江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
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ナイチンゲール

2007-07-10 | 行事*集会*懇談会のこと
「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のためにたたかう者である」
天使と呼ばれることを好まなかった「白衣の天使」の由来の人、ナイチンゲールの言葉に、とても重いものを感じます。

専門知識は必要ないとされていた看護の仕事に、専門的教育の必要性を訴え、
奉仕の精神にも頼るけれども、経済的援助なしにはそれも無力であると考えていた彼女は、
自己犠牲のみに頼る援助活動は決して長続きしない、一般化しない、ということを見抜いていたと言われています。

お金をかけずに、福祉や教育は行なうことはできない。
それを国がきちんと政策として具体的な政策として持たなければ、いくらがんばろうとする人々がいても、長続きはしない。
ナイチンゲールが亡くなって、もうすぐ100年になろうとしていることのときに、
あらためて、たたかって切り拓いてきた彼女の思いを、しっかりとかみしめたいと思います。

希望を運ぶ仕事は、そのあとに花をまき散らすことになるけれど、
その最中は、たたかわなければならない、
がんばれ。

医師会の中に飾られていたナイチンゲールの像が、
そう声をかけてくれているような気がしました。

 ***

今晩は、医師会主催の研修会に出席をさせていただきました。
「特定検診 および特定保健指導について」です。

今日も先生方は、はっきりと「現場は混乱している。国はごまかしている」とお話されました。
検診の無料化の維持と、検診項目を削るべきでないという主張は、
多くの人の命と健康を守るために他ならないことであるにもかかわらず、
それとは逆の方向へ向かおうとしていることに対しては、
きっぱりと、認められないと「たたかって」おられる姿勢に、私は、
医者としての使命と誇りを胸に刻む、気高さを感じます。

先日の医師会のみなさんとの懇談のあとの、熟年者支援特別委員会でも、
検診の無料化を守ることと、検診項目を削るべきではないということについて、
意見としてのべましたが、区は、2週間に一度ずつ、医師会のみなさんとの話し合いも持っているので、
よく話し合いますという回答でした。
今後も、区議会の中でもきちんと主張していきます。
(医師会のみなさんとの懇談については、2007-07-02のブログにあります。)

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2 コメント

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そうですよね。 (ミィ)
2007-07-11 21:57:03
より良い社会を作るために戦い続けて下さっている由美さん。

私もそのお言葉を胸に戦います。

皆が幸せに生きていけるように。

いつも支えて下さって有難うございます。
返信する
幸せに生きる。 (YUMI-M)
2007-07-11 23:59:22
それはなぜ難しくなってしまったんだろう。
ミィさんのきれいな笑顔は、心にしみます。
いつまでもいつまでも、きれいな笑顔の人でいてください。
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