っているのではありません。
区立を選んで入園したにもかかわらず、
区の都合で、途中から先生がすべて入れ替わり、保育方針も入れ替わることは、
子どもと親に大きな負担をかけ、不安をもたらすだけであるということを言っているのです。
せめて、子どもが卒園するまで、なぜ待てないのか。
しかも、江戸川区は、すべての区立保育園を民営化すると言っています。
それも全くひどい方針ではありませんか。
区としての保育への責任を投げ出すことになると、考えます。
5/18(火)18:30~ 主婦会館プラザエフ7階(JR四谷駅麹町口徒歩1分)
日本共産党の「保育シンポジウム」をおこないます。
~待機児問題の解決と、保育のいま、これからを考える~
小池晃参議院議員/村山祐一帝京大学教授/岡田尚子稲城市待機児を無くす会/私立保育園園長
私も行きます。
ご一緒に行きませんか。左の←メッセージからご連絡ください。
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