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2010-2011 カタギ-ヒトリタビ-ニート

74

2010-11-07 06:06:56 | トルコ/シリア
74-1

早起きして
宿で同室だった日本人女性のよっぴーさんが行くといっていた
クネイトラという場所に
ご一緒させてもらうことに。

クネイトラという場所は
度々イスラエルとシリアとの国境争いの場となり
1974年に
イスラエルの爆撃を受け、残虐行為の記録として修復することなく公開しているそうです。

まず行くためには、
市街地から離れて高級住宅地っぽいなかの内務省クネイトラ事務所に行って
入域許可をもらわなくてはならず、

途中図書館が見たくなって、バスで行ったらよいものを、
歩いていきたいという私に、にこやかによっぴーさんは付き合ってくれたのでした。

74-2

1時間ちょい歩いて、許可をもらって
そこからバスを2回ぐらい乗り換えて1時間半ぐらいでクネイトラ。

とにもかくにもアラビア語が読めなくって
セルビス(乗り合いタクシー)の乗り方もままならず
一人だったら完全路頭に迷っていたところを
よっぴーさんがテキパキとナビゲート。

クネイトラに到着して、
ガイドのおっさんとセルビスのおっちゃんが結託して
特別に車付きのガイドだから
300円払え!と言ってきたところを
100円に値切ってくれて、
ありがたいことでございました。

74-3

さて、このクネイトラ。

クネイトラに限らず、軍人率が高くって普通に銃構えてます。
そして、クネイトラに入ると
カジュアルな普段着で銃構えてます。

この人たちは、本気になればズドンといけるんだーとうっすら思いつつ入域。

警察とか国境とかは写真NG。

瓦礫が延々と続くのです。延々と。
蜂の巣になっていたり。

これ・・
今は瓦礫と砂埃だけど
その当時は人もいてすんごく血生臭いことになってたのかもと考えると
ほんとすさまじい。

もしこの写真をイスラエル国境で見られたら入国できないだろうねーなんてな感じで。

よっぴーさんに教えていただかなければ知らなかった地でした。
行って良かったです。

74-4

そして今日はシリア抜けをしなければいけない日でもあり、
ここまでの行動は、バックパックをガラガラ運びつつ。
クネイトラのバスターミナルでは預けられたけど、重いー。

そして、次の国、ヨルダン行きのバスの出発時間と
クネイトラからバス乗り場に着いた時間がほぼ同じ。

よっぴーさんとのお別れのあいさつもそこそこに

バス会社の人に「マイフレンド ハリーアップ~」って言われて切符手配して
無事乗れました。

これを逃したら、乗り合いタクシーだったからねー。

でも結局30分ぐらい遅れて発車したんだけど。

74-5

そそくさと空席に移動して
爆睡しつつ、
出入国を済ませ、
4時間ってガイドに書いてあったけど6時間ぐらいかかって

21か国め ヨルダン・アンマン到着。

あんなに緊張したのにシリアあっという間に抜けなきゃならないとは・・・
セクハラ攻めには遭いましたが、
もっとじっくり訪れてみたい国です。

その時はきちんと日本でビザとるぞー。

74-6

アンマンは真っ暗で
宿まで行くにはちょっと心もとないのと
偶然、共にシリア入国をした男性がバス一緒だったのでタクシー割り勘で
宿近辺へ。
何回か人に聞いてようやく到着。

マンスールホテル。

別名コーダホテル。

イラクに行って亡くなった香田さんにちなんで名づけられた宿で
お客さんほぼ日本人。

カッパドキアもそうだったけどほっとしつつ、
甘えていられないと思いつつ。

つくづく色んな人がいるなーって感じです。

あー、疲れたー
腰も若干やられ気味。

明日はちょっと休もう。

74-7

食:クリームパン
  サンドイッチ・コーラ・ポテト
  ウエハースチョコ・ジュース

73

2010-11-06 08:51:48 | トルコ/シリア
73-1

ダマスカスのネットカフェにて。
今日は1日歩き回り。

ネット事情がよくわからないので、
更新が滞るかもしれませんが、あまりご心配なさらぬ様。

73-2

ダマスカスには旧市街と新市街があって、
スケールもちょうどよく、何より、客引きもほぼないので
ゆーったりと周ることが出来ました。

観光客ありきじゃなくって、
きちんと生活に根付いた商店街なんだよねー。
イスタンブールのバザールとかは、
あんまり地元の人行かなそうな感じだったけど。

73-3

ハンドクラフトセンターで猫や子供を撮ったり
ネットカフェに行ったり、のんびり。
アレッポより都会なだけあって、
日本人珍しい!って感じもなく、居心地が良いのです。
一昨日の日記に、貧困を抱えた国と書いたけれど、
貧しい・・のかもしれないけど、
笑顔が多くて、困ってるのとはちょっと違うのかもなあ。
私が見た部分に関してはね。

73-4

イスラムの女性は、ショールやガウンを羽織って、
肌を極力露出しないのだけど、
今までは全員同じ感じなのかなーと思ってたんだけど、
よく見ると、ショールの柄やガウンのデザインが様々でなかなかお洒落。
若い子はメイクもばっちりだし。
アクセサリーをよーく眺めているところを見ると、
家や、ガウンの中は結構派手だったりしてねー。

それにしても、首から上が顔しか露出してないんだけど、
その髪型でごまかせない状態で綺麗って結構すごいことだなあと。

73-5

今晩は相部屋に移動。
日本人女性と一緒。細かくじっくり滞在していて、
明日行く場所の話を聞いていたら、行きたくなってしまい、
ご一緒させてもらうことに。
シリアいいところだから、もっといたらいいのにーと言われ、
ホントそうしたいのは山々なんだけどねー。
彼女もトルコのガイドに相当セクハラされたそうな。
中東圏おそるべし。

73-6

昨日同様、宿のスタッフやお客さんと夕飯・お茶・水タバコ。
フルーツとかもりだくさん振舞ってくれるのはうれしいんだけど、
客の親父に
「何もしないから、君の部屋よりこっちの方がいいから、移動しなよ」
としつこく言われ、

ラッキー!お言葉に甘えて・・・

なんて、するわけない。

ノーノーときちんと断りましたよ。もちろん。

その親父は妻が二人いるんだってさー。
シリアは4人までオッケーとか。お金ないとできないらしい。
3ベッド占有してたみたいだからきっとお金持ちなのでしょう。

・・にしてもふざけんなー。

73-7

食:アイスクリーム
  サンドイッチ
  ヌードルスープ
  バナナ・みかんフルーツ多数

72

2010-11-05 08:39:44 | トルコ/シリア
72-1

トランジットビザなので、
シリア滞在許可日数が3~4日間。
観光しつつ移動しつつの急ぎ足のスケジュールに。

ナギサちゃんや一緒にシリア入国した子達は
パルミラ遺跡をみてから、レバノンへ行ったり、ヨルダンに直行するそう。

私はと言えば、
レバノンに入ると、再びシリア再入国で緊張しなければならず
(1回入ってるから大丈夫だとは思うんだけど)
パルミラ遺跡やレバノンよくわからないし・・
ってことで一人別行動をとることにしたのでした。

72-2

アレッポは石鹸が有名らしいですが、
昨晩ちょこっと見ただけで、早朝に出発。
何せ時間がない。
国境によっては4日超過でも大丈夫というか、
出る分には咎められないって話もあるけど、これでソワソワするのも嫌だしね。

宿からやたら陽気なタクシーに乗りバスターミナルに行き、ホムスまで2時間。

72-3

ナギサちゃん達はホムスからパルミラ行きのバスへ。
私は、ホムスから1時間ぐらいのところにある、
クラック・デ・シュバリエに行きたいのでウロウロしていると、
シリア人の皆様が案内してくれる。

すると、シリアはイスラム圏なので、金曜日が休日。
クラック・デ・シュバリエ行きのミニバスの運行が殆どなし。

あーらら。

シリアはバス代がめっちゃくちゃ安いので、
(タクシーの初乗りが8円
 アレッポ~ホムス間、2時間、160キロくらいで、250円ぐらい)
効率は悪いけど、一旦目的地まで行って明日また来るかーなんて考えていたら、

タクシーで行かないかとドライバーのおじさんに持ちかけられる。
おじさん曰く、クラック・デ・シュバリエまで往復で2000円(片道1時間)。
見学している2時間、荷物は預かる。
待ち時間のお金はタダ。

ミニバスなら往復200円で行けるよなーと思ったんだけど、
明日のタイムロス(4時間)にならないし、
荷物も安心だろうし、
ドルで払ってもいいって言うし(レートも宿で替えた時より良心的)
ガイドブックに、相場は片道2000円と書いてあり、
ホントお得なようなので、
まあ、いいかーと、タクシーで行くことにしたのでした。

72-4

ここでナギサちゃんとお別れ。
彼女のおかげで助かった局面がたくさん。
彼女はすっごく頼もしくて、心強くて、この先心細すぎるんだけどがんばるぞー。
またどっかで逢えるかもね。

72-5

タクシーのおじさんは、鼻歌を交えつつ
写真ポイントでは停まってくれたりにこやかで親切。
子供が4人、皆10代。46歳。もっと上に見えるー。
タクシーは若干ボロいけど、
家族を食べさせて、
毎日客を掴むのに大変なんだろうなーとうっすら考える。

そんな同情してたらキリがないんだけど、
なんだかよさげな人なので、
このタクシーにして良かったなあなんて思ったりして。

72-6

そしてクラック・デ・シュバリエ到着。
ガイドブックには入場料300円って書いてあったけどそんな気配はなく
大丈夫かなーと入場。

ここは、
1144年に建てられて、ラピュタのモデルと言われているのです。
私が思うに、
ロボットが暴れた要塞とか、ラピュタの上の城部分のイメージだね。
とってもよく出来たお城だと思います。
何回も迷ったし。

72-7

中をなーんとなく歩いていると、
ハガキ・ガイドブック売りの青年が案内してあげるよーと近づいてくる。
なんだかなー、と思いつつ、
観光客たーくさんいるし、もしもの時は叫んでやると説明してもらう。

すると、暗いところとか人影がないところになると
(城の中ですよ。ホントにお客さん沢山いたんですよ。>父母)
危ないからと手をとったり、やたら体を寄せてきたり。
人が通ると、さっと離れる完全なる確信犯。

中東のセクハラ来たー。
イスラム圏の男女交際はなかなか厳しいのだけど、
相手が異教徒となると結構なセクハラ攻勢があるらしい。
特に日本人女性はあまり抵抗しないし、みたいな。

過度の時は払いのけつつ、
指輪をしていたので、結婚していると答えると、
「じゃあ、僕は、シリアの1時間だけのボーイフレンドだね。」

・・こいつ・・すっげー慣れてる。

その後タクシーはどうする?とか、どこに行くとか聞かれたけど、
タクシーは決まっているし、南下すると答えると
あっさりと引き下がりました。

セクハラはそりゃあ嫌だけど、
ホント、一人では絶対足を踏み入れなかったであろうところを
タダで隅々まで案内され(何せ内部構造は熟知でしょうから)
タダで売り物のポストカード12枚組ももらったし、今回はまあよしとしよう。

最後に写真とってやるーと、持ちかけたら、
僕写真嫌いだから、スルー。
やっぱり慣れてる。こいつ。

72-8

一昨日の車乗りにしても、
セクハラにしても、
父母の心臓に負担がかかるエピソードが
この先ヨーロッパにいた時よりちょいちょい出てくると思うのです。

いい感じに隠して書くことも出来るけれど、
このブログは私の記録でもあるし、
やっぱりありのままを書いていこうと思うのでした。

逆にさくさく書けるぐらいの時は心配ないよ>父母。

そしてシリアからは多めに絵葉書が届きます。
届いた方は、これかー、と笑ってください。

72-9

帰りに銀行に寄ってもらって、ホムスの市街地も教えてもらって、
バスの切符売り場まで教えてもらってタクシーのおじさんとはお別れ。
気持ちよく観光できました。
やっぱり、バスと、車の助手席の風景や乗り心地は違うねー。

72-10

ホムス~ダマスカス行きのバスへ。
座席番号やら文字がアラビア語。
まーったくわからん。
切符売り場の人が、同じバスに乗る人に頼んでくれて誘導してもらいました。

2時間後到着して、
バスターミナルから、市街地に出るためにミニバス(20円!)に乗る。
しかし、どれに乗ればよいのやらウロウロ。
これかーって思って乗ってみたら、1000円だと。
間違えたらしい。
いやいや、違うーって、オドオドしてたら、
周りにいた人が寄って来て、アレに乗りなーと教えてくれる。

財布を開いて、どのコインが20円だかわからずオドオド。
周囲のお客さんが教えてくれる。

バスから降りて、さてどちらに向かえばよいのやらウロウロしてると
周りにいた人が教えてくれる。

シリア人ホント優しいです。

72-11

宿に到着。相部屋が埋まっているので、シングル料金1200円。
今までは相部屋でその位の値段だと安い部類。
はじめての寝台列車以外での一人部屋。

持ち金がギリギリなので宿の人にATMを教えてもらったけど
なぜか私の持っているカードは受け付けず、
地図を頼りに市街地らしいところまで行ってみる。

5時ぐらいなのに暗くなるのが早いー。
そして金曜だから店もあんまりやってないからより暗いー。

何度か交通誘導をしている警官に聞いて、
別のATMにたどり着いて、お金ゲット。

シリアに来て旅始まって、いちばんATMに困ってるね。
アレッポでもいちばん普及しているATMはVISA使えなかったし。

72-12

宿に着いていちばんやりたかったのが洗濯!
宿も干す場所を提供してくれるってことで決めました。
ジャブジャブ洗って、
もう今日は寝るだけだーと思ってると、
宿のスタッフや、客の女の子達とお茶しました。
なかなか気さくな宿な感じです。
夕飯やリンゴも分けてくれたし。

72-13

覚え書き。
なぜ韓国の子はスムーズに抜けられるのか?
→ 韓国にはシリア大使館がない。無い場合は国境で取るしかない。
→なぜ韓国にシリア大使館がないのか?
→シリアと北朝鮮が仲が良い。なので韓国としてはあまり仲良くできない。
なんだか微妙。北朝鮮と韓国の関係が悪くなったら、シリア入りもどうなのやら。

日本にはシリア大使館があるので、
今度シリアに来ることがある時は、絶対日本で取ろうと思ったのでした。
今回のシリア入りで、つくづく、日本はアメリカの属国なんだなって感じ。

72-14
食:ビスケット・100%ジュース
  ピザパン・菓子パン・トマトの煮込み。

71

2010-11-04 05:25:23 | トルコ/シリア
71-1

夜行バスでカッパドキア(ギョレメ)→アレッポ。

アレッポとはシリアの一都市。
そう、20か国め、シリアに入れるか否かで
ここ1週間はこればっかり考えていたのでした。

71-2

夜行バスは、20:30発でギョレメからほど近いカイセリまで3時間ちょい、
バスの出発時間がちょっと遅れてソワソワしちゃって笑われる。

カイセリに着いて1時間ちょい待ち合わせで
24時発の、トルコ国境近くのアンタクヤまで7時間ちょい。
ここで、バスが故障とかで3時間待ち合わせで、
市街地をまわって来いと言われ、
アンタクヤの町並みをちょっとだけみて、
ロカンタ(軽食堂)で小腹をみたしました。

素朴な街で、こんなトラブルがなければ立ち寄らなかった街だから
得した気分でもありつつ、
もし入国拒否だったらこの街に帰ってくるのはちょっとなーと複雑な気分。

バスはメルセデスベンツ製だったりして
テレビもついて居心地よし。
そして隣の席も占有できたのでホント助かりました。
腰痛もさほどでもなくゆったり。

71-3

ナギサちゃんが読書家ということで、
そういえば、私の電子辞書に文学作品が結構入ってるよーと話したところ、
喜んでいる様をみて、
私も「赤い靴」「ヴィヨンの妻」を読みました。
折角だから旅の間に読まないとね。
荷物にもならないんだし。

ちなみに電子辞書。
昨日のトルコ語しかり、辞書機能はもちろん
数独・漢検・百科事典など活用しております。

71-4

本来なら、ビザは居住国で取るもので、
日本のシリア大使館などに行って取らなくてはいけないものなのだけど、
近隣の国のシリア大使館・領事館や国境で
さほど難しくなく取れて入国できていたのです。

今までは。

しかし、ここ数ヶ月は、近隣の国でのビザ発行は、在住者のみ。

そして、ここ数週間は、国境での取得不可で入国できず引き返した日本人多数。
(トルコ側からもヨルダン側からも。
 思うにヨルダン側の方が厳しい印象)

いっそのことイエメンに飛んでしまおうかとか思ったら、
爆発物事件とか、
通れない可能性はゼロではないのだから、
賄賂も想定に入れてとりあえずアタックしてみることに。

71-5

このアンタクヤ → アレッポのバスの途中で
いよいよ、入国の可否が決まるのでした。

他にも日本人男性2人と韓国人女性が1人。
中国人韓国人は問題なく入国できているので、
同じグループだよーという設定で行かせてもらうことにして、
バスの中で渡された入国カードや滞在日数を統一。
バスの中で文字記入なのでもちろんバス酔い。

そしてトルコ出国はスムーズに終わって
シリア入国審査・・・バス酔いも緊張で終了。

バスのスタッフが、ノービザの客の分を取りまとめて入国審査官へ。
韓国人の女の子は問題なくスルー。
残されたのはカナダ人男性と、日本人の私たち。
カナダ人の彼は、昨日入国拒否で再挑戦とのこと。

すると、バスのスタッフが「学生って言え」と。
私カードに職業書いちゃったけどー、と思いつつ

入国審査官「職業は何だ?」
私「学生です」
入国審査官「お前は違う」
バススタッフ「学生だよー」

日本人のなかに学生は誰もいなかったけれど全員学生。
それでそこは通過したみたい。

どうやら、入国審査官とスタッフで事前の了解があったような気がする。
入国管理官もノリがいい感じ。
私のオドオド顔の真似してたし。

オッケーなの?と心躍らせて
ビザ代24ドルを払いに銀行に行くと何やらスムーズにすすまず、
再度入国審査窓口へ呼ばれる。

この時点でカナダ人の彼は別室に呼ばれたりして
入国拒否となり、逆方向に係員に連行されて行ったのでした。
辛い。一人だし。
国境沿いは本当にさびしいし。

私達に対しては、通常の観光ビザは出せない。
トランジットビザ(3~4日)なら出せる。
ってことで無事にビザ発行。
バススタッフが、24→8ドルの変更もしてくれて16ドル払い戻し。

その後もスタンプ押すのにもたもたしたけど、
何とかかんとか通過出来たのでした。

71-6

20か国目。シリア。

よっしゃー。この旅ではじめて嫌な緊張をしました。

私たちに関しては、
韓国の女の子とはすぐ離されてしまったので
同行するという事前設定はあまり効果がなかったような。

というか、バス会社の人が、パスポートを取りまとめて、
面倒見てくれたってのがとっても大きかったのかなと思います。

旅ブログ徘徊しててこのパターンはなかったような。

ちなみにバス会社は
ギョレメ→アンタクヤは「suha」
アンタクヤ→アレッポは「JET」でした。
後者は本来のタイムテーブルでも「JET」だったかは不明。

ホント、バススタッフ・入国審査官によると思う。
問題なく観光ビザ取れたパターンもあるみたいだし。

運だね。

そして日本人だけじゃないんですね。

カナダ人の彼しかり、
カッパドキアで会ったアメリカ人は、
イスタンブールに戻ってヨルダンに飛んでいたし。

今近辺にいてシリア入りを考えている方の健闘をお祈りします。

71-6

入国も出来たし、一件落着!

と思いきや、途中で降ろされ、無料バスに案内される。
手を尽くしてくれたバススタッフとお別れしつつ・・・。

その無料バス。バスっていうかワゴン。

ドライバーの親父が開口一番。

「俺は、ギャラをもらってない。金払え」

地元の人はなんだか払ってるけど、
チケット代を既に払っている私達は納得できず抗議。
ボスっぽい人に電話で説明するもなぜか途中で切れる。

すると、車が停まって
「金払わないんだったら降りてバスで行け」

なんじゃこりゃーと思いつつ、
「警察呼べ」とか抗議は続行していたのだけど、
一応いくら払えばよいか聞いてみたら・・・

「1人2ドル」

2ドル・・・=160円でヤクザのような脅し・・
シリアって一体全体・・

拍子抜けした旅行者はさっさと払ったのでありました。
きっとこーゆー悪循環が続いていくのですね。

ヤクザドライバーもお金を払ったとたん妙に親切。
そしてアレッポに到着した途端、バスに人が群がって
なんじゃこりゃーって思ったんだけど、
何のことはない、旅行者目当てではなく
バスに乗りたかった人たちだったのでした。

71-7

シリアの町、アレッポはちょっと雑多な感じはありますが、
道行く人がニコニコと笑いかけてくれて、
道に迷ってると声をかけてくれて、
入国やヤクザドライバーの緊張をちょっとやわらげてくれたのでした。

そして、共に入国できた仲間と宿を決定して、
昨日開店したっていうケバブ屋さんで
ご飯を食べて、
イスラムの戒律がトルコより厳格で、
外でアルコールを飲むことがないそうで、宿でビールで祝杯。

長い1日だったよ。

71-8

食:ビスケット・スナックなど
  ロカンタで、野菜と肉の煮込み。
  チキンケバブ・サラダ・コーラ・ビール

夕飯で食べたお代より、
ヤクザドライバーの請求額は少ない。
彼がどうこうではなくそんな貧困を抱えた国なのでしょう。

70

2010-11-03 22:56:47 | トルコ/シリア
70-1

気球に乗ってしまいました。

ナギサちゃんの素晴らしい交渉術により、120ユーロが100ユーロ。
ありがたいことです。

5時集合だったので4時半起床。
真っ暗。

写真をたくさん撮っていますが、
星空だけはきちんととれないのが悔やまれるくらい、
すばらしいです。
空が近い。

お菓子とかお茶が出たりして
楽しく待って、いよいよテイクオフ!

カッパドキアは
下からの風景もいいけど、上からの風景もいいです。
無数の気球のなかに自分がいるんだなーと。

風にのって上下して、眠気寒気も吹っ飛ぶ至福の時間でした。

その後は、みんなで気球をつぶして
証明書をもらって、シャンパンを飲んで、これまた至福。

70-2

宿をチェックアウトして、
バスの時間(8:30)までは、一人で有名どころをひたすら歩くことに。

ここ数日、バスやらツアーやらでまともに歩いておらず、
食べてばっかりだったしね。

話を聞くと、推定20キロぐらいかなー、
ちょっと大丈夫かなーと思いつつ、
まあ、8:30までには戻れるだろうと、
楽観視して、ルートを同室の子に確認して出発。

70-3

まず最初の目的地は、ラクダ岩。
そのために、まず一本道を看板が出てくるまでひたすら歩けと。

このひたすらちょっと歩いた時点で少し心が折れる。

ここ1週間はがっつり一人ってことがなかったから、
一人モードになかなか切り替えられななかったのかも。

すると、車が一台停まって、

おじさんがラクダ岩まで乗せてくれたのでした。

「ラクダの前に、もう一つ名所があるんだ」と、
面倒そうだからスルーしようと思ってたローズバレーまで。

いい人だったー。鶴をさしあげました。


・・なぜか、ズボンのチャック空いてて丸見えだったけど。

70-4

次なる目的地は、3人娘の岩。
石がチョコンと乗っていて、まるでエリンギの様。

途中何度か道を聞きつつ遠くに見えて来たときはテンション急上昇。

普段はバスツアーの途中の行程にある場所で、
岩がある下に降りる人がまったくいないなか、

あえて下から登ったら、警備らしき軍人さんが手を差し出してくれました。

日本語上手だし。
お茶しないかって言われたけど、丁重にお断り。

軽いぜ。軍人。

歳を聞かれてつい5歳サバ読んじった。

70-5

私的な目的地は見終えたので
あとはひたすら宿へ向かうだけ。

時間はたっぷりあるから、安心だけども、
ちょっと暑いなーと思いつつ歩いていたら、

トラックが一台停まって、
おじさんが途中まで乗せてくれたのでした。

しかも英語が話せるスタッフに電話してくれて、
この後の道を説明するように頼んでくれたのでした。

父上が持たせてくれた、電子辞書のトルコ語で
お子さんが二人いることがわかったので風船犬を進呈。

いい人だったー。

70-6

そんなわけで、思わぬヒッチハイクで、
同室の子も驚くぐらいの早い到着。

夜に備えて、トルコリラを消費したり。
写真を整理したり今日の活動を振り返りつつゆったり過ごすのでありました。

70-7

昼間だし、もしもの時はデジカメで殴打して逃げよう!と思いつつの行動なのだけど。

ビジネス目的以外で優しくされるとホントに身にしみます。

どちらのおじさんも英語をあまり話せないなか力になってくれようとしてくれて。

痛恨はお二人の写真を撮り忘れたことだー。
向こうも仕事中だったし、私もいっぱいいっぱいだったしさー。

それ以外にも一人で歩いていると、ホント笑いかけられることが多くて、

カッパドキアは暖かい街だなー。
大好きだーと思ったのでした。

70-8

そして夜は、
ドキドキの国境越え。

旅先で知り合った人の情報だと
最近は普通に通過できているみたいなんだけど、どうなることやらほんとに。

あー、旅はじまって初の嫌な感じのドキドキだー。

70-9

食:宿の朝食(パン・紅茶・野菜・フルーツ)
  バナナ・ビスケット

69

2010-11-02 16:01:23 | トルコ/シリア
69-1

朝起きたら、

気球が沢山あがってました。

聞いてはいたけどコレはすごい。

やばい。見るだけでいいって思ってたけど。これは乗りたい。

69-2

宿の朝食は、パン・野菜・フルーツ盛りだくさん。
他にもヨーグルトやらデザートやら、
今までの旅でいっちばん豪華!

もちろんモリモリ食べてしまう。
昨晩レストランでお持ち帰りした分もモリモリ。

そしてさほど動いてない。
やばいなあ。

69-3

今日は1日バスツアー。
カッパドキアというのは、総称で、
見所はいろんな街に点在しているので、
このようなツアーで周るのが主流な様子。

絶景ポイントやら博物館やら、地下洞窟やら
スターウォーズのロケ地と言われているところやら、
ランチ付きで盛りだくさんで周りました。

岩山を掘って水をかけてかためて、

そもそもは宗教上の迫害を受けて逃げるために作ったとか

面白半分で作られたものではないのですね。

すごーい、かわいーでつい終わってしまうけれど。

69-4

その後はナギサちゃんと同室の男の子とディナー。
昨日のお店が美味しかったのでまた行ってしまいました。

明日次の国に発つのです。

入国できればね・・。

できなかったらイスタンブールにリターンかもー。

そんなの嫌だー。
絶対嫌だー。

トルコ最後の夜であること願ってビール飲みました(こじつけ)

69-5

その男の子が
母特製の梅干についてとっても嬉しいこと書いてくれてます。

お読みください。

69-6

食:宿の朝食・パン・フルーツ・紅茶・デザート
  ツアーの昼食・チキンのキャセロール・サラダ・スープ
  ピザ・魚・シチュー・ジャガイモの煮込み

うーん。食べすぎだー。明日はがしがし動くぞー。

68

2010-11-01 18:37:47 | トルコ/シリア
68-1

7時発のミニバス・バスを何度か乗り継いで

昼前にカッパドキア到着。

すんごくのどか。

ホントに家だ。
可愛い。

そして抜けるような青空。

これは楽しげなはじまりだ。

とは言え、薬飲んだけど腰が辛いので
ボチボチ様子みながら行動しまうす。

68-2

バスの中で、先日おじゃました日本人宿で
ちょっとお話した、カップルの方、

宿で、私がここ数日ビザのことについて調べていて
よく読んでいたブログの人

バスチケットショップで、
トルコを周遊している女性、

結構出会いがポンポンとあったなかで、

なんと、
最初パリ、次ローマの宿で一緒だった人
またしても3回目の再会。

メガネ外してたからすぐには気付かなくて、
ルートの話してたら、
なんか聞いたことあるーってなって、

「あれ・・?
 
 もしかして・・・
 
 ちょっと待って?
 
 ・・・あーー!!」って驚きでした。

こんなこともあるんだねー。

68-3

野菜を食べたくなって、野菜スープを作ろうと、
駅のインフォメーションに聞いてみると、

なんとカッパドキア、なかでも拠点とされるギョレメ。
スーパーマーケットがなくって、

八百屋さんも微妙な品揃えと鮮度だったんですが、
まあいい感じのスープが出来てごくごく。

つくづく定期的に野菜食べようと決意。

68-4

明日主要なところはツアーを申し込んだので
近場を散策。

ナギサちゃんと写真のとりあい。

二人旅はコレが気安くできてよいですね。

特にカッパドキアは撮る側との距離はなれるし。

68-5

そして、先ほどバスチケットショップでお話した女性が、
夜行で次の地で行くというので
それまでに是非・・と、夕食をご一緒。
トルコっていうか韓国な感じの料理で。

楽しかったー。そしてトルコ1美味しかったー。

そしてイスタンブールでナギサちゃんと同じ宿、
もっとさかのぼると留学先がニアミス。

世界は狭い。

旅をしていて、
あー、あの時話しかければよかったーとか、
連絡先聞いとけばよかたーとか
度々思ったものだけど、

今はそんな後悔はしないようにすんなり言えるようになりました。

その後具体的にどうつながるかはわからないけれど、
その時にその後のつながりを持っていたいという想いがあったことが
大事なのかなと。

68-6

今日の宿は、宿泊者全員4人日本人(男二人・女二人)
日本人宿でもないのに。

そして、皆世界一周。

すごい。こんなことはじめてー。

そんなわけでワイワイと盛り上がりました。

梅干あげたらやっぱり喜ばれたよ>母。

私はまだ、そんなには梅干恋しいとかないけど、
まああるから、却って食べないとかだけど、

食べる人のリアクションを見ると
大事にしなきゃなーって思ったり。

どこかで送ってもらおうかしらね。

今タッパ半分くらい。

その中の一人の発案で、
これからは一筆感想書いてもらうことを条件に梅干をあげたらと、
「梅干寄せ書き」をやることに。

イギリスでのナギサちゃんも入れて、
素敵なメッセージがきざまれることでしょう。

68-7

食:ビスケット・宿のフルーツ・紅茶
  野菜スープ
  ピザ・煮込み・ビビンバみたいなやつ。

67

2010-10-31 22:29:38 | トルコ/シリア
67-0

イスタンブール市街地にてテロが起こったそうで、
皆さんのメールで知りました。

その場所は宿とは離れているんだけど、
4日前に訪れていて
さっきも近くまで行ったんだけど、
ぜーんぜんわからなかったー。

まったくもって無事なのでご心配なくです。 

こーゆーことってあるんだねー。

それと、今日夜行バスで、カッパドキアへ行きマウス。

67-1

ゆっくりと朝食・準備をして
ナギサちゃん他とゆったり歩き回り。

橋の端から端まで釣り人がだーっているのです。
そして売ったりしているようです。

67-2

トルコスイーツを食べたり(初、甘いけど甘すぎない感じ)、
また漬物を食べたり、
そんな光景をみたからなのか
シーフードを食べました。
トルコ語表記でよくわからないながらも適当に注文したら、

恐らく、完全にメヒカリのから揚げでした。

思わぬところで福島を感じるの巻。

67-3

そして宿に戻ってメールチェックしたら、
皆様からの「大丈夫?」という連絡が。

はて何が?って思ったら、
宿から1時間弱ぐらいのところで自爆テロが。

いやー、ビックリさー。
皆様もっとビックリしただろうねー。
今まで、災害やら事故やらあった時に、
知人を心配したことはあったけど、
イスタンブール??って感じだもんねー。

地元というか私の周囲に関しては、
あまり認識もされておらず、
皆「マジで?近いじゃん」って感じでテレビ見てました。

そーゆー国にいるんですね。私。
まさしく、運だなって思います。
その場にいたかもしれないもの。

巻き込まれてしまった方のご冥福・ご回復をお祈りいたします。

67-4

今日は夜行でカッパドキアへ移動。
自力で行くとなると、
ターミナルまでのトラムと、バスチケット購入しなきゃなのだけど、
宿についていた代理店に聞いてみたら
宿までターミナルのフリーバスがあって、
全部込みでしかもちょっと安いのでありました。

これは聞いて良かったー。

そしてバスの到着時間を待っていたら、
なんと、今日、10月の最終日曜から、サマータイム終了で、
時間が1時間戻るのでありんした・・・。
進むんじゃなくて良かったよ・・。

67-5

イスタンブールがはからずも、
今のところ最長連泊となりました。
最も、内2日は部屋にこもってたけど。
こもる時間も私にはたまに必要だなーと思いました。
生活してて365日出かける人なんてそうそういないんだしね。

67-6

明日から本格的に
ナギサちゃんとの旅行がはじまるのでした。

この2ヶ月、複数で行動している人を見ていて、
大丈夫かなーと思っていたりしていますが、

ホント彼女の足を引っ張らないようにしていかなきゃです。

私にはナギサちゃんと一緒に行動するメリットはたーくさんだけど、
ナギサちゃんにも、ちょっとでもいて良かったって思ってもらえたらなーと。

そんなわけで、
ここをお読みになるかわかりませんが、
ナギサちゃんのご両親はじめ、関係者の方々、しばらくお世話になります。
彼女の旅の様子もうっすらと感じとっていただけたらと思います。

67-7

宿同室のアルゼンチン女性のタトゥー。
意味を聞かれたけど、
「希」ともう一つの字がわからず、
あなたちょっと適当に彫られたんじゃない?とは言えず、
多分中国の古い字体だからわからないけど、
もう一つは「ホープ」だよって教えてあげました。

なんでしょう?あの字。「福」?「臨」?

フォトにあるのでお暇な時にどうぞ。

67-8

食:宿の朝食・パン・野菜・紅茶
  トルコスイーツ。パイのシロップ漬
  漬物
  メヒカリ他魚の唐揚げ。
  頭と皮と骨を取り除いて食べていた人がいて
  もったいないー、全部食べれるのにーと思ったりしました。

66

2010-10-30 04:06:24 | トルコ/シリア
66-1

オランダ人女性と、朝食後お別れ。

まだ2ヶ月ですが、
まさしく人生山あり谷ありというか、

疲れたり、ちょっとナーバスにもなるけど、
素敵な出会いが待っていて・・の繰り返し。

あと10か月もそんな感じですすんで欲しいものです。

66-2

2日ぶりの晴天で、ようやくブルースカイのもとブルーモスクも撮れました。

今日の目的は、

・屋台の漬物を食べる

・トルコアイス(伸びるやつ)

そして、

穴が開いて1足しかなかった靴下ゲット。

観光地ではなく、トルコの人が普通に利用するような市街地・カドゥキュイへフェリー移動。

トルコは、だいたいの市内観光は、
バス・トラム・フェリー、1回の利用料金が2トルコリラ以内。120円以下で行けてしまうのです。

往々にして安っ!って思うけど、
中東・アジア・アフリカからトルコはいると「高っ」って思うんだってさー。

66-3

トルコの市街地は、ちょっと問屋風味な感じ。

そして、通りの表示が私が見つけられないだけだとは思うけど、
見当たらず、地図がイマイチ役に立たないのでありました。

そんななか、
人だかりが出来ている靴下屋で、
1トルコリラ、で2足ゲット。1足30円だからね。
路上の相場は大体1足1トルコリラ。

ナイキとかアディダスとか・・本物なんだろうか・・

66-4

そして、B級グルメまつり。

先日食べた、ムール貝のピラフも、観光地価格よりちょっと安くなってたり、

キュウリや、キャベツの漬物も堪能。
トルコの人は漬け汁もゴクゴク飲むそうで、
まじかよーと思いつつ、ゴクゴク。

しょっぱいけど、まあ飲めないことはないね。
お茶請けにいい感じ。

そして続けてトルコアイス。
結構な弾力です。しくみがわかりません。

66-5

トルコの図書館潜入!って思ってたのですが、
イマイチ場所がわからず、引き返しました。

イスタンブールは、
グランバザール・エジプシャンバザールってのが有名な観光地でもあり、
そりゃ、ランプやタイルはすこぶる魅力的で、
日本語で話しかけられて、
タダで豆くれたりとかラッキーなこともあるけどさ。

カドゥキュイ然り、地元の人がいくような買い物街で、
日本語で話しかけられない心地よさがあるのでした。

66-6

食:宿の朝食;パン・野菜・紅茶
  ムール貝のピラフ・ベイクドポテト・漬物・アイス・焼き栗。
  100%ジュース
チキンのケバブ・ピザ。

トルコって世界三大料理なんだってさ。
日本人曰く。
他は、中華・フランス。

よくわからないけど、美味しいのは間違いない。
体調不良でも食欲はあるんだよねー。

65

2010-10-29 16:56:49 | トルコ/シリア
65-0

イスタンブールは今日も悪天候。
昨日に引き続きデータ送信に明け暮れます。
今日中に終わるか?

同室の人たちには、完全なる引きこもりと思われていることでしょう。

明日はがっつり歩き回りたいなー。

体調はまあまあ。

65-1

同室のチェコの女の子に、プラハに行ったことを話すと、
プラハのどんなところが良かったか具体的に聞かれタジタジ、
1泊しかしてないしあんまり覚えてない・・とは言えず、
古すぎず新しすぎないところが・・と答えてみた。

ボキャブラリーもないし。こーゆーところが大変。

65-2

データ送信がてらネットサーフィン。

やっちゃった。

「第1回ガラスの仮面全国統一模試」

75点。テレビドラマ主演レベルだった。

まあ合格点だろう。

65-3

体調はまあぼちぼち。
天気も回復傾向。

やっぱりちょっと出かけようかしらー、
いや、明日がっつりのために英気を養おうーのハザマで揺れ動く。

元来、ぐだぐだ、ザ・インドア人間なのに、
割と、グダグダなりにテキパキと2ヶ月行動しちゃったもんだから、
何もしないとかボーっとすることに、
妙なソワソワ感が。

で、旅だからと言って、あれこれ無理せず、
自分のペースを守りつつ、時にはぐだぐだしつつ
やっていこうと改めて思ったのでした。

昨日、人生初めまいだったしさー。

なので今日はスーパーに行くぐらいの外出かなー。

65-4

明日がトルコの共和国記念日で、
今日も前夜祭な感じで、国民の休日。

花火がドカンドカン。

日本のようなヒュ~、ドカーンみたいな余韻なし。

65-5

そんなわけで部屋でまったりしていたら、

オランダ人女性(多分10~15くらいは年上)が、
「2ヶ月過ぎたし、ビザのことでずっと悩んでたから疲れたのよ」
とやさしい言葉をかけてくれて、

夕食と飲みに連れていってくれたのでした。
さすがに飲まなかったけど、

トルコならではの、座って、水タバコとかやってる
ムーディーな雰囲気。

わたくし、ほぼ初のナイトライフ体験。

彼女はオランダの小さな島に住んでいて、
ペンションを経営して、各地を旅するのが好きな様子。

今回は1週間一人旅。旦那さまは留守番だそうで。
とっても理解がある伴侶だなー。

そして、バッグギャモンをはじめてやりました。

ルールもままならず、何が着地なのかもわからずも、
丁寧に教えてくれて、
このゲーム面白いかもーという印象。

いつも明るくて朗らかで、

私のたどたどしい英語にも

「理解に時間がかかってるけど、旅するには充分よ」と言ってくれて、

なんだかとってもホッとして、
迷わず手ぬぐいを進呈したのでした。

オランダにまた行くことがあったら、行くぞー。
そして日本に来たら、案内するんだー。社交辞令でなく。

彼女は明日オランダに帰国。
最後ご一緒できてよかったー。

パワーもらいました。

65-6

ここ2ヶ月の写真のデータ送信終了。
賞味2日間。

写真20枚添付したメール1通あたり、かかる時間が5~10分。

一応、予備のSDにも落としてるけど、
ウェブ上でバックアップをとっておきたい、

大きな画像で父母に見てもらいたい、

でも、時間かかるしめんどくさいしってところの
イスタンブール長期滞在の悪天候で、

よっしゃーとはじめてみたものの、
現時点でのデータが2300枚ぐらいあってもう開始してすぐにげんなり。

とりあえず終わって良かった。
あとは溜まり次第こまめに送るぞー。

父母、詳細は兄に聞いてください。
改めて旅の振り返りにもなって良かったす。

65-7

食:宿の朝食(パン・野菜・紅茶)
  100%ジュース・チョコ
  ケバブ

明日は歩き回るよー。犬猫撮るよー。

64

2010-10-28 15:56:39 | トルコ/シリア
64-0

今日は1日歩き回りで
いざ、行かん!猫道と図書館へ!

・・って思ってたのに。

昨日の雨がずっと続いているー。
ちょっとひどくなっているー。

なので、引きこもって、ひたすら写真データを圧縮して
兄メールに送ることにしました。

あと2000枚以上あって、
メール1通につき、20枚ぐらいしか送れないという効率の悪さ。

今日1日でやりきるぞー。

それにしても、明日は晴れてほしいなー。

64-1

パソコンを立ち上げる際
ヤフーが最初に来るように設定しているんだけど、
今日のニュース。

「ビーズが耳につまり・・」

20年前に、ビービー弾耳に詰まらせて、
耳鼻科で絶叫したことを思い出しました。

こんな感じで、日本に触れてます。

ヒガシの結婚や、ガラスの仮面情報をメールで頂いたり、
動画をまったり眺めたり。

トルコは、フリーでネットし放題なので快適でやんす。

64-2

連泊の場合、
同室の人たちとの相性が結構大事ですね。

今回は、明るい、オランダ人女性と、チェコの女の子。
その中の一人は、プロのフォトグラファー

格好いいー。

結構みんな好き放題部屋を散らかしていて、
「まるで学生寮ね!」と大笑い。

きちんとしてないと嫌な人にとっては良い環境じゃないかもだけど
もちろん私は大丈夫。

64-3

ここ数日、次に行く国の、ビザ問題で大わらわ。

大使館や領事館に電話したら、
多分、在住の人のみ発行で、旅行者は門前払いってことを言っていたような。

それでも、国境でスムーズに取れて通過できていたはずなのに、
10日ぐらい前から、ビザ無しだと入国拒否が相次いでいる様子。

しかも日本人だけ。

何があったんだー。

スタッフ次第だったり、
賄賂渡したり、

100%行けないわけじゃないという曖昧さ。

なんか情報ないかなーと、
図々しくも、宿泊してないのに、
日本人宿(日本人が経営している宿)にお邪魔して話を聴いてたら、

拒否された人何人もみたーとか、
実際拒否されて引き返した人にお逢いしたりとか。

どうなることやら。

私は例によって、存在すら知らなかった国でもあるし、
2人なら拒否されたダメージも分かち合えて、
後々ネタになるかもよーと、いうことで、
代替案も考えつつ、ナギサちゃんに委ねることにしたのでした。

64-4

夕飯は、ナギサちゃんと宿の人たちと
トラム・フェリーを乗り継いで食べることに。

・・が、

トラムが結構ぎゅうぎゅうで、乗ってすぐに
酸欠になったのかな、
視界がぼやけて、動悸が激しくなって、ふらついて、脂汗。

別に満員電車はじめてでもないのに。
がっつり食べてるのに。

フェリー乗り場まで行ったのだけど、
ちょっと休んだ方がいいかもーと、皆と別れて
トボトボ引き返したのでした。

人生初めまい。

イスタンブールで。

夜風にあたったら、楽にはなったけど、
やっぱりちょっとだるいかもー、
ということで、宿にて安静モードなのでした。
明日移動予定じゃなくてよかったよ。
体調と天候と相談してゆるいスケジュール組みます。

64-5

食:宿の朝食パン・野菜・紅茶
  バナナ・チョコ・惣菜
  ヨーグルト・100%ジュース。

63

2010-10-27 14:46:36 | トルコ/シリア
63-0

駅のホームにバッグを置きっぱなしにして
取りに行こうと思ったら、
電車が発車しちゃってホームに置き去り・・・
バッグどうしよー。

・・って夢で目が覚めた。

いやー、焦ったー。

厳密に言うと、電車というよりは、売店が動き出すという
夢ならではの強引な展開だったんだけど

何かの自戒だと思って慎重に行動します。

63-1

あいにくの雨。

6時ごろに、巡礼の歌が聞こえてきました。
これかー。

1時間後ぐらいにブルーモスクへ。
昼間は鬼混みらしいので早めに行ってやろうと。

閑散としてて、
中はうすぼんやりなので、装飾はわかりずらかったけど、
贅沢な感じでした。
お祈りしている人も見れたしね。

土足で入ろうと思ったら、
もう一人の観光客にダメだよと止められる。

そしてなんだか説明してくれる。

その人はかつて新宿にいたんだってさ。

トルコ2日目にして、日本にいたことがある人3人目。

適当過ぎるぜ、トルコ。

その人は何をするでなく去って行ったのだけど。

63-2

絨毯を売りつけるとか、
日本に住んでたとか、
うっかり付いて行った私が言うのもなんですが、

なんというか、下心は500パーセントですが、悪気はさしてないような気がします。

私が関わった人がたまたましつこくなかっただけで、
睡眠薬飲ませて軟禁してってパターンもあるようなので
なんとも言えないけどさ。

「はるばる日本から遊びに来るお金ある人から、買ってもらって、何か問題でも?」

「売るために、安心してもらえるよう、日本に住んでたってことにして、何か問題でも?
 ウソも方便でしょうが?」

こんな印象。

それと、トルコではボロボロになったズボンを繕うことはあまりしないようで、
私が、何も考えずに、黒いズボンに白い糸で裾上げしてたのを
相当貧乏くさいと思われたのか、
こいつから金は取れないなと、あきらめた可能性もなきにしもあらず。

63-3

曇り空ながらちょっと海辺に行ってみようとちょい歩き。

目的は「バルック・エキメッキ」サバサンド。

・・が近辺まで行ったものの、
もう数十分後に、今後の旅の相方でもあるナギサちゃんと待ち合わせをしていて、

後日また来ようと、引き換えしたはいいんだけど、
ここで道に迷って、
なんとか10分遅れで合流。

イスタンブールを疾走したよ。

「ドウシター?」「アブナイヨー」って声かけられました。

63-4

今日は、新市街を散策。

トルコの国旗がなかったら、ヨーロッパの市街地とさほど変わらず。

そしてB級グルメ食べ歩き。

ムール貝のピラフ詰め「ミディエ・ドルマス」

ジャガイモにいろいろトッピングして食べる「クムピル」

そして、先ほど食べられなかった「サバサンド」

ナギサちゃんに、「食い意地張ってるから今後よろしくねー」とご挨拶。

彼女も食重視な子なようで良かったよー。
こーゆーフィーリングは大事だと思います。

そういえば、旅をしていて
男性は痩せる、女性は太るって聞いたようなー。

やばいな。

ともかく全部おいしいです。トルコ。

ヨーロッパでやたらと、トルコ料理屋やらケバブのファーストフードみたけど
何かがありますね。

63-5

で、カフェで雨宿りしつつも、
お天気がぐずついているので、

ナギサちゃん宿泊の宿で、今後のルートを打ち合わせ。
あーでもない、こーでもないと。

とにかくビザが面倒なのよ。
他の国はもっと大変で、
日本のパスポートは最強らしいのだけど。

63-6

その後パラパラな雨のなか宿に戻り、
同室のオランダ人女性とお話しつつ夜は更け行くのでした。
アドバイスにより明日の行動も何となく組み立て。

長期滞在はゆったりペースで体が楽。

その後の飛行機の予約変更も念頭におきつつ。

そういえば、
メルアド、なんで「マニ」なの?と聞かれ、
まず平仮名を説明して英語でたどたどしく説明。
ちゃんと伝わったのだろうか・・・

63-7

トルコといえば、ターキッシュディライトというお菓子があるのです。
ターキッシュディライトと言えば、
ナルニア国物語の、「ライオンと魔女」に出てきて、
悪い魔女から、美味しいそれをもらって、次男がすっかり魅せられるのですけれど、
どんなもんか知ってはいたけど、
実際、やっぱりありました。

あまり日本人受けしない感じ・・

訳者の人はその当時、あまりにも馴染みのないお菓子だから、
プリンって意訳したみたいなんだけど、非常にグッジョブだと思いました。

63-8

食:宿の朝食・パン・ゆで卵・野菜
  ムール貝ピラフ
  ベイクドポテト
  サバサンド
  ポテチ・100%ジュース・チョコ

62

2010-10-26 17:05:01 | トルコ/シリア
62-0

万が一、娘が世界一周の旅をしたいと言い出した時、
笑顔で送り出す、そんな父親になれるかしらね?

今の勢いだと一緒についていくね。

兄上、お誕生日おめでとうございます。

62-1

朝の3~4時頃起こされて、
パスポートチェック。
出入国の手続き。

国境沿いに免税店があって、結構皆さん買ってました。

62-2

スタッフの人に起こされて、
明るくなったイスタンブールと対面。
思ったより近代的。

結局8割がた寝てました。
宿代も込みって考えるといちばん安くあがったのかもね。
アイポッド充電しながら聞けたのが大きかったです。
(サブ電源はエネループ)
USB端子がはじめて役に立ちました。

62-3

バスターミナルから、街中に出るシャトルバスを乗り継ぎ、
何となく歩くこと1時間で宿到着。

ベッドに横になったら寝そうな勢いではありますが、
まだ昼なので出かけるぞー。
そしてお腹すいたー。

62-4

中東以降から、ビザ問題を考えつつすすまなければなのです。

トルコの日本大使館だか領事館に行って、レターをもらって
行く国の領事館に行ってビザをもらって・・・
と、2日がかりの作業。

その情報も、今はもらえないらしいとか、国境ならいけるとか錯綜気味。

しかも明後日としあさっては国民の休日で役所は休みっぽいので
とりあえず行ってみるかーと出かける。

すると、日本に住んでてつい最近帰ってきたというトルコ人男性。
あやしいなーと思いつつ、
昼間だし、逃げるし。と思いつつ、
バス停留所まで案内してもらう。
旦那さんを日本に置いて一人旅している人妻という設定で。

その途中、奇跡が起こりました。

イギリスの湖水地方でご一緒した、英語ペラペラの日本人女性と再会!

ビザの質問でメールのやりとりもしてて、
イスタンブールにいるのも知ってたのだけど、
彼女がいる宿に行ったらチェックアウトした後だって言うし、
今日逢うのは無理かもなーって思っていたのでした。

その男性そっちのけでしゃべってたので退散して行ったのでした。

62-5

ビザは領事館へ行かなくても、国境でいけるらしいとのことなので、
私も彼女達と合流させてもらってアヤソフィア見学。

キリスト教とイスラム教が同居したなんとも不思議な感じ。
マリアの手形にも一応指をつっこんでまわしてみました。
願い事がかなうとかなんとか。
順番つまってたんで何も願わなかったけど。

画像は、アヤソフィアを自由に往来する猫。
こっちの猫は人見知りしません。

62-6

で、お腹空いたねーってことで、
どうしようかと歩いていたら、

先ほどのトルコ人男性再び登場。
美味しいレストランはあるか聞いたら、
出前で僕の仕事場の屋上に良いテラスがあるからそこで食べようよと、

うわー、あやしーと思いつつ、
昼間だし、逃げるし、一人じゃないしってことで行ってみる。

すると、1階部分絨毯屋だし!

こーゆーセールスが多いそうですよ。トルコ。
やさしく近づいて、買わせる、みたいな。

なんでも、有名人御用達な絨毯屋だとかなんとか。

で、ご飯を食べて、
セールスの話になりかけたら、
「私達旅の途中だし!お金無いし!」と彼女がガンガンに言ってくれたので
あきらめたようで、さっさと解散となりました。

しつこくないひとでよかったー。
彼女がいてくれてよかったー。

そして自分の甘さに反省。

62-7

彼女とは、この後のコースが途中までほぼ同じということで
中東ご一緒することになりました♪

甘えないように、彼女のストレスにならないように精進しなきゃね。

62-8

トルコで一番体験したかった、ハマム!
いわゆるトルコ風呂体験。

アカスリ→洗体→サウナと盛りだくさんの至れり尽くせり。
日本では誤解される呼び名のそれは
もう、アカと疲れが溜まりに溜まってるカラダに
大層ききました。

今日はもうぐっすりだー。

62-9

今後の打ち合わせをちょっとして、
イスタンブールはゆったり過ごすことになりそう。

19か国目なんだねー。

1日に5回ほど宿の近所にあるブルーモスクの巡礼の時間があって、
マイクで、その合図をする、歌みたいなのが流れるんだけど、
なんか適当な演歌って感じで面白かったです。
朝も普通に流れるらしい。大音量。

62-10

食;ケバブ・ピザ・100%ジュース・チョコレート

夕飯も、彼女と同室の方と3人でガッツリと。
他の国でも、結構ケバブ食べたんだけど
本場は違うかもー。

複数だとこーゆーことが出来るんだよねー。