「宮くぐり」貞明町会さん／白山会さん／東小松川南町会さん／東松１丁目町会さん／松江東町会さん／中辻町会さん

「宮くぐり」
子どもの健やかな成長を願い、お神輿の下をくぐります。
ことしは十人ほどの子が、おとなからおとなへと手渡されてくぐりました。

そして、宮くぐりの後、貞明公園の前の道路での初めてのとりくみ。
葛西工業高校、和太鼓部が、それぞれの子のリズムを奏でます。
地域をひとつにする太鼓の響きを、ありがとう。

貞明町会さんは、世帯数の少ない小さな町会です。でも、長い間引き継いできた伝統行事と新しい行事とを組み合わせていこうとされていることに、地域の誇りを感じます。

今日は原町会の白山会さん、貞明町会さん、松島東町会さんのお神輿にくっついていかせていただき、そのあと、東小松川南町会さん、東松1丁目町会さん、松江東町会さん、中辻町会さんの盆踊りへ。

白山会さんは、昨日も書きましたが、面倒見の良さが代々受け継がれていっているのです。私の腹掛の肩紐、そっと直してくれたのは茉希さん。そっと、っていうのが優しいでしょ。先輩方を慕って新しい方が会に入ってこようと思う気持ちがわかるなあ。白山会の会長さんは、変わられたばかり。岡田新会長もまた、人望の厚い方です。

東小松川南町会さんは、前日が雨だったので、今晩、子どもたちのゲームを行っていました。夏の宵に、神社の境内で遊ぶということが、この地域の子達の原体験となるのでしょうね。お神輿もありました。私はうかがえなかったのですが、たくさんの得るものがあったそうで、その大事なお話を聞かせてもらってきました。

東松1丁目町会さんは、広い公園で、トイレもあるし、ベンチもあるから、体が悪くても行きやすいんですと話してくれた人がいます。それって大事なことですよね。それから、ここの太鼓のばちさばき、リズム感が好きだからと、わざわざ遠くから、それを聞きに来るという方もいました。それって、とっても嬉しいことですよね。

松江東町会さんのところでは、公園の入り口に何人もの人が上を見上げていて、なにかと思ったら、セミがまさに羽化しようとしていました。30分経ってもようやく体の半分くらいしか出てきません。羽を広げるところまで見たかったな。役員さんたちは、ご相談のことをずっと覚えていてくださり、あの時はありがとうねって会うたびに言ってくださいます。

中辻町会さんは、松江ひかり幼稚園さんの園庭で行います。中辻へ来たらもつ煮だよ、ほら食べて食べてって、出してくれるもつ煮がまた美味しいんです。80になる近所のおじいちゃんが、ああまみやさんかあって嬉しそうに昔の話をしてくれました。消防団の人たちも総出でお手伝い。引っ越してきて2年目の若い方が、ここは東京なのに自分が暮らしていた静岡と同じようにあったかい、と話してくれました。そこには、同い年くらいのご近所にいる消防団の方々が声をかけてくれているようです。9分団は、ほんとうにあったかいんです。

やっぱり、行事は大変だけど、地域の人と人を結ぶものに、たしかになっている。地域の力を感じた1日でした。