住民のみなさんから、署名の追加があり合計2,950人分となりました。短期間で大勢の方からの声が上がっています。
写真は、墓地のイメージ図です。
第67号「江戸川公園墓地(仮称)」建設反対に関する陳情について、私が行なった審議の主な内容は以下の通りです。
■間宮委員 各委員から、継続というお話もあったが、すでに6月20日に、建築確認申請を出す予定であるとのことで、大変急がれる陳情であると思う。来月は、まとめという形が多くとられるところであるが、現状を鑑みて、委員会としての責務を果たすためにも、来月には、一定の結論をつける必要があると思うので、まず、そのことをお願いしたい。
さて、私も、お墓の石を扱う石材店や、あるいは、このような形になるといわれている葛飾区にある霊園を見に行くなど、独自に調査を進めてきた。
墓地、霊園をつくるには、寺自身の財力が問われている。これは、維持管理ができなくなっては困るからである。
心配なことは、この大杉の場合は、林泉寺さんがつくるわけであるが、林泉寺さんの経営実態はどうなっているかということである。もし、一時の寄付により、自治体から問われる財力については問題なしとされて、許可が下りたとしたら、今後何百年もの間、霊園の運営をし続けることができる見通しがあると判断をしても良いものか。
お墓であるから、10年、20年単位では困るわけで、何百年もの間の見通しを持たずに、撤退などということになれば、困るのは、そこを購入した利用者の方々であり、廃墟と化す霊園のそばに暮らす人々であるから、その財力については、冷厳に見定めなければならないのではないかと思うところであるが、いかがか。
■山本健康部長 私どもとしては従来通り、手続きに則り、たとえば懸案とするところについては、きちんと確認をし、手続き通りに則ってすすめていきたい。
■間宮委員 資金の維持管理については、しっかりと見定めていくとのことであるので、これからのことだと思うが、しかし実際に、神奈川の方では、厚生省から公益法人の認可を取り消されて、このままでの状況では、墓地25,000基が、破産に追い込まれようとしている霊園の被害に合っている方々もいる。
また、当時の厚生省から、「墓地経営・管理の指針等」というものが出されているが、そこには、「墓地開発を巡るトラブルから多額の負債を抱えて破産宣告を受けたケース、資金繰りが悪化して墓地の所有権が造成業者に移ってしまったケース、実質的な名義貸しが疑われるケースなど、不適切な事例が生じていることも事実である。墓地には永続制、非営利制が求められており、この理念に沿った安定的な経営が、利用者の最も切実な要望であろう。」と書かれてもいる。
実際に、今回の宗教法人林泉寺さんが、経営的に永続性が有るか無いかを見極めないまま許可をすることはないということは、先ほどの部長のお話でもわかったが、もしこれが、永続性がない、くぐり抜けた形でもし立つようなことがあったとしたら、近隣住民の皆さんにご迷惑をかけるし、墓地を購入した永代使用権者の人々をも路頭に迷わせるということで、そこについてはしっかりと見極める必要がある思うとことである。
また、東京都の所管課(福祉健康局健康安全部環境衛生課指導係)の話しでは、駐車場の割合は、特別区の裁量に任されており、保健所が出されている2%というのは、実は多摩地区の事例のようで、江戸川区における2%の根拠規程は無いようだということである。
一方、江戸川区の「住宅整備事業における基準等に関する条例の施行規則」では、駐車台数は、4%以上を標準とするとある。今回の計画では、先ほどの部長のお話だと、まだ詳細が出されていないということだが、いろいろと聞いてみると、すでに、駐車台数は、4%で確保されているということが出されたようだ。しかし、それは、地上3段の機械式とのこと。
条例では、「原則として駐車場は平置きとし、入庫スペースを確保した構造とする」と書かれている。地上3段というのは、平置きではないわけであるが、この原則との関係では、平置きではない駐車場をどう見たらよいのか。
■山本健康部長 私が詳細が出ていないと申し上げたのは、平面図の話ではなく、きちんとした設計図面だとか、管理棟等も含めた建築の図面は、まだ私どもがいただいていないということなので、誤解ないように。当然我々に対する説明も含めて、住民のみなさんに対する説明も含めて、今議員さんがお手にしているような形で説明がされていると思っている。
ご質問の駐車場の部分については、住宅の整備の条例の解釈なので、私ども所管外のため、ここではお答えできない。3段であるか、平置きであるべきだとか、条例の解釈の部分であるものだから、その部分は都市開発の所管の条例であるので、健康部としてお答えすることはできない。なので、都市開発部の方から、解釈についてはこうですというようなお話をしていただければと思っている。
先ほども申したが、私どもとしては、近隣住民の方々と、お墓というずっと永代に続く施設であるので、近隣のみなさん含め、近接住民の方々以上に、近接の住民の方々からもいろいろご質問、ご不安等あれば丁寧に答えて下さいと、繰り返し指導しているところである。そういう中で、不安に思っていること、わからないことについては意見ということで、意見書をいただくことになるが、そういった中で、協議の機関を設けなさいという形の指導ということになると思うが、ひとつひとつ丁寧に、会社さんもお寺さんも住民の方々とも接して参りたいと思っている。
■間宮委員 都市開発部の所管ということで、部長のお答えとしては、それ以上のことは難しいのだと思う。だからこそ、保健所でつくられている「墓地・納骨堂のてびき」の2%と、区の条例である4%、これをきちんと区の条例の方に合わせていく必要があるのではないかと思うところである。
先ほど申したように、駐車場3台機械式ということであれば、原則平置きということを破るわけであるから、それなりの理由が必要であると考える。その理由がなんであるのかということは、都市開発部の方でもきちんとつかんで頂きたいし、やはり、原則を守ろうという立場に立ちきっていただきたい。
最後になるが、10日に、林泉寺さんもお越しになった事前説明会が開かれたということをお聞きした。そこで、2点気になったやり取りがあった。
1点は、先ほど新村委員もおっしゃっていた、すでに予定地になっている一部分の土地についてであるが、その地主さんが、承諾をしていないのではないかというお話があったということ。そのことについて、林泉寺さんの側は、「仲介業者がいるので、もしほんとうなら契約違反になるので、損害賠償する」というようなことも話されたようだと聞いた。もしそれが本当だとしたら、地主がまだ承諾していない土地も含めて、建設予定とすることについては、あまりにずさんではないかと思うが、その点について1点。
もう1点は、「みなさんが反対であればできません」というお話もあったようだが、その点について、区としてはこれについてはどのようにお考えか、もし何かあればお聞かせいただきたい。
■山本健康部長 地主さん、たとえば土地の一部の持ち主の方が、どのようにおっしゃったかということの事実関係については、把握していないので、これから把握をしていきたい。ただ、言葉の切り取りだけなものだから、お答えはしかねるところ。又聞きのことで、あまりこういうところでお話は避けたいと思う。大切なことだから。
2番目もそうだが、できないとおっしゃったのは、どなたかよくわからないが、説明会の中でお話があったということあれば、どんな説明会であったのかということをお寺さんの方からもうかがわなければならないので、お話はうかがいたいとは思うが、どういう場面でどいういうふうにおっしゃったのか、よくわからないので、今どういうふうに思うかと聞かれても困る。
■間宮委員 できれば、こういう陳情が出されているので、私自身もそのような話の場に出席をできれば一番いいと思っているが、できない場面もあるので、それについては、聞き取る以外にはない。
どういうふうな話であったかについては、区としてぜひくわしく聞取りをしていただければと思う。
先ほど申し上げた、このようになるであろうと言われている葛飾区の霊園も、お墓の石がひしめき合っている状態であった。しかし、狭くても、小さくても、自分の家のお墓を持ちたいと思う方々がいることも事実。公的で良好な霊園の不足がということが、大きな問題となっていることも事実で、林泉寺さんがその隙間をうめるというのであれば、ほんとうに良好な霊園のあり方を、林泉寺さん自身にも、もっと探ってもらいたいと思うところである。
いくつか申し上げたが、6月20日に申請を出すということであるので、区としても詳細を聞いていただきたいということと、委員会としては、始めに申し上げたように、来月の委員会での結論を求めるものである。
写真は、墓地のイメージ図です。
第67号「江戸川公園墓地(仮称)」建設反対に関する陳情について、私が行なった審議の主な内容は以下の通りです。
■間宮委員 各委員から、継続というお話もあったが、すでに6月20日に、建築確認申請を出す予定であるとのことで、大変急がれる陳情であると思う。来月は、まとめという形が多くとられるところであるが、現状を鑑みて、委員会としての責務を果たすためにも、来月には、一定の結論をつける必要があると思うので、まず、そのことをお願いしたい。
さて、私も、お墓の石を扱う石材店や、あるいは、このような形になるといわれている葛飾区にある霊園を見に行くなど、独自に調査を進めてきた。
墓地、霊園をつくるには、寺自身の財力が問われている。これは、維持管理ができなくなっては困るからである。
心配なことは、この大杉の場合は、林泉寺さんがつくるわけであるが、林泉寺さんの経営実態はどうなっているかということである。もし、一時の寄付により、自治体から問われる財力については問題なしとされて、許可が下りたとしたら、今後何百年もの間、霊園の運営をし続けることができる見通しがあると判断をしても良いものか。
お墓であるから、10年、20年単位では困るわけで、何百年もの間の見通しを持たずに、撤退などということになれば、困るのは、そこを購入した利用者の方々であり、廃墟と化す霊園のそばに暮らす人々であるから、その財力については、冷厳に見定めなければならないのではないかと思うところであるが、いかがか。
■山本健康部長 私どもとしては従来通り、手続きに則り、たとえば懸案とするところについては、きちんと確認をし、手続き通りに則ってすすめていきたい。
■間宮委員 資金の維持管理については、しっかりと見定めていくとのことであるので、これからのことだと思うが、しかし実際に、神奈川の方では、厚生省から公益法人の認可を取り消されて、このままでの状況では、墓地25,000基が、破産に追い込まれようとしている霊園の被害に合っている方々もいる。
また、当時の厚生省から、「墓地経営・管理の指針等」というものが出されているが、そこには、「墓地開発を巡るトラブルから多額の負債を抱えて破産宣告を受けたケース、資金繰りが悪化して墓地の所有権が造成業者に移ってしまったケース、実質的な名義貸しが疑われるケースなど、不適切な事例が生じていることも事実である。墓地には永続制、非営利制が求められており、この理念に沿った安定的な経営が、利用者の最も切実な要望であろう。」と書かれてもいる。
実際に、今回の宗教法人林泉寺さんが、経営的に永続性が有るか無いかを見極めないまま許可をすることはないということは、先ほどの部長のお話でもわかったが、もしこれが、永続性がない、くぐり抜けた形でもし立つようなことがあったとしたら、近隣住民の皆さんにご迷惑をかけるし、墓地を購入した永代使用権者の人々をも路頭に迷わせるということで、そこについてはしっかりと見極める必要がある思うとことである。
また、東京都の所管課(福祉健康局健康安全部環境衛生課指導係)の話しでは、駐車場の割合は、特別区の裁量に任されており、保健所が出されている2%というのは、実は多摩地区の事例のようで、江戸川区における2%の根拠規程は無いようだということである。
一方、江戸川区の「住宅整備事業における基準等に関する条例の施行規則」では、駐車台数は、4%以上を標準とするとある。今回の計画では、先ほどの部長のお話だと、まだ詳細が出されていないということだが、いろいろと聞いてみると、すでに、駐車台数は、4%で確保されているということが出されたようだ。しかし、それは、地上3段の機械式とのこと。
条例では、「原則として駐車場は平置きとし、入庫スペースを確保した構造とする」と書かれている。地上3段というのは、平置きではないわけであるが、この原則との関係では、平置きではない駐車場をどう見たらよいのか。
■山本健康部長 私が詳細が出ていないと申し上げたのは、平面図の話ではなく、きちんとした設計図面だとか、管理棟等も含めた建築の図面は、まだ私どもがいただいていないということなので、誤解ないように。当然我々に対する説明も含めて、住民のみなさんに対する説明も含めて、今議員さんがお手にしているような形で説明がされていると思っている。
ご質問の駐車場の部分については、住宅の整備の条例の解釈なので、私ども所管外のため、ここではお答えできない。3段であるか、平置きであるべきだとか、条例の解釈の部分であるものだから、その部分は都市開発の所管の条例であるので、健康部としてお答えすることはできない。なので、都市開発部の方から、解釈についてはこうですというようなお話をしていただければと思っている。
先ほども申したが、私どもとしては、近隣住民の方々と、お墓というずっと永代に続く施設であるので、近隣のみなさん含め、近接住民の方々以上に、近接の住民の方々からもいろいろご質問、ご不安等あれば丁寧に答えて下さいと、繰り返し指導しているところである。そういう中で、不安に思っていること、わからないことについては意見ということで、意見書をいただくことになるが、そういった中で、協議の機関を設けなさいという形の指導ということになると思うが、ひとつひとつ丁寧に、会社さんもお寺さんも住民の方々とも接して参りたいと思っている。
■間宮委員 都市開発部の所管ということで、部長のお答えとしては、それ以上のことは難しいのだと思う。だからこそ、保健所でつくられている「墓地・納骨堂のてびき」の2%と、区の条例である4%、これをきちんと区の条例の方に合わせていく必要があるのではないかと思うところである。
先ほど申したように、駐車場3台機械式ということであれば、原則平置きということを破るわけであるから、それなりの理由が必要であると考える。その理由がなんであるのかということは、都市開発部の方でもきちんとつかんで頂きたいし、やはり、原則を守ろうという立場に立ちきっていただきたい。
最後になるが、10日に、林泉寺さんもお越しになった事前説明会が開かれたということをお聞きした。そこで、2点気になったやり取りがあった。
1点は、先ほど新村委員もおっしゃっていた、すでに予定地になっている一部分の土地についてであるが、その地主さんが、承諾をしていないのではないかというお話があったということ。そのことについて、林泉寺さんの側は、「仲介業者がいるので、もしほんとうなら契約違反になるので、損害賠償する」というようなことも話されたようだと聞いた。もしそれが本当だとしたら、地主がまだ承諾していない土地も含めて、建設予定とすることについては、あまりにずさんではないかと思うが、その点について1点。
もう1点は、「みなさんが反対であればできません」というお話もあったようだが、その点について、区としてはこれについてはどのようにお考えか、もし何かあればお聞かせいただきたい。
■山本健康部長 地主さん、たとえば土地の一部の持ち主の方が、どのようにおっしゃったかということの事実関係については、把握していないので、これから把握をしていきたい。ただ、言葉の切り取りだけなものだから、お答えはしかねるところ。又聞きのことで、あまりこういうところでお話は避けたいと思う。大切なことだから。
2番目もそうだが、できないとおっしゃったのは、どなたかよくわからないが、説明会の中でお話があったということあれば、どんな説明会であったのかということをお寺さんの方からもうかがわなければならないので、お話はうかがいたいとは思うが、どういう場面でどいういうふうにおっしゃったのか、よくわからないので、今どういうふうに思うかと聞かれても困る。
■間宮委員 できれば、こういう陳情が出されているので、私自身もそのような話の場に出席をできれば一番いいと思っているが、できない場面もあるので、それについては、聞き取る以外にはない。
どういうふうな話であったかについては、区としてぜひくわしく聞取りをしていただければと思う。
先ほど申し上げた、このようになるであろうと言われている葛飾区の霊園も、お墓の石がひしめき合っている状態であった。しかし、狭くても、小さくても、自分の家のお墓を持ちたいと思う方々がいることも事実。公的で良好な霊園の不足がということが、大きな問題となっていることも事実で、林泉寺さんがその隙間をうめるというのであれば、ほんとうに良好な霊園のあり方を、林泉寺さん自身にも、もっと探ってもらいたいと思うところである。
いくつか申し上げたが、6月20日に申請を出すということであるので、区としても詳細を聞いていただきたいということと、委員会としては、始めに申し上げたように、来月の委員会での結論を求めるものである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます