子どもたちの未来をともに考えましょう （教職員組合女性部総会）

「来年から、夏休みを５日間短縮します」
そういう大きなことが、全体への報告もなく、教職員への相談もなく、
２４日の教育委員会で決められてしまった、その翌日の総会でした。

２３日には、「拙速に判断をせず、教育的な検討を検討を十分に重ねること。
現場の意見を十分に聞き参考にすること。」という陳情を、
教職員組合は、教育委員会へ提出したそうです。

２４日午前中には、議会の文教委員会があったものの、その日の午後の教育委員会で
決定するということは、ひとこともふれられなかったと聞いています。

私は、何事を決めるときでも、現場の人が一番の専門家だと思っています。
その現場の声を聞かずに決めることがあれば、それは誤った方向になることが
多いのだと思います。

今日の女性部の総会には、江戸川区の小・中学校で、子どもたちの健やかな成長のために
奮闘する先生、職員のみなさんが勢ぞろいされました。
みなさんの発言に、思わず胸を熱くする場面が幾度もありました。

管理職のあまりにひどい横暴をきちんとはねのけた学校。
育児休暇が自由にとりずらい事務職員さん、病気休暇もない産休代替の先生、
授業が終わるとすぐに部活に向かい、休憩が取れずに働く中学の先生・・・

ある先生は、発達障害の子どもを複数抱え、夜の１１時に冷たくなった食事をとりながら、
もうこのままではだめだと、早期退職をしたと話してくれました。
でも、その先生は「命を拾った」そう思って、
正規でがんばっている先生たちの力になろうと、今できる形で働いていると、
話してくれました。

超多忙の日々の中でも、がんばろうとするのは、子どもたちの健やかな成長のため。
教職員のみなさんの大変な現状を変え、笑顔で働くことができるように教育条件を整えること、
それをすることが行政やわたしたちの仕事だと思います。

「先生方が安心して仕事をできるために、私は何でもしましょう、それが自分の仕事です。
そう言ってくださる校長先生のもとで、わたしたちの学校では、笑い声がたえません」
誇らしげに発言した先生に、大きな拍手が起こりました。
そんな学校ばかりにしたいよね、そういう思いがあふれました。

「自分のことで精一杯だったけれど、子どもたちにほんとうにいい教育をするためには、
自分自身が健康でがんばることのできる職場の環境が必要だとわかり、
組合に入りました。」
「大変なとき、つらいとき、声をかけてあたたかく支えてくださったのは組合の先生でした。」
若い先生方のその言葉に、みんなが励まされました。

私は、教職員自身が、あたたかく励ましあうことができてこそ、
子どもたちにも連帯や力をあわせることを教えることができると思います。
子どもたちに基礎学力と人間としての豊かな発達を育むために、
教職員のみなさん、がんばってください！応援しています！