病室に行くと、酸素マスクの中から、父が私にそう言いました。
「お父さん、お話できるの?声が出るの?」
「うん。おしゃべりが、できるんだよ。」
「すごいね!すごいね!」
「うん。きょうから、こえがでるんだよ。このまま、よくなるといいねえ。」
6月のはじめ、デイサービス先から、「熱が出ました。お水が飲めない」と連絡を受け、
「救急車は、厳しくなったから、運んでくれるかどうかわからない」と言われ、
車で迎えに行ったものの、そのまま病院へ行くと、即入院。
点滴で水分をとって、よくなったと思った3日目、熱が一気に出始め39度後半が丸一日続き、
肺炎になってしまいました。
翌朝、薬で熱が下がったのを見計らって、お医者さんと看護士さんの付き添いのもと、
救急車で転院。
その後は、酸素が少ない、下痢が止まらない、熱が下がらない・・・・
声が出ない父に、「がんばってね。ぜったいに良くなって、おうちに帰ろうね。」
手を握りながら声をかけると、
うん。
うなづいてくれるその姿を見て、涙がこぼれ落ちてきました。
ずっとそばにいたいけれど、そうはできません。
少しだけの会える時間、一生懸命話しかけ、
会えない時間には、「お父さんがんばれ、お父さんがんばれ」と心の中でつぶやく毎日。
一喜一憂しないでね、先生にそう言われても、
今日は目があかない、今日は笑った、今日は「由美ちゃんも、きをつけてね」って、
帰りに小さな声で言ってくれた・・・一喜一憂の毎日でした。
先週の金曜日、先生から、「生死の境は越えました。」
そう言われたときには、すべてのものに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、父自身の、命の力に感謝をしました。
でも、その夜から、また出てきた熱。しゃべることもまだできないまま。
やっぱり毎日心配で、心がちくちくちくちくしていました。
その父が、今日、「お父さん、来たよ。こんにちは」と声をかけたら、
「どうして、きょうは、はやいの?」って、言うんです。
声が出たんです。まえと同じ、笑顔なんです。
また、すべてに感謝の瞬間でした。
父の生きる力を信じて、お医者さんと看護士さんと医療の力を信じて、
祈り、父の手を握り締めます。
病院のお庭には、去年の6月、父が長い入院をしたときに咲いていたお花が、
咲いていました。
「お父さん、お話できるの?声が出るの?」
「うん。おしゃべりが、できるんだよ。」
「すごいね!すごいね!」
「うん。きょうから、こえがでるんだよ。このまま、よくなるといいねえ。」
6月のはじめ、デイサービス先から、「熱が出ました。お水が飲めない」と連絡を受け、
「救急車は、厳しくなったから、運んでくれるかどうかわからない」と言われ、
車で迎えに行ったものの、そのまま病院へ行くと、即入院。
点滴で水分をとって、よくなったと思った3日目、熱が一気に出始め39度後半が丸一日続き、
肺炎になってしまいました。
翌朝、薬で熱が下がったのを見計らって、お医者さんと看護士さんの付き添いのもと、
救急車で転院。
その後は、酸素が少ない、下痢が止まらない、熱が下がらない・・・・
声が出ない父に、「がんばってね。ぜったいに良くなって、おうちに帰ろうね。」
手を握りながら声をかけると、
うん。
うなづいてくれるその姿を見て、涙がこぼれ落ちてきました。
ずっとそばにいたいけれど、そうはできません。
少しだけの会える時間、一生懸命話しかけ、
会えない時間には、「お父さんがんばれ、お父さんがんばれ」と心の中でつぶやく毎日。
一喜一憂しないでね、先生にそう言われても、
今日は目があかない、今日は笑った、今日は「由美ちゃんも、きをつけてね」って、
帰りに小さな声で言ってくれた・・・一喜一憂の毎日でした。
先週の金曜日、先生から、「生死の境は越えました。」
そう言われたときには、すべてのものに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、父自身の、命の力に感謝をしました。
でも、その夜から、また出てきた熱。しゃべることもまだできないまま。
やっぱり毎日心配で、心がちくちくちくちくしていました。
その父が、今日、「お父さん、来たよ。こんにちは」と声をかけたら、
「どうして、きょうは、はやいの?」って、言うんです。
声が出たんです。まえと同じ、笑顔なんです。
また、すべてに感謝の瞬間でした。
父の生きる力を信じて、お医者さんと看護士さんと医療の力を信じて、
祈り、父の手を握り締めます。
病院のお庭には、去年の6月、父が長い入院をしたときに咲いていたお花が、
咲いていました。
お父様、良かった。
高熱は辛いですね。
でも由美さんは正義の味方ですから、ご褒美沢山あります(^-^)
だからお父様も大丈夫です
いつも思わせてくれるのが、ミィさんです。
ありがとう。