江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
https://www.mamiyayumi.com

家族のあり方はそれぞれですが、みんな、幸せになってほしいのです。

2016-08-12 | ご相談のこと





「サザエさんを見て、いいなぁって思うような子どもを育てないでください。」
彼が、何を言おうとしているのか、すぐにはわかりませんでした。

「サザエさんのような家庭は、あたりまえって思って育つ家庭で育ててほしいのです。」続けて話された彼の言葉に、真意がわかりました。

シングルマザーの元で育った彼は、優秀な大学にも行かせてもらいました。でも、そばにいて欲しい時に、お母さんはいなかった。もちろん、そこにはお母さんのいろんな事情がおありでした。

「男の子は、抱っこしてもらっても10分しかもたないのよ。だから、また、抱っこして欲しくなっちゃうの」と尾木ママがおっしゃっていたことを思い出します。

ちっちゃい時、ぎゅっとしてもらいたいときに、誰もいなかったことは、今の彼にとって、今もなお埋められていない寂しさなのでした。

家族。

都営住宅にお住いの60代のご夫婦が、ようやく同居の許可がおりましたと、嬉しそうにおいでくださいました。

秋田県で林業に携わっていたお父さんが、もう一人では動けなくなり、なんとか自分たちの住む住宅でと思ったものの、数々の制約があり、すぐにはなんともならず、事務所を訪ねて来られたのは、数ヶ月前のことでした。

いろんなことをクリアしていき、そして、ようやく80代のお父さんと同居の運びとなりました。胃ろう、痰の吸引と、しなければならないことはご苦労ですが、それでも、ご夫婦は、お父さんの最期の時を一緒に暮らそうと考えたのです。
大変ないちにちの看護の内容を、嬉しそうに話してくださいました。

家族。
いろんな形態があります。

先の男性も、寂しさを乗り越えて、幸せな時間を紡いでいってほしい。
寝たきりでお話もできないお父さんも、娘さん夫婦との柔らかな時間を刻んでいってほしい。

これを書いていたら、知らない方からのSOSが、入ってきました。
はじめまして、友達が困ってることがあるので相談に乗ってもらえませんか…
もちろんです。

少しだけ、歩く方向を変えるだけで、見つめる方向を変えるだけで、どの人も幸せになれると思っています。

幸せになろうね。

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