つくし

「由美さんお元気ですか？

先日、母がアパートを見に来ました。
（まさかの家庭訪問）
由美さんから頂いた「勇気」の話に感激して、
得意の？絵手紙を送ってきたので、同封します。

去年の今頃は・・・ふと思い返してみると、
本当に今、幸せだなあ・・・と感じています。

咲きそうで咲かない土手沿いのんびり屋の桜も
イライラせず、優しく見守ることができる自分自身に
心のゆとりを感じます。

あの時、由美さんに出逢っていなければ、
今の平凡な毎日はなかったはず。
当たり前のようで、決して当たり前ではない幸せに、
感謝の気持ちでいっぱいです。

私も「勇気」の話をヒトツ。
土手のツクシを摘んで食べました。・・・」

絵手紙の裏には、お母さんのほっとした様子が書かれていました。
「先日、初めて娘の家を尋ね、人並みに暮らしていることを知り、
心から安心しました。・・・」

私ができることは、ほんの少しのお手伝いだけ。
あとは、Mさん自身の努力。
まっすぐに、のびやかに、前向きに、生きていこうとする姿勢が、
今の当たり前の毎日をつくっているんです。

幸せだと感じる心を忘れないこと、
これは結構難しいことなのだと、この頃思います。

何でも人のせいにしちゃって、
たくさんの人が助けてくれたことも忘れちゃう人の話を聞いていると、
つらくなります。胸の中に淀んだ水が流れ込んでくる気がします。
でも、そういう人の話を聞いていると、
親子関係や、子どものときの虐待などなど、
負の連鎖が働いていることが、ほとんどです。
そして、幸せだと感じる心は、乾いてしまっている。

負の連鎖を断ち切ること、
負の連鎖をつくらないこと、
そのためにはどうしたらいいの？
この頃の私のテーマです。

こうして、しゃんとして生きているMさんの姿勢は、
前向きなお母さんが育ててくれたのですね。
もちろん、Mさん自身の努力もあります。
すてきな人に囲まれていたことを、そのまま受け止められる力、
それって、生きる力の一つだと思います。

Mさん親子から、私自身が励まされ、学ばせていただいているんですよ。
嬉しいお手紙、ありがとうございます。