34年前、学校教育法の改定で、盲・聾・養護学校へ、寄宿舎の併設が義務づけられました。
すべての養護学校に寄宿舎を!という要望が大きくなっていったものの、
すべての養護学校へは併設されずにきました。
そして、これまでは、1通学困難、2家庭の事情、3教育上必要とする場合となっていた
入舎の理由を、今年度からは、通学困難のみにして、門戸をさらに狭めたのです。
通学困難、というのは、家から90分以上かかる場合をいうそうです。
90分以上かかる子は、寄宿舎に入れます。でも、
80分の子は、通学困難にはあたらないから、寄宿舎には入れないのです。
しかし、肢体不自由の子どもたち、からだに緊張のある子どもたちが、
80分間拘束されてバスの中にいること、それはとても負担となることです。
それなのに、80分は、困難ではありません、とすること自体が異常なことではないでしょうか。
また、現在寄宿舎を希望する子どもたちの仲には、通学時間のことだけでなく、
たとえば、自傷が激しくて、毎日スクールバスに載せることが心配であったり、
親ごさんの仕事の関係で、どうしても送り出せないという、家庭の事情もあります。
あるお子さんは、寄宿舎の卒寮のお別れ会で、泣いた。
それを見た親ごさんが驚いたというのです。親の前でも泣いたことのない子が、
先生の前で、涙を流している。
この子にも、悲しみをあらわすことができたのだと、感激したのだといいます。
そういう教育ができるのが、寄宿舎であると聞かせてくださいました。
そのような寄宿舎をなくさないでほしいという、陳情に対し、賛成の立場であり、採択を求めます。
***
これが私の意見開陳でした。
しかし、残念ながら、他の会派はすべて、趣旨はわかるしかし・・・という含みを持つ
「趣旨採択」を主張されましたので、そのように結論が出ました。
これまで培われてきたことを、財政難を理由に切り捨てていく、政治の大きな流れ・・・
悔しい。
間宮由美のブログ*青空* 2007-11-19 養護学校の寄宿舎をなくさないで!
***
きれいな水仙がすっくと咲いて、迎えてくれました。
うなだれないでいいんだよ。前を向こうね、みんなでがんばろう。
そういって迎えてくれました。
すべての養護学校に寄宿舎を!という要望が大きくなっていったものの、
すべての養護学校へは併設されずにきました。
そして、これまでは、1通学困難、2家庭の事情、3教育上必要とする場合となっていた
入舎の理由を、今年度からは、通学困難のみにして、門戸をさらに狭めたのです。
通学困難、というのは、家から90分以上かかる場合をいうそうです。
90分以上かかる子は、寄宿舎に入れます。でも、
80分の子は、通学困難にはあたらないから、寄宿舎には入れないのです。
しかし、肢体不自由の子どもたち、からだに緊張のある子どもたちが、
80分間拘束されてバスの中にいること、それはとても負担となることです。
それなのに、80分は、困難ではありません、とすること自体が異常なことではないでしょうか。
また、現在寄宿舎を希望する子どもたちの仲には、通学時間のことだけでなく、
たとえば、自傷が激しくて、毎日スクールバスに載せることが心配であったり、
親ごさんの仕事の関係で、どうしても送り出せないという、家庭の事情もあります。
あるお子さんは、寄宿舎の卒寮のお別れ会で、泣いた。
それを見た親ごさんが驚いたというのです。親の前でも泣いたことのない子が、
先生の前で、涙を流している。
この子にも、悲しみをあらわすことができたのだと、感激したのだといいます。
そういう教育ができるのが、寄宿舎であると聞かせてくださいました。
そのような寄宿舎をなくさないでほしいという、陳情に対し、賛成の立場であり、採択を求めます。
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これが私の意見開陳でした。
しかし、残念ながら、他の会派はすべて、趣旨はわかるしかし・・・という含みを持つ
「趣旨採択」を主張されましたので、そのように結論が出ました。
これまで培われてきたことを、財政難を理由に切り捨てていく、政治の大きな流れ・・・
悔しい。
間宮由美のブログ*青空* 2007-11-19 養護学校の寄宿舎をなくさないで!
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きれいな水仙がすっくと咲いて、迎えてくれました。
うなだれないでいいんだよ。前を向こうね、みんなでがんばろう。
そういって迎えてくれました。
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