オガサワラシジミ(はんこの大きさ3×5㎝)
読売新聞で「オガサワラシジミ繁殖失敗」という記事を見つけました。
オガサワラシジミと聞いて、貝のシジミを想像しながら記事を読むと、
それは、小笠原諸島の固有種のチョウであることがわかりました。
青い金属のような光沢を持つ、とても美しいチョウ。大きさは2cmほどということなので
ほぼ実物大で作ってみました。
とまっている花は、これも絶滅危惧種のオオバシマムラサキ。
紫のきれいな花を咲かせます。チョウとの大きさの比率はちょっと微妙ですが
オガサワラシジミはこのオオバシマムラサキの花芽と、コブガシの新芽のみを食草とするそうです。
はんこサイズ・3.5×2.5㎝
(以下・記事抜粋)
【後でに回る希少種保護】 貧弱な予算・生息地保全など急務
オガサワラシジミ
小笠原諸島(東京)の母島にしかいない。生息数は推定数百匹。
いつ絶滅してもおかしくないレベルにある。
その復活をかけた人工繁殖が失敗した最大の理由は、
対応の遅れの一語に尽きる。
★希少種の保護繁殖が叫ばれる中、国の予算は貧弱で、
対策は後手に回っている。
★保護のためには、生息地保全と、人工繁殖対象種の選別を
早急に行う必要がある。
天然記念物の指定は1969年。
80年代に入って外来種のトカゲ「グリーンアノール」による捕食で急減したが、
最も絶滅のおそれが高い「絶滅危惧Ⅰ類」にしていされたのは99年、
人工繁殖が始まったのは、政府が小笠原を世界自然保護遺産の登録候補地に
選んだ2年後の2005年だった。
今まで5年続いた人工繁殖は、東京都の予算で運営される多摩動物公園が、
他の昆虫類の含む飼育・繁殖予算の中で細々と続けてきた。
環境省の許可を得て捕獲された成虫や卵など約50個体は昨年秋までにすべて
死んでしまった。人工繁殖などの対策を盛り込んだ国の保護増殖事業計画は
今年3月にようやくできた。
「生き物が相手の人工繁殖は、種によって適切な手法が違う。
野生個体が十分に存在している段階で試行錯誤しなければ、
成功率は大きく下がる。」と東京農業大学の安藤元一教授が指摘する。
失敗の背景には、生息地の保全が遅々として進まない現状がある。
600万匹以上いるとされるグリーンアノールの根絶を目指し、環境省は
07年に駆除事業をはじめたが、今となっては焼け石に水。
それだけに、望みをつなぐ人工繁殖が失敗した意味は重い。
先行して人工繁殖に取り組む動物もいるので予算が回らないと説明しているが、
オガサワラシジミが飛びまわりながら繁殖できる大型温室を整備するといった
本格的対策に取り組まなければ手遅れになる可能性が高い。
★他にも人工繁殖を行っている生物
ライチョウ・トキ・アホウドリなど
★予算不足で対策が回らない「絶滅危惧Ⅰ類」と、
これに次いで危機的な「絶滅危惧Ⅱ類」に指定された生物は
3155種。
このうち、「種の保存法に」基づき、保護増殖事業計画が策定されたのは
47種に過ぎない。
「第2のトキ」を生み出すことはもはや許されない。
生態系の再生には手間と時間がかかる。絶滅のおそれが高い生き物たちの
生息域全体の保全を目指すと同時に、優先的に人工繁殖に取り組む種を
早急に洗い出す必要がある。
国民全体で、地道な努力を支えるべき時期にきている。
今の私があるのはヒノデワシさんとはんけしくんのおかげです。ありがとうございます
第3回 スタンプカーニバル
2009年10月17日(土)・18日(日)10:00〜17:00
今年はヒノデワシブースにてはんけしくんインストラクター展示します。企画盛りだくさん!お楽しみに♪
招待作家コーナーに作品を展示していただけることになりました。2点あります。ぜひ応募してください★
割引券つきポストカードをご希望の方は、左にある「メッセージを送る」に
必要枚数・お名前・ご住所をお送りください。
昔 オーストラリアでモルフォ蝶を見ました。
ものすごい碧で感動した事覚えています。
自然の色って不思議ですね。
オガサワラシジミ。さっそく図鑑見てみますね。
調べていくと、モルフォチョウの青とオガサワラシジミの青が似ているそうですよ。
日本にもこんなにきれいな蝶がいたことを、
絶滅のニュースで知るなんて
さみしいですね。
昆虫図鑑、私も今度頑張ってみてみます
どうも苦手で、、、、、(笑)