大井競馬場の視察です。
施行者となっている、ひとつの自治体であるので、視察を行なうものです。
競馬組合からの説明の後、場内を視察しました。
■競馬の目的
①地方財政への寄与:各特別区への分配金を収益が出たときに分配する。
平成16年までは毎年分配していたが、平成17年以降滞っていたが、
今年は、1区あたり2,000万円ずつを23区事務組合に9月末に分配。
平成16年に,場外馬券上の整備やインターネット購買などの設備を整えたため、
大きな赤字となった。その後内部留保金を認めてもらいながら、
17年−3億、18年+7億、19年+3億、20年+2億,22年+1億8千万と黒字を生み出してきた。
しかし、黒字幅は年々減少している。
不況のあおりで、一人の人の購買額が減少しているとのこと。
利用者は一日あたり7万人台。ひとりあたりの購買金額は1万1000円台。
これが、7~8年前は、ひとりあたり2万円台だったとのこと。
場内では、ひとりあたり2万5000円ほどの購買金額ではあるが、場外など含めると、金額が減少。
大井競馬場内購買2割,インターネット購買3割、場外での購買5割。
②馬事畜産振興
③健全レジャーの提供:馬を見て、レジャーとして楽しんでいただきたい。
日曜日には、子どもを連れた親子連れでいっぱいになる。
とのこと。
上3枚の写真は「ダイアモンドターン」
今年5月にオープン10年目を迎え、リニューアルオープン。493席は全席指定。
1席5,000円で,バイキング料理、ソフトドリンク含めて、一日いられる。
カップルシートは2席、12,000円。
L-WING 平成13年11月から2年の工期を経て、平成15年12月28日にオープン。
屋内大型モニターの配置。パドックを一望できるガラス張りのスタンド。5,000人収容。
大漁旗がはためいていました。
これは震災後、津波で流された旗を集めて、1枚1枚きれいに洗ったものの、
掛ける場所がないということで、大井競馬場内に掲げることになったそうです。
場内では、復興に向けたとりくみもされています。
パドックでは、フラッシュ禁止の札を持った係員が回って歩いています。
フラッシュのひかりで、馬が驚いてしまうのを避けるためです。
ふるさとコーナーでは、地方競馬をモニターで見ることができます。
今日は、道営競馬(門別競馬)と、名古屋競馬が行なわれていました。
トイレもとてもきれいになっています。
サインも見やすいです。
ちなみに、女性15%、男性85%だそうです。
地方競馬の主催者数16
施行者:53自治体、都道府県12、指定市町村41
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