不忍池の先住民★モモペリ&カワウ
アイアイのすむ森ができる前は彼らの不忍池でした。これからキツネザルとうまく同居できることを祈ります。
モモイロペリカン(White Pelican)
アフリカ、ヨーロッパ東部、南アジアなどに生息。大きなグループをつくって共同生活します。
英名だと「白ペリ」なのですね。見える色はお国によって違うのでしょうか?
(日本名「アオサギ」英名「Gray Heron」もそう思う…)
上野の不忍池に放し飼いされているモモペリ達は、2002年の2羽からスタートして個体数が増えた群れなんだそうです。
餌の時間になると、間近でこんな風景が見れますよ★
はんこと、更にデコっているマイカッター。
カワウ(Common Cormorant)
南アメリカを除く、ほぼ全世界に生息。関東では留鳥(いつもそこにいる)、東北以北では漂鳥(ひょうちょう:日本国内を季節ごとに移動する)
左のカワウは、「繁殖羽(婚姻色)」
右のカワウは通常色。
オスメス同色ということは、繁殖羽も同じなのでしょうか?
ちなみに、海に住むのは「ウミウ」で種の違いはあるものの、見た目はほとんど変わりません。
図鑑によると、見分け方は、
ウミウ…口の黄色い露出部分がとがっている。飛んでいる姿で、翼がやや後方にある。
カワウ…口の黄色い露出部分が丸い。飛んでいる姿で、翼は真ん中にある。
↑これをはんこで彫り分けるほど研究しないと!ウの世界はまた深いですな~
ところで、モモイロペリカンとカワウは、同じ「ペリカン目(モク)」に分類されています。
姿形が違うのになぜ?という答えは、実はトリ好きな私の持ってる本に書いてありました。
「鳥の雑学事典」山階鳥類研究所・著
以下、抜粋させていただきます。
<ペリカン目はどうして1つのグループなのか?>
現在ペリカン目とよばれているグル―プは、主に魚を食べる海鳥のグループですが、多様な生活を反映していくつかの科に分かれています。
カツオドリ科・ネッタイチョウ科・グンカンドリ科・ウ科・ペリカン科
この種に共通しているのは、どの科の鳥も、全蹼足(ぜんぼくそく)といって4本の足の指すべての間にみずかきがあることが根拠になっているのです。
同じ水鳥でも、ペンギンの仲間やアホウドリの仲間、そしてガンやカモの仲間は、前向きの3本の指の間にしかみずかきがありません。
近年、DNAを使った分類を調べて類縁を推定する方法が、分類学でも使われるようになりました。鳥ではアメリカ合衆国の研究者シブレイらがおこなったDNA交雑法による分類が有名ですが、彼らによれば、ペリカン目は1つの祖先から進化したものではなく、全蹼足はいわば他人の空似だというのです。この結果には賛否両論があり、伝統的な分類学者は、実験手法やデータの解釈の際の誤りがあると批判し、DNAによる分類がまだ発展途上である証拠と考えています。 (平丘 考)
不忍池では、カモ目、ペリカン目、同時に観察できますね!
どうして同じ種なのかなど考えながら眺める日があっても楽しい♪(私だけ?)
今の私があるのはヒノデワシさんとはんけしくんのおかげです。ありがとうございます
松野由起子今後の予定
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