学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

テレビは、子どもの"楽しい"感情を崩す

2021-12-20 18:59:00 | 日記

こんにちは、学びスタジオ東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

今回は、"楽しい"という感情表現について、書きます。

❤︎感情表現がうまくできない子ども

感情表現をうまくできない子どもの原因として、
テレビやYouTubeが
子育てに使われるようになったことが
挙げられています。

❤︎一方通行の感情表現

テレビ側からは感情表現されますが、
見ている子どもが笑っていても泣いていても、
テレビ側からは何も反応がありません。

その一方通行のコミュニケーションでは、
子どもは自分の感情表現が
軽く感じられ、心に刻まれないし、
相手に影響を与えることを学ぶことができません。

❤︎共有すること

感情表現を学ぶためには、
楽しさを共有し分かち合える、
相互でのコミュニケーションが重要です。

❤︎親との"楽しい"コミュニケーション

子どもは親とのコミュニケーションのなかで
感情を学びます。

一緒に歌ったり、
一緒に踊ったり、
一緒に遊んだり、
一緒に学んだりすることで
"楽しい"という感情が豊かに育っていきます。

❤︎親が見本になり「楽しいね」

さらに
その感情をうまく表現できるように、
「楽しいね」と感情を言葉に出して、
子どもに伝えます。

❤︎感情表現は言葉と表情と

さらに、
感情表現は言葉だけでなく
表情も大切です。

楽しいときは思いっきり笑うなど、
表情も豊かに感情表現しましょう。

親が楽しそうにしていることで、
お子様はさらに楽しいという感情が増し、
同じ気持ちを感じていることに
満足感を感じます。

❤︎まとめ。感情表現豊かな子どもに

テレビやYouTubeに子守を
子どもの感情に反応してくれない
一方通行の感情表現では、
感情の乏しい、無表情になる。

親子のコミュニケーションの中で、
一緒な遊び、学び、
その都度に感じた"楽しい"を共有し、
その感情を言葉と表情でお手本を示してあげれば、
"楽しい"が心にしっかり残り、
感情豊かで、表情豊かな子どもになります。

そして、
自分の"楽しい"感情表現が、
時には、
相手に"楽しい"気分にさせ、
よい影響を与えることも学びます。

哀しい感情は、思いやりの芽生え

2021-12-19 13:36:00 | 日記

こんにちは、学びスタジオの奧川えつひろです。ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、哀しい気持ちについて書きます。

❤︎悲しい気持ちに寄り添う

悲しみも大切な感情の一つです。

子どもが悲しみの感情を表現したとき
「泣かないの」
「痛くないよ」…
と否定的な言葉をかけるのではなく、

「悲しいよね」
「痛いよね」…
とその感情に寄り添い、
共感してあげることが大切です。

共感されることで
子どもは落ち着きを取り戻していきます。

❤︎「どうして悲しいの」

また、
「どうして泣いているの?」
「なにが悲しいの?」…
と言葉をかけ、

子ども自身が悲しい理由を考えて、
感情を説明できるように、
かみ砕いて問いかけてみましょう。

自分の感情の説明すると
悲しいという問題の解決力を
養うことができます。

❤︎「泣く子は嫌い」

子どもは、
親の言葉や表情をよく見、感じ取っています。

親が
「泣く子は嫌い」
「すぐに泣かない!」…
と特定の感情表現を嫌うと、

子どもは親に嫌われたくないために、
その感情を我慢して表現しないようになります。

その結果、
自分の感情をうまく表現できなくなってしまいます。
また、表現しなくなります。

家庭内で
過度に我慢させすぎてしまうことは、
家庭の外で
感情が爆発する要因にもなります。

❤︎悲しみの感情を教える

悲しみの感情を教えるために、
絵本の読み聞かせ、
読書をすることをお勧めします。

読み聞かせする時は、
絵本や本のなかの登場人物や動物の気持ちになって、
子どもと一緒に
「悲しいね」
「寂しいね」
と言いながら悲しみの感情を育めます。

また、
悲しみの感情を知ることで、
相手の悲しみも徐々に理解できるようになってきて、
思いやりのある行動がとれるようになります。

❤︎まとめ。悲しみの感情は、思いやりに変わる

子どもの悲しい気持ちになった時、
子どもに寄り添い、
その気持ちを受け入れてあげましょう。

受け入れられた子どもは、
心が落ち着き、
悲しいという感情を理解するようになります。

そして、
相手の気持ちが少しずつ理解できるようになります。
それが、本当の思いやりの感情の芽生えですね。

怒りの感情を大切に受けとめると、子どもは寛容になれる

2021-12-18 20:45:00 | 日記

こんにちは、学びスタジオの奧川悦弘です。

子どもは、幼いほど、未熟です。
これは年齢ではなく、気持ちが幼いという意味です。

未熟なら、思うようにならないことも多いと思います。

そんなとき、怒りの感情が生まれます。

今回は、怒りの感情について書きます。

❤︎子どもが、何かに怒ったとき

子どもが、何かに怒って泣いたりしたとき、
ついつい、
頭ごなしに「怒っちゃダメ!」
「こんなところで怒らない!」…
と否定するような言葉をかけてしまいそうですが、

否定するのはやめましょう。

❤︎怒るという感情も大切
.
子どもの怒りを否定をしても子どもの怒りの感情は消えません。

子どもの怒りの感情を抑えつけてしまうと、
子どもの感情表現を妨げることになります。

怒るというネガティブな感情を吐き出すことも、
生きていくうえでは大事な感情です。
.
❤︎まず、親が怒りの感情を受け止める

子どもが自ら怒りを静めるコントロールを身に付けさせるためには、
まず、
親が子どもの怒りを黙って聞いて、
しっかりと子どもの感情を受け止めて聞いてあげることが大切です。

❤︎子どもの怒りの感情が落ちつく
.
親がしっかりと子どもの怒りを聞いてあげると、
だんだんと、子ども落ち着いてきます。

そして、
どうしたいかを考えたり、
自分の思い通りにはならないことがあると理解ができるようになったりします。
.
また、
子どもは、親が一緒にいて聞いてくれる子で安心ができて、
心に余裕が持てるようになってきます。
心に余裕がもてると、感情のコントロールもしやすくなります。

そして、
「怒る必要はなかったんだ」
と思えるようになります。

❤︎怒りの感情をコントロールできない子ども

もし、怒りの感情を否定されてばかりいたら、
怒りは、消化不良なまま、蓄積されます。

怒りがコントロールできないままだと、
気持ちの幼いままで大きくなっていきます。

解けない問題に対しても、「この問題が悪い」
人に対しても、「あの子が悪い」
ものに対しても、「これは使いにくい」
と思うようにならないことは、
全て自分以外の”他のせい”にするようになります。
.
❤︎まとめ。怒りの感情を大切にする

子どもが怒りを表したときは、
まず親自身が感情的にならず、
感情をコントロールしながら、
しっかりと子どもと向き合うようにしてみましょう。

怒りの感情を大切に扱われた子どもは、
親の態度を手本として、
「なんだ、怒ることがなったんだ」
と思えるようになり、
いろいろなことを寛容に受け入れられる
スケールの大きい人に成長していくことでしょう!

左利きの可能性を育てる

2021-12-17 11:22:00 | 日記

こんにちは、学びスタジオの奧川えつひろです。ご訪問いただき、ありがとうございます。

私は、左利きです。
父も母も左利きです。

今回は、左利きの矯正について書きます。

左利きを矯正して右利きにするべきでしょうか?

❤︎矯正するメリット

まず、
生活しやすくなります。

日本社会は基本的に右利きにとって快適なようにつくられているので、
日常生活がスムーズになります。

たとえば、
水道の蛇口。
右利きがひねりやすいようにつくってあります。
右に回すと水が出る構造になっています。

また、
文具や調理器具、
スポーツ用品などのツールなど、
右利き用につくられているものがほとんどです。

❤︎矯正するデメリット

あまりに幼い頃から矯正を開始すると、
脳内に新たな回路をつくることで混乱を起こし、
右と左を言い間違えてしまう
左右失認が起こります。

いわゆる
"左右盲(さゆうもう)"になったり、
言葉がスムーズに出てこず、
つかえて同じ音を繰り返してしまう
"吃音症(きつおんしょう)"
になるケースもあります。

それから、
右手と左手どちらも使えるからこそ
選択肢が増えてしまって、
かえって効率が悪くなります。

たとえば、
転んだときに利き手が決まっていれば
迷わずさっとかばうことができますが、
どちらも使える状態だと、
一瞬の迷いが生じ、
「どちらの手を出すべきか」と
考える隙が、判断のスピードが落とします。

❤︎右手を使い始めるタイミング

10歳以降がいいタイミングです。

小学校に入る前から、
右手に矯正させる親が多いですが、
それはリスクが高いです。

一般的に、
子どもの脳はまず右脳から成長し、
あとから言語能力を持つ左脳が発達していきます。

ちょうど二つの脳のバランスがとれるようになってくるのが10歳頃です。

だから、
まずはしっかりと脳の基本的な仕組みをつくり、
その後、
右手を使って左脳を刺激していくのが
いいと思います。

❤︎文字を読む脳の動きと左利き

"文字を読む"というのは、
一見すると単純な作業に見えますが、
脳の中では信じられないくらい複雑なプロセスを経ています。

脳の中の、
さまざまな役割を持つ神経細胞を通り、
次のような流れで情報が処理されていきます。

❶視覚系脳(左脳)で文字をおいかけ、
一文字一文字をひとつながりにして認識する

❷記憶系脳(左脳)に蓄積されている言葉の意味と結びつける

❸理解系脳(左脳)で文章としての意味を理解する

❹伝達系脳(左脳)で文章を想起する

❺運動系脳(左脳、右脳)で口を動かし音に変換する

❻聴覚系脳(左脳)で脳内の言語、または自分の声を聞き取る

こんなにいろいろな場所を通って
ようやく理解できるます。
しかも、ほとんど左脳で行われています。

だから、
非言語の情報を扱う右脳を主に使っている左利きには、
自分の伝えたいイメージを言葉にするのに
どうしても時間がかかってしまいます。

❤︎左利きを活かすために親ができること

左利きの子どもには、
言葉のサポートをすることで、
才能を伸ばすことがで来ます。

❶読み聞かせをする

昔話などを聴きながら、
頭の中でイメージを膨らませます。

毎日、音読するなどして、
左脳を鍛えていけば、
読んだり、書くことへの苦手意識もなくなります。

❷左利きであることに引け目を感じさせない

どうしても親は、
子どもが早いうちから
さまざまな語彙を使って話したり、
漢字が書けるようになったりと
"言語能力の発達"に重きを置き、

左利きの子どもの発達が
他の子よりも遅れていると、
心配になりますが、

それは、ある程度仕方がないことなので、
焦ったり、無理する必要はありません。

❤︎左利きのすごいところ

日常生活を送るのに必要は言葉の成長は左脳が担当しますので、

右利きは、もともと左脳を使いますので問題ありませんが、
右脳を使う左利きは、左脳も並行して成長させなければなりまん。

でも逆に考えると
左利きは、
常に左脳と右脳を平行して成長させ続けているから、すごいとも言えます。

❤︎左利きは、10人に1人の選ばれた人

左利きは右利き社会でのマイノリティではなく、
10人に1人の"選ばれた人"と考えましょう。

❤︎左利きの空間能力

脳科学的に言うと、
脳は右脳と左脳があって、
手を使って何かをすると、
空間認知機能を担う脳を刺激します。

その時、

左脳は、
反対側だけを見てる。
右脳は、
目の前に広がる左右両方の空間を見ています。

つまり、
左脳は右側しか見ていないのに対して、
右脳は、左右両方の空間に対して意識を向けているんです。

そして、
必然的に、左利きの方が、空間認識能力は発達しやすいということですね。

図形、絵や画像へのセンス
「左利きだからできる才能で、花開かせてやろう」
ということにフォーカスして
子どもの未来を楽しみになりますね。

❤︎まとめ。左利きの可能性を育てる

右利き社会の日本で、
右利きは便利、
左利きはちょっと不便ですが

右利きは左脳、言葉に強く
左利きは右脳、イメージに強い
どちらの能力も大切です。

左利きを矯正をするとしとも、
10歳ごろです。
それまでは、
言葉のサポートをしてあげれば大丈夫です。
左利きの個性である空間認識能力が伸びてくれば、矯正も必要なくなるかもしれませんね。

「うれしいね」が親が子どもに贈る最高の心のプレゼント

2021-12-16 11:36:00 | 日記

こんにちは、学びスタジオの奧川えつひろです。

子どもは親の鏡だと言われます。

子どもにとって、お母さん、お父さんは、憧れの人なんです。

だから、
子どもは親のことをよく見ています。
成長とともに親のまねもしたがります。

❤︎感情豊かに、子どもに接する

まずは、
感情表現豊かに子どもに接して、
お手本を示してあげましょう。


たとえば、「うれしいね」

❤︎「うれしいね」

乳児の頃には、
おむつを交換した後に
「気持ちがいいね!うれしいね」

話せるようになったら、
「話せたね!うれしいね」

言葉をよめるようになったら、
「読めたね!うれしいね」

と自然な笑顔で声をかけましょう。
親の気持ちは子どもに伝わっています。

❤︎親も「うれしいね」

子どもがうれしがっている姿は、
親もうれしいと思います。

その気持ちを
素直に表現し「うれしいね」と
あえて言葉に出して
子どもに表現してあげるようにしましょう。

❤︎子どもが「うれしいね」

子どもが「うれしい!」と
言葉で表現したときには、
「うれしいね!」と
同じ言葉を返して、
共感を伝え、
子どもの感情を認めてあげましょう。

子どもはうれしいという感情を
改めて認識でき、
親に認められ守られているという
安心のなかで、
素直に感情を表現できるようになります。

❤︎子どもの様子に「うれしいね」

また、
子どもの様子をよく見て、
子どもがうれしそうにしていたら
「うれしい?」と話しかけましょう。

子どもにとって
この気持ちが「うれしい」ということなのか、
と自分のなかにある感情について知る
きっかけにもなります。

❤︎まとめ。親子の「うれしい」のキャッチボール

親子の「うれしい」のキャッチボールで、
子どもの「うれしい」という感情を刺激し、
高めてあげましょう。

たくさんの「うれしい」を感じた子どもは、
人生を肯定的に捉え、
「わたしは、うれしい」
「親がいてくれるから、うれしい」
そして、
「みんなにも、うれしくなってほしい」
と思えるようになっていきます。

「うれしい」という感情は、
親が子どもに贈る、
最高の心のプレゼントですね!