葛西駅地下駐輪場

環境に優しい自転車なのに、違法駐輪が問題になり、区役所には「駐車駐輪課」という課があります。
駅前はとくに乱雑で、視覚障害者のための黄色い点字ブロックの上に置かれていることもしばしばでした。

他県に暮らす私のお友だちも、このことが気になりはじめて、どうしたら改善できるかと、
ご相談がありました。どこでも、同じような傾向があるようです。
「モラル」はもちろんですが、それだけで片付けることはできません。
駅前は、駅に乗ってくる人が置くわけですから、駅で駐輪場を作るべきだと
主張してきましたが、なかなか合意になりません。
そこで、江戸川区では、葛西駅には巨大な地下駐輪場を作ることになりました。

今日は、地下に埋め込まれた駐輪機械を見ることができる最後ということで、
議員への工事現場への視察が組まれました。

左が、地下１階部分です。丸く見える所の下に、駐輪の機械が埋まっています。
右が、駐輪機械の中で、上からのぞいたとことです。１機あたり、１８０台の収納ができます。
今見えているこの部分にふたをかぶせて、その上に１メートル以上のコンクリートをかぶせるそうです。
地盤が軟らかいため、地下水で浮き上がってしまうのを防ぐために、
コンクリートでしっかりとふたをするということだそうです。

機械部分への収納が東口４，９００台、西口４，５００台、あわせて９４００台。
機械へ入れられない形状の自転車もあるので、地下１階部分へは平置きもつくり、
総計１１，５００台分が、収容できます。
地下への入り口は、歩行者用階段も含めて全部で８ヶ所つくられます。

（２００６－０９－３０のブログ「船堀駅中央駐輪場オープン」もごらんください。）