江戸川区内での放射線測定

８日に続き、本日も、区内公園などの放射線測定をしました。

本日までで92ポイントを測っていますが、測定をしてわかってきたことは、
高さ1メートルよりも50センチ地点、50センチ地点よりも5センチ地点と、
より地表に近い方が、放射線量は確かに高くなっているということ。

その測定結果を目の当たりにすると、あらためて、
「東京都の健康安全研究センター（健安研）で測っており、
そこでの測定結果からは安全なレベル」
と、言い続けてきた江戸川区の対応は、どう考えてもおかしい。

地上18メートルでの測定で、本当に安心だと考えていたのだろうか。


また、ホットスポットは確かにあり、
多くの公園では、
真ん中地点では、あまり線量は高くはないものの、
すべり台の下の部分や、木のベンチ、砂場などでは
高くなっているところもあるということ。

すべり台は、とくに写真のように、屋根がついていず、
（ほとんどのすべり台は屋根などないのですが、
中には、屋根がついている物もあり、それの下の線量は低くなっています。）
雨が、台をすべって落ちてきていることから、
丁度すべり台の下に、溜まってしまっているようです。

また、下の写真のように、原発の爆発以降の草やゴミがそのままになっていて、
爆発後の雨を吸収している物が溜まっている所は、とくに線量は高くでています。

砂や土の形状も関係していて、たとえば、下の写真のように小砂利が多い所は、
やはり爆発後の雨を溜めており、流れたり、動いたりしにくいために、
放射線量が高くでてきます。

放射線量については、ただ今集計をしています。
区内の各所における数値については、集計後にお知らせいたしますが、
とりあえず、上記に書いたような所を少し避けるだけでも、
放射線を浴びることは極端に少なくなるだろうと思われますので、
お知らせいたします。


また、おおよその傾向がわかったきたので、
すぐに区長への申し入れをする準備をしています。
放射線量が高い地点での草木を刈り取る、きちんと掃除をする、土を入れ替えるなど、
すぐに行なえることを、すぐに行なってもらうように申し入れます。

今回の測定は、都議団や専門家の力を借りて、
区内を１㌔メッシュに区切り、１ポイントは1メートル、50センチ、5センチなどで計測。
10秒間ずつ10回計り、その平均を算出し、区と同じ方法で年間の積算量を換算。
日本共産党東京都議員団の都内における放射線量計測結果