江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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議員の呼称が「君」から「議員」へ!同じ期の議員の皆さんとともに踏み出した改革の一歩です。

2022-11-29 | 議会のこと
今回の本会議から、議員の呼称が、「君」から、「議員」へと、変わりました!!

議員になってからずっと、なんで「君」と呼ばれるのだろう?と疑問を持ちながらも、別のこと優先で、そのままにしておいたわたしの中での課題。

今年の2月、予算特別委員会での質問に対して、多くの議員の方からも、賛同の声をいただき、先日の議会改革検討委員会で、全会一致で変更が決まりました。

「さん」か
「議員」か、で意見が分かれ

「議員」となりました。

国会でもすでに「さん」と呼ぶ委員長も増えてきています。わたしは「さん」で良いと思うのですが、
まずは、時代に合わせて改革をする一歩が、同じ期の議員の皆さんとともに踏み出せたことを嬉しく思います。


【2022予特  議会費 2022.R4.02.28(月) ■ 議会費 P.158】
 
◆ 間宮由美 委員  : 
本会議の中では、「君」と呼ばれます。「君」と呼ばれるようになった背景はどのようなものでしょうか。また、他の自治体ではどのようになっているのでしょうか、お聞かせください。

◆田島弘明 区議会事務局次長 :
「君」と呼ばれるようになった背景ですが、こちらは江戸末期まで遡ります。
ご質問に答えるために、少し簡潔に説明させていただきます。

身分制では、はっきりしていた当時は目下の者へは殿、上の者には様をつけて呼んでおりました。当時の武士であり、教育者であった吉田松陰がそういったものですと、身分の違いにより、対等な議論が行えない。このように考えまして、どんな身分の者にも共通して敬う人物として「君」という呼称を考えました。それぞれが対等な立場で、相手にも敬意を込められるとして、我が国では明治23年の日本初の第1回帝国議会から議員の敬称として使用されております。

また、現代の岩波書店の広辞苑においても、その項目を検索いたしますと、敬称、尊敬すべき目上の人などにつけて呼ぶ語と記載されております。

他区の状況ですが、「君」づけで呼んでいるところは、区では品川、荒川、江戸川、港、4区です。ちなみに、東京都でも「君」で呼んでおります。

何々議員と呼んでいるところは18区ございました。

あと、1区だけが「さん」づけで呼んでおります。

こういった歴史と経緯があって使用されてきた「君」ですから、伝統を重んじなければならないと思いますが、
他方で、現代の社会状況ですとか、人権、そういったことも考慮に入れて、議員の呼称について、議会の中でも検討されることは大変重要なことと考えております。

◆間宮由美 委員 :
大変丁寧にお調べくださいまして、よく分かりました。よくわかりましたので繰り返しませんが、 

今お話された現在の社会状況の中で、
男女共同参画ですとか、LGBTQなどの観点からも、これは議会の中で検討をしていける課題と認識をいたしました。

*吉田松陰氏が、対等な議論を行うために、どんな身分の人に対しても使える「君」という呼称を考えられたということことは、すごいことだと思います。

ただ、その当時、そこには女性はいなかったのでは。

現在、男の子に対して使われるようになっている「君」。
変えていって良いですよね^_^

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