著:朝井リョウ
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。
光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。
瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、
理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。
だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作
・・・・・・・・・・・・・・・
図書館から借りて読了。
いわゆる一般的な就職活動をしない職業なので、
そんな共感するかしらー?何て思って読んだのだけど、
なんのなんの。
SNSでの本音って絶対盛るよね、でもそれもホントなんだよねという
ちなみに私はブログを長いことやっていますが、
昔はちょっと面白いこと書いちゃっている自分に酔っていた感が絶対あったわけで、
いや、今も読んでくださる親はじめ知人達に向けてって多少飽きない工夫を考えてはいますが
私なりに削ぎ落してきた形が今なのですが、
それでもホントのところは書いてない部分がありますからね。なーんつって。
そんなことを考えさせられた「何者」。
昨日の「恋の渦」同様、触れられたくない部分を刺してくる感じ。
これを23歳で書いたのかよ。
んでもって直木賞受賞て。
朝井リョウの著作を軒並み読み始めるブームがはじまりそうです。