◆間宮由美 委員 最後になります。自立支援法に基づいて、精神障害についてお聞きをします。昨日も健康費の中で多く意見が出ていますけれども、自立支援法という言葉としてはこちらになりますので、ここでお伺いをいたします。
精神福祉連絡協議会として利用者へのアンケートをおとりになっているかと思います。その結果と、それからどのような提案をこれからされていくかについてお聞かせください。
◎渡辺浩 福祉部長 その件につきまして、恐縮なんですが、健康部のほうで所管をしているということでございますので、後ほどお答えをさせていただきたいというふうに思います。
◎前田裕爾 健康推進課長 失礼いたしました。精神保健福祉協議会でのアンケートでございますけれども、この中で、精神障害者の居場所の必要性ということが言われております。今後の施設ですけれども、この協議会の中で各団体の御意見等を伺いながら、今後の精神障害の方々の居場所、施設ですけれども、あり方、ハードの面、それから運営等も含めまして検討していきたいというふうに考えております。
◆間宮由美 委員 居場所の必要性ということで、特に一番挙げられていたということです。これは今、自立支援法内での移行を各施設が求められているかと思いますけれども、この居場所、憩いの場として残っていくということは可能でしょうか。
◎前田裕爾 健康推進課長 居場所として残っていくという御意見でございますけれども、今、江戸川区内には作業所4カ所、それから地域活動支援センター3カ所ございますけれども、やはり精神障害を持った方々が地域、街の中に出ていくということは非常に大切なことだと思っております。その中で、自立のためにいろいろな就労に結びつくような事業を行っていきながら、精神障害者が社会に溶け込んでいけるようにすることが非常に重要なことだというふうに考えております。
◆間宮由美 委員 日中活動のあり方としてアンケートの答えの中に、日中活動の場として最も優先される条件は居場所、憩いの場、悩みや不安に気づいて相談に乗ってくれるスタッフの存在というのが多くあったということで、今の課長のお話の中でも明らかになったかと思います。私が心配しておりますのは、自立支援法内での移行となったときに、さまざまな方がありますが、その方の中にこの居場所というところが本当に居続けられていくのかどうかということの心配だったんです。
精神障害といいましても、その人にはさまざまな背景があります。きのうちょうど精神科を退院してきた女性は23歳。下に18歳と18歳の妹がいるんですけれども、妹たちが中学生のときにお母さんは家を出てしまった。当時大学生だった彼女が働いて面倒を見たけれども、結局彼女は心を壊してしまったんですね。押し入れから出てこないという本当に壮絶な毎日があったわけですけれども、今度は妹たちがお姉ちゃんの入院費用を今頑張って働いて面倒を見ているんです。ただ、そのお姉ちゃんが帰ってきたら、その後どうしたらいいのかということで、非常に不安を抱えているわけで、お医者さんとともに、どうしても日常のそのほかの居場所というのが必要だと思うんです。それが見つけられなくて閉じこもりっきりになってしまう若い人たちも本当に多くいるという現状があるので、やはり今ある施設、それから一番望まれている居場所の必要性というのがなくなっては絶対いけないと思っているんですね。
サポートセンターですとか、地活型作業所などなど、本当にサポートセンターの方々にもとてもお世話になっています。でも、そこまで行けない人たちがいるという事実もありますので、どうしても自立支援法ということだけで切ってしまわずに、今ある施設の拡充と、それから残していくということも含めてしていっていただきたいと思っています。クリアすべき課題とかがもしあればお聞きしたいと思ったんですけれども、またにします。
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