２００６年１２月３１日

今年もたくさんの涙に出会いました。
つらくて思わずこぼれ落ちる涙。
ほっとして、凍っていた心からとけて流れでる涙。
嬉しくて、心がふるえて湧き出る涙。

どの人もいとおしい、
どの人も幸せになってほしい、
どの人も笑顔になれるように、政治の向きを変えていかなければいけない、
涙を見るたびに思いました。

私は、政治家に特権があってはいけないと思います。
特権があるから庶民の心のわからない政治家になる。
だから、なくさなければいけないと、８年前に議員になったときから訴えてきました。
４年前、区議団を代表して、この不況の中で海外視察はするべきではないと言った私を、
議会は、懲罰委員会にかけました。しかし、党派を超えた多くの方々が、
あなたの言っていることは間違っていない。堂々としていればいい。
と、たくさんの激励をくださり、私は２期目の議員となりました。

そして、そのときの世論の広がりと議会内の活動が、
その後４年間の海外視察を、中止させています。
委員会の出席のたびに出る費用弁償１回６，０００円は、半額の３，０００円にまで
減額されました。でもまだまだ。０にするまでがんばります。
政務調査費は、領収書の添付と公開を一貫して求めています。
ようやくこのことも話し合われるようになりました。

みなさんの世論と議会内の活動が議会を変え、政治を変え、生活を変えます。

７年間で１９回の海外豪遊。費用が判明した１５回分だけで２億４千万、
なんと一回当たり１６００万円をつかっての海外視察。
年末大きな話題になったこの海外豪遊をしていらっしゃったのは、東京都知事でした。
今年のロンドン視察は、実質１時間半の調査時間。これで仕事といえるのでしょうか。
年間６３万円の盲導犬のえさ代の補助さえも削ってしまった都政で、
ご自分は１泊１３万円のホテルに５泊連泊なさる。
庶民の生活を忘れていらっしゃる。

ヤフーのトピックスに「アッキーブログに批判」、（http://akie-abe.jp/）
「開設直後から掲示板には「勝ち組セレブブルジョア日記丸出し」、
「今日の飯にありつけず寒くて暖を取れない連中もいっぱいいる」」と
首相夫人のブログに対するニュースがのっていたので、開いてみました。

豪華な料理でもてなされたクリスマスのホームパーティ。
首相官邸に飾るツリーのオーナメントは、「今年はローラ・ブッシュ米国大統領夫人に
頂いた物を新たに飾ることができました」
また、「デンマーク大使公邸でお花のレッスン」と、日々が綴られていました。
豊かな生活はとてもすばらしいこと。でも、この日本の国をつくる首相のパートナーが、
ご自分のセレブな生活を伝えるのはどうして何だろう？と思ってしまいます。
私が伝えたいのは、みなさんと分かち合いたい事柄。庶民の置かれている現実。
人々のがんばっている姿、希望、です。
では昭恵さんは何を伝えたいのだろう。

首相のパートナーの方には、庶民の心をわかっていただかなければなりません。
だって、この国の圧倒的多くは庶民です。その感覚を忘れてはいけません。
一部のセレブな人たちのための政治を敷いてはぜったいにいけません。
でも、今の政治は、大企業や大資本家にばかり優遇し、来年度の予算でも、
その人たちには１兆円を超える減税、庶民には１兆円を超える増税。

やっぱり、政治家から特権をなくさなくてはいけません。

もうすぐ新しい年が明けます。
悲しい涙が一つでも減るように、多くの人と力を合わせて私も頑張ってまいります。

ブログをみてくださっているみなさん、ありがとうございます。
新しい年が、希望あふれる年となりますように、
心からの感謝をこめて、今年最後のメッセージを送ります。