
消防団運営委員会にのぞむにあたり、消防団員の方々50人ほどに聞き取りをしていました。
ところが、 インフルエンザのため、欠席をしなければなりませんでしたので、文書で参加をさせていただきました。
みなさんの声を直接お伝えできずに、申し訳なかったです。
消防団運営委員会に向けて
消防団運営委員 間宮由美
消防団に長くいるのはなぜか。消防団早期退団を解消するためにはどうしたら良いか。
そのような角度で、50人ほどの方にお聞きしたところ、次のような意見がありました。
■ (女性/退団まで務めた方々)
・ 女性は制服がかっこいいと言って入団する人が結構いる。以前は、赤い色だった制服
も、喪の時にはふさわしくなく、意見を言うことで現在の色に変わっていった。
・ 出なければならないときも多いので大変だが、自分たちは楽しかった。それは、仲間
がいたから。
→制服姿がかっこいい、すてきである、と感じる方は大変多くいます。しかし、制服姿
を見ることができる機会は、あまりありません。そこで、入団促進のためにも、始式
などを参観できる仕組みにしたらいかがでしょうか。江戸川消防団の場合は、ギャラ
リー部分に。葛西消防団の場合は後ろの席に。小岩消防団の場合は,一番後ろの席1
列を参観用にあててみたらいかがでしょうか。もちろん、私語厳禁などの約束事も守
っていただきながら。
私自身も、議員となって初めて始め式に出席させていただき、消防団の方々のお姿
を拝見し、憧憬する一人となりました。
■ (男性/入団したばかりの方々)
・ 以前から知りあいに入団を勧められていたものの、遠くの会社勤めであり、お断り
してきた。50歳になって、自分も町のために何かしたいと思うようになったので、
思い切って入団させていただいた。雰囲気がよく、みなさんといると楽しい。
・ これまで消防団でがんばってきたおじいちゃんを見ていた。消防団の人にはいつも
可愛がってもらっていた。働き始めるようになり、町のためにがんばっているおじい
ちゃんのようになりたい。自分を育ててくれた町の人に自分も恩返しをしたいし、ま
たそのように子どもたちにも育ってほしいと思い、入団。
・ 先輩から入団しろといつも言われていたので。
・ 火事の現場の黄色いテープの先には何があるのか。自分も入って自分の目で見てみ
たいという気持ちがあった。
→出てくる言葉は様々ですが、消防団に入団しようとする人は、町のために何かしたい
という正義感が強い方々だと、あらためて実感しました。その思いを入団に結びつけ
るには、近くにいる消防団の人からの声かけが何より大切であり、鍵を握ると思いま
した。
■ (男性/3年~それ以上の方々)
・雰囲気。先輩たちがいい。楽しい。
・出動する機会は多くても、出られるときでいいよと言ってもらえる。
・ 地元での仕事でないので休みも重ねられず、出られないときも多いが、それでも出ら
れるときには出てねと言ってもらえるので、自分の出られるときには出るようにしている。
■ (幹部の方々)
・ 厳しすぎたら若い人は長くはいられない。仕事の関係もあるので、ぜったいに出なさい
とは言えない。しかし、出る機会は相当多く、各種おまつりも含めるとほんとうに大変だ
という感じである。
・ 町の行事である、学校や特養ホームなどでの訓練への参加要請は、できるだけ早くして
ほしい。出られる人を確保するのがとてもたいへんになっている。自分たち自身も仕事の
調整がつけられないので、よろしくお願いしたい
・ みんな忙しいから仕方がないが、出られるときだけというと、全くでない人もいる。しか
し、年額は出されるので、それでは団のまとまりもつかない。また、全くでない人でも退団
をさせることはとても難しいので、書類などについても、実状に合わせて変更をしてほしい
・ 葛西消防団では、先日も臨海公園でのアイドル公演の交通整理などに出るように言われた
が、地元のおまつりでは、交通部との関係では、消防団は交通整理をしてはいけないと言わ
れている。そのときどきで、消防団の役割が変わるのはおかしい。明確にしてほしい。
(江戸川消防団の若い方達は、葛西のアイドル公演や、小岩の花火大会への出動要請につい
ては、うらやましがっていました。)
→それぞれの年代によっても違いますが、みなさん異口同音におっしゃたことは、先輩たちや
仲間の雰囲気が楽しいということでした。これは、当たり前のことですが、あらためて、大切
にすべき点だと感じています。
また、幹部の方々が、おっしゃっているいくつたの改善点や要望については、ぜひお受け取り
いただき、改善方よろしくお願いいたします。
以上
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