◆間宮由美 委員 早川委員と滝沢委員に関連しましてお聞きをします。
先ほど早川委員のお答えの中で、本好きの子を育てるということで、朝読書1,000分目標ということがありましたけれども、子どもたちはどのような本をどんなふうに選んでいるんでしょうか。
◎建部豊 指導室長 これは各学校の取り組みでありますけれども、子どもたちが自分で読みたい本を持ってくる場合もありますし、実際にそういった本がない子どもたちについては教員から推薦するなりして、読書の時間を設けているというふうにとらえております。
◆間宮由美 委員 この夏、文教委員会で視察に伺った山形県の朝暘第一小学校、ここは7時半に学校の門があくと同時に子どもたちがまず図書館にいっぱいになるんですね。そこでは、やはり学校図書館に専任の先生がいるからこそここまでできたというのが学校を挙げての評価でした。そして、やはり一日じゅう専門の先生が学校図書館にいるということで、子どもたちはいつでも図書館に行ける。本の中にいる心地よさを感じ取っていくというんでしょうか、そういうことがある。あるいはまた、図書館の専門の先生がいることによって、例えば子どもが借りてくる本が昆虫の図鑑だけだったとする。そうしたら、だから今度はこの子に昆虫のことが書いてある文章の書いてあるものを勧めてみようと担任の先生と一緒になってできると言うんですね。やはりこれは担任だけではできないというのがここの学校のお話でした。 一緒に視察に伺ってそのことを一緒に聞いてきた前教育長がここにいらっしゃらないのが私は非常に残念なんですけれども、改めてその図書館の専任司書の配置ということが必要と考えますが、改めてそのお考えをお聞かせいただけますか。
◎建部豊 指導室長 今回、学習指導要領の中で図書館の活用ということが大きく取り上げられている中で、我々はまず学校の先生方がこの図書館というものをどうとらえるかというところからスタートすべきだというふうに考えております。こういったことが、図書館の有効活用ということが出たときに、すぐに人的措置だとなったときに、教員の中でこの図書館の活用ということを、外部の方、司書に任せればいいという発想になってしまえば、本来の学習指導要領の趣旨には沿わないというふうな認識でおります。そういった意味では、まず江戸川区では教員がこの図書館の有効活用を自分たちの子どもたちにどう伝えていくのかというところをしっかりと見きわめて、そしてもう既に行われています地域ボランティアと連携をとりながら、ここを基盤整備していくことが大事だというふうな認識でおります。
◆間宮由美 委員 担任は司書に任せればいいなんていうふうには思わないと思います。 図書館ボランティアについて先ほどもお話が出ましたけれども、昨年、青少年問題審議会ですか、ここで図書ボランティアの方から非常に豊かなボランティア活動がお話しされました。ところが、そこで課題として挙げられていたのは、やはり自分たちだけではもう無理だと。専任の人がいてこそこれから進められるというふうな課題としてもおっしゃっていました。23区でも14区が既に専門司書の配置をしておりますので、江戸川区でもやはり検討を開始してほしいと要望します。
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