江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
https://www.mamiyayumi.com

家賃補助の制度があります。

2010-07-28 | ご相談のこと
40歳になったばかりのMさんは、役所の税務関係のプログラムを組むSE(システムエンジニア)です。
役所からの発注を受けてつくるのですが、その間は、ひと月に35万円くらいの給料になるものの、
一つのプログラムがつくり終わると、次の仕事が入るまで、2~3ヶ月あくことが度々でした。
ですから、その間は、貯めていたお金でつないでいます。

しかし、今回は、次の仕事になかなかつながりません。
それは、40歳になったから、ということも関係しています。
SEというのは、若いほどいいといわれ、
安く、時間ぎゅうぎゅうに使われると、いわれています。

役所が、システム構築を一つの会社に発注する。
しかし、その会社の職員がつくるのではなく、その会社の下請け会社がつくる。
そして、下請け会社は、短期のSEを雇用してつくらせる。
このような不安定雇用の方達によって、各自治体の役所のコンピューターシステムがつくられていたのですね。

お会いしたMさんは、礼儀正しい、大変真面目な方でした。
最初に頂いたメールも、とてもていねいな文面でした。
このような方が、どうして不安定雇用の中に投げ出され、不安定な生活をしなければならないのか、
納得がいきません。

さて、Mさんが、生活をするためには、援助が必要です。
現在収入が無い場合には、生活保護を受けにいきます。
しかし、Mさんの場合は、断続的ではありますが、仕事が入ります。
ですから、家賃補助を受けることにしました。

昨年末からできた制度です。
職を失うことによって、家を失うおそれのある場合に、家賃を補助してもらえます。
補助額は、生活保護基準の住宅基準と同等で、一人世帯であれば、53,700円まで。2人から6人までは69,800円までです。
常用雇用を目指して、ハローワークに通うということが条件となります。

生活費が不足する場合は、社会福祉協議会で貸し付けを受けることができます。
この貸し付けも、75歳までに返しおわろうというもので、
若い人であれば、月に1,000円位ずつ返せば充分返せる金額になるようです。

家さえ失わなければ、職を探すことも可能である人がたくさんいますので、
ぜひこの制度を活用して下さい。

Mさんは、8月から1ヶ月の短期間のシステム構築で、埼玉県の役所に出向いています。
技術をお持ちの若い真面目なMさんのような方が、安心して働くことができるような
「社会のシステム」に変えていかなければならないと、あらためて思いました。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 老人ホームを一緒に探す。 | トップ | 外泊中のバーベキュー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿