数日前に訪ねた仕立て屋さん。
ここのところ、いつ会っても、
商売の仲間が、一人また一人と亡くなり、
景気も悪いままで、
元気がなかった。
ところが、この日は、とても明るい顔をしていた。
「これ見てよ」
見せてくれたのは、光沢のあるシルクに
美しい刺繍のしてある生地。
「今年の紅白でね、着てもらう衣装だよ。
オレが仕立てたんだよ。」
江戸川の小さな仕立て屋さんに来た仕事は、
その人の腕を見込んでのこと。
縫い合わせも、揺れるフリルも、
それは美しく仕上げられていた。
仕事に誇りを持っている、その人の笑顔、
久しぶりの笑顔だった。
ここのところ、いつ会っても、
商売の仲間が、一人また一人と亡くなり、
景気も悪いままで、
元気がなかった。
ところが、この日は、とても明るい顔をしていた。
「これ見てよ」
見せてくれたのは、光沢のあるシルクに
美しい刺繍のしてある生地。
「今年の紅白でね、着てもらう衣装だよ。
オレが仕立てたんだよ。」
江戸川の小さな仕立て屋さんに来た仕事は、
その人の腕を見込んでのこと。
縫い合わせも、揺れるフリルも、
それは美しく仕上げられていた。
仕事に誇りを持っている、その人の笑顔、
久しぶりの笑顔だった。
紅白の時間、テレビに映るそのドレスは、
ほんとうに美しかった。
仕立て屋さんの充実した笑みが、
見えるようだった。
来年は、景気が良くなるように。
技術が引き継いでいかれるように。
いい年にしたい、
画面の衣装を見ながら、そう思った。
ほんとうに美しかった。
仕立て屋さんの充実した笑みが、
見えるようだった。
来年は、景気が良くなるように。
技術が引き継いでいかれるように。
いい年にしたい、
画面の衣装を見ながら、そう思った。
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