江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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新左近川マリーナ(環境促進事業団評議委員会)

2009-06-17 | 新左近川マリーナのこと
評議委員会が、本会議場で行なわれました。
新左近川マリーナについて、述べた意見の概要をお伝えします。

■間宮評議委員  平成9年から、環境促進事業団が管理を受託している、新左近川マリーナについて、質問させていただきます。
この3月に、利用者の方々への説明会が開かれましたが、どのような意見が出て、環境促進事業団としては、どのように感じられたでしょうか。


■環境促進事業団事務局長  3月16日のプレジャーボートの方々を対象に説明会については、3点あります。
前回、値上げをするとともにコンパクト化をすると言ったのに、今回は廃止ということで、非常に一方的で納得できない、
唐突である、というお話。
それから、ずっとここにいられると思ったのに、廃止とは到底納得できないという、お話。
また、今日いきなりの話だから、もっと具体的に、説明をちゃんと尽くしてもらう場を設けてもらいたいということで、
だいぶ騒然とした中で、ご意見を賜った。そして、こちらも説明をしなくてはならないことは、ちゃんと説明をしたという状況。
 また、2日目の17日、漁船の皆三にお話ししたときは、ずっとっとここにいられると思ったのに、いられないなら話にならないということで、途中でみなさん退席されてしまったという状況です。
あらため手、7月4日には、説明会を設けようとしています。今後は土木部が主体となって、私は、日常の管理者の立場ということで、一緒にしていきます。いずれにせよ、説明についてのご理解を求めて、期限の中でしっかりと移動願うと思っているところ


■間宮評議員  騒然とした、というお話でしたが、今の答えの中にもありましたように、一方的であるというふうに受け取られたのではないかと思います。そのひとつが、あまりに唐突な話だったということだと思います。19年度に、資料料の値上げをする際には、これからもマリーナを続けていくために値上げをしましたという話でしたが、それからわずか3年後の変降になるので、唐突ということで、利用者が驚くのも当然だと思います。

区が、いっている廃止の理由のひとつ日は、とくに、しゅんせつ工事費などに、とても莫大なお金がかかるということがあげられています。そこにはほんとうに改善の余地がないのでしょうか。

たとえば、しゅんせつ工事費と使用料収入の関係を見てみると、この3月のプレジャーボートの利用者への説明会のときのお話によると、平成15年から19年までのしゅんせつで、2億3,800万円かかった。
使用料収入は2億1,800万円だったということで、2,000万円の赤字があると言われました。
独立採算ではないですけれども、たとえば、その2,000万円を利用者で単純に割ると、一人分に直すと千数百円ぐらいになると思うんですね。

先ほど、土木部長のお話の中で、値上げの提案のときには、非常にこわい思いもしているというお話がありましたが、たとえば、きちんとした数字をもとにして、利用者の方々との意見の擦り合わせというのは、ほんとうにできないものでしょうか。

たとえば、もう1つは、確か、平成8年頃のしゅんせつと聞いていますが、これはとても良い工事で、5年ぐらいドロがたまらなかったといわれています。水の流れですとか、あるいは土ををたまりにくくするしゅんせつ工事の技術などの研究が、さらにできるのではないかと思います。

これは、KAZIという雑誌で、この7月に出されたものですが、ここに廃止の検討で揺れる新左近川マリーナということででてておりました。この中で、区の担当者の方から、いいやり方があれば教えてほしいというふうに答えている部分があったんです。私は、廃止の前提ということではなくて、研究をすること、それから利用者の方々との話し合いということが必要ではないかと思うのですが、今ほどのたとえば具体的に挙げた例などをもとに、それについてはいかがお考えになるかお聞かせください。


■理事長(区長) 土木部長がさっき申し上げましたが、物的というか・・・条件から、これ以上マリーナを続けていくことはできないという状況が、前々からわかっていたわけです。
それから、もう1つは、不法係留といういうこと、つまり認めざるをえないというか、・・・、緊急避難的に、おいていただくということで、ただ、一方的に税金をかけるというわけにはいかないので、かかった分はいただきますよということを前提にしていたんですが、それではやりきれないということになってきていると、こういうこともあり、もう1つは、つまりあそこら辺の、計画公園の中の計画の中にもちろん入っていないので、今のお話を聞いていると、永久に、あそこを、良好なマリーナにしてはどうかというようなお考えのように聞こえるが、そういうことはできないという認識を私たちが持っているとこういうことであります。だから、利用してくださっている方々も、もともとはこれは不法係留なんだということをご承知の上で、あるんですけれども、これを認めろとこういうことでは、どうしても私どもの考えとはすれ違ってしまう。ということであり、今のお話からすれば、もっと続けてくれと、いい状況で続けてくれと、方法は無いのかということでありますが、それは、無いというこういうことになるわけであります。


■間宮評議委員  緊急避難的であったということなんですが、平成5年にこのマリーナが整備されたときには、区の方からは、こんなすばらしい施設ができたからぜひ使ってくれと、子々孫々まで使ってほしいということをおっしゃった担当者の方もいたということですが、やはりみなさんにとっては、ずっと使えるものだと思っていたのではないかと思います。

そして、続ける続けないということについては、利用者の方々とともに、区民全体の意見を聞いていただければと思います。ひとつは、利用者の中では、たとえば新左近川マリーナがあるということで、わざわざ江戸川区の新左近川マリーナのそばに越してきたという方がいました。それは、ずっと前からの夢で、小さな船を持ちたいという夢を持っていて、あそこだったら大丈夫だということで、越してこられたということでした。たとえばそういう子方もいらっしゃる。また、近隣にマリーナがあるから、そこへ行ってねとはいっても、行き帰りの時間や船を泊める使用料は相当違っていますので、そこらへんもどう考えていくかということもあると思います。

もう1つの・・・は、区民全体との関係です。区と事業団とそれから利用者の方々との話し合いというのはようやくこの間一度開かれたわけですが、しかし、区民全体はまだ全然知らないことだと思います。マリーナは平成5年に当初の整備費として、は、11億2,000万円、下流部の・・・整備を含めると約30億円をかけてつくられたものです。それを区民全体に諮ることをしないまま、閉鎖をするということは、これは納得ができないことだと思います。ですから、収入と支出との関係や、あるいはしゅんせつについても研究をされて、進めていただきたいということや、利用者とのていねいな話し合いや区民全体へのお知らせというか話し合いというか、そこらへんも持っていただきたいということを要望しておわります。


■理事長(区長) おわるわけにはいかないので、申し上げておきますが、もともとあそこにいれないと、あそこらへんの開発ができないという状況で、やむなくあそこにはいってもらう、こういうことになったわけですから、もともとそういうその経緯があるということをしっかりと認識をしていただきたいということ。それから、いただくお金では、到底まかなえないんですよね。それは一般の区民の方々の税金ということになるわけですから、これをどんどん続けていったら、ほんとうに、ある一部の人のために、大きな大きなお金を投入していくということになります。これは多くの方々の区民の納得を得られる問題ではありません。ですから、おそらくそのことを多くの方が知ったら、それは違うよということに決まってます。もうそういうことを言っている人がたくさんいるわけですから。ですから、そこのところをきちっとやっぱり納得をしていただきたい、こういうことでございます。



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